イヌタデ(犬蓼)
写真は我が家の柿の木下に,密生していたイヌタデの花?
日本中に広く分布する一年草のいわゆる雑草.
やや湿った半日陰の道端,原野などに生育し,
アカマンマ,アカノママの別名がある.
子供の頃,この花を赤飯(赤のまま)に見立てて,
飯事遊びした覚えがある.
花弁のように見えるのは顎(がく)であり,花ではない.
花は存在しない.
似たものにオオイヌタデがある.
オオイヌタデが穂の垂れるのに対し,
イヌダテはオオイヌタデより小型で,穂が直立している.
「蓼食う虫も好きずき」ということわざの蓼は
ホンタデ(ヤナギタデ)を指す.
ホンタデの葉はかなり辛みがあり,鮎の塩焼きなどで蓼酢,
刺身のツマなど,香辛料として利用される.
その辛い草でも食べる虫がいる.
それも一日中食べているのを見て,「蓼食う虫も好きずき」,
人によって好みはいろいろであるという意味に使われる.
イヌタデは辛みがなく,香辛料としては使えない.
役に立たないので,イヌタデの名が付けられた.
しかし,赤のままとして子供に夢をつくってきた.
花の咲く前の葉は和えもの,炒めもの,煮ものとして食べられる.
役に立たないことはないようである.
いつの間に 柿の木下は 赤のまま
写真は我が家の柿の木下に,密生していたイヌタデの花?
日本中に広く分布する一年草のいわゆる雑草.
やや湿った半日陰の道端,原野などに生育し,
アカマンマ,アカノママの別名がある.
子供の頃,この花を赤飯(赤のまま)に見立てて,
飯事遊びした覚えがある.
花弁のように見えるのは顎(がく)であり,花ではない.
花は存在しない.
似たものにオオイヌタデがある.
オオイヌタデが穂の垂れるのに対し,
イヌダテはオオイヌタデより小型で,穂が直立している.
「蓼食う虫も好きずき」ということわざの蓼は
ホンタデ(ヤナギタデ)を指す.
ホンタデの葉はかなり辛みがあり,鮎の塩焼きなどで蓼酢,
刺身のツマなど,香辛料として利用される.
その辛い草でも食べる虫がいる.
それも一日中食べているのを見て,「蓼食う虫も好きずき」,
人によって好みはいろいろであるという意味に使われる.
イヌタデは辛みがなく,香辛料としては使えない.
役に立たないので,イヌタデの名が付けられた.
しかし,赤のままとして子供に夢をつくってきた.
花の咲く前の葉は和えもの,炒めもの,煮ものとして食べられる.
役に立たないことはないようである.
いつの間に 柿の木下は 赤のまま