地元の小さな谷戸地、
2,3年前まであった水田や畑が放棄され、
道も雑草に覆われ、すっかり荒れ地に化しています。
それでも、湿地にツリフネソウが今年も咲きました(9/23)。
朝方に降った雨も止んだので、
そろそろ咲いているころと、
ツリフネソウが自生している谷戸に足を向けて見ました(9/23)。
咲いていました。
湿地の草原にたくさんの赤紫色、
予想どおりにツリフネソウが開いていました。
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年生草本です。
花期は山地では8~9月、低地では9月~10月と記されています。
茎の先端部に花序を伸ばし、赤紫色の横長の花をつけます。
花は長さ3〜4cmで花弁は5個ありますが、
2個が合着しているので3弁に見えます。
そして、萼片は3個、萼片も赤紫色なので花弁が6枚あるように見えます。
少し面倒くさい構造の花です。
萼片の下の1個が大きく袋状になり、先端がクルリと丸まった渦巻状の距になっています。
花横の蕾にできていた水玉にピントを合わせて見ると、
渦巻状の距が水玉の中に閉じ込められるように写っています。
距の先端が渦巻き状に巻くのが本種の特徴、この距の部分に蜜を矯めるためます。
花弁は下の2個が大きく、鮮やかな黄色の斑、紅色の斑点があります。
この斑や斑点でハナバチなどの昆虫を呼び寄せて距の部分に誘導します。
その際、上花弁からぶら下がるように付いている雄しべに触れます。
雄しべは白色で5個、咲きはじめの雄性期には
合着して雌しべを包み込んでいます。
その咲きはじめの花に早くも蜘蛛の糸が見られます。
そして、その糸の先には成体になって間もないジョロウグモ♀がいました。
ホシホウジャクが吸蜜に来てました。
飛翔しながら花蜜に口吻を伸ばすのが得意技のホシホウジャクです。
しかし、ツリフネソウの蜜は花の奥のクルリと巻いた距の中、
飛翔しながら、吸蜜するのは遠くて無理です。
そこで、花弁に脚を置き、頭を突っ込み、長い口吻を伸ばします。
その時、ちょうど頭が雄しべの葯に接します。
ホシホウジャクも受粉を助ける役割を担っているようです。
ホシホウジャクが脚を置くせいでしょうか、
早くも花弁が傷んでいる花がいくつか見られました。
そして、この花、上部の花弁にワカバグモでしょうか、
緑色の蜘蛛が獲物が来るのを待ち受けていました。
2,3年前まであった水田や畑が放棄され、
道も雑草に覆われ、すっかり荒れ地に化しています。
それでも、湿地にツリフネソウが今年も咲きました(9/23)。
朝方に降った雨も止んだので、
そろそろ咲いているころと、
ツリフネソウが自生している谷戸に足を向けて見ました(9/23)。
咲いていました。
湿地の草原にたくさんの赤紫色、
予想どおりにツリフネソウが開いていました。
ツリフネソウ(釣船草、吊舟草)
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年生草本です。
花期は山地では8~9月、低地では9月~10月と記されています。
茎の先端部に花序を伸ばし、赤紫色の横長の花をつけます。
花は長さ3〜4cmで花弁は5個ありますが、
2個が合着しているので3弁に見えます。
そして、萼片は3個、萼片も赤紫色なので花弁が6枚あるように見えます。
少し面倒くさい構造の花です。
萼片の下の1個が大きく袋状になり、先端がクルリと丸まった渦巻状の距になっています。
花横の蕾にできていた水玉にピントを合わせて見ると、
渦巻状の距が水玉の中に閉じ込められるように写っています。
距の先端が渦巻き状に巻くのが本種の特徴、この距の部分に蜜を矯めるためます。
花弁は下の2個が大きく、鮮やかな黄色の斑、紅色の斑点があります。
この斑や斑点でハナバチなどの昆虫を呼び寄せて距の部分に誘導します。
その際、上花弁からぶら下がるように付いている雄しべに触れます。
雄しべは白色で5個、咲きはじめの雄性期には
合着して雌しべを包み込んでいます。
その咲きはじめの花に早くも蜘蛛の糸が見られます。
そして、その糸の先には成体になって間もないジョロウグモ♀がいました。
ホシホウジャクが吸蜜に来てました。
飛翔しながら花蜜に口吻を伸ばすのが得意技のホシホウジャクです。
しかし、ツリフネソウの蜜は花の奥のクルリと巻いた距の中、
飛翔しながら、吸蜜するのは遠くて無理です。
そこで、花弁に脚を置き、頭を突っ込み、長い口吻を伸ばします。
その時、ちょうど頭が雄しべの葯に接します。
ホシホウジャクも受粉を助ける役割を担っているようです。
ホシホウジャクが脚を置くせいでしょうか、
早くも花弁が傷んでいる花がいくつか見られました。
そして、この花、上部の花弁にワカバグモでしょうか、
緑色の蜘蛛が獲物が来るのを待ち受けていました。