行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ハキダメノギク(掃溜菊)

2008-10-24 23:06:03 | Weblog
ハキダメノギク(掃溜菊)



キク科コゴメキク属の南米原産の雑草.
5月~12月と長い花期が記されているが,
9月末から11月ごろに道端,空き地,畑地の隅に咲いていることが多い.
日本で始めて見つかったのが,東京世田谷のゴミ捨て場であったところから
ハキダメノギクの名がつけられた.
命名者は植物学者として世界的に有名な牧野富太郎である.
しかし,ハキダメノギクは少しかわいそうである.

写真は落葉が始まった街路樹下に他の雑草に混じり咲いていた(上)ものと,
昭和記念公園のコスモス畑の片隅に咲いていた(下)ハキダメノギクである.
写真からみるその姿はもう少しまともな名がつけられても
よいと十分に思う程にきれいである.
特に1cmほどの白い小さな花弁がおもしろい.
「掃溜めに鶴」という言葉があるが,その意味から考えると,
掃溜菊は掃溜め,ゴミ捨て場に咲いているのにふさわしくないほどきれいである
という意味とも考えられないことはない.

かわいそうな植物の名といえば,
ヘクソカズラ,ベニバナボロギクなどの名を想い出す.

 秋の日や落ち葉間に間に白小花
コメント
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