行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

メナモミとコメナモミそしてオナモミ

2023-12-26 20:00:08 | 花,植物
10月中旬の公園の散歩道に、
メナモミ、コメナモミ、アメリカセンダングサと
よく似た花を撮りました。


10月11日、
メナモミ(雌ナモミ)が咲いていました。
キク科メナモミ属の一年草です。


花期は9~10月、
枝分かれした茎の上部についた円錐花序に多数の頭花をつけます。
頭花は黄色、周辺に3裂した舌状花、中央に5裂した筒状花がつきます。
総苞片は5個あり、それぞれにたくさんの腺がよく目立っています。


こちらはコメナモミ。
頭花はメナモミとほぼ同じように見えますが、
茎の軟毛がメナモミに比べるとかなり少なく、葉の形も多少違います。


オナモミ(巻耳)、
キク科オナモミ属の1年草です。
メナモミとは属が異なり、雌雄の関係ではありません。
もう花は終わり、多数のイガイガのある果実ができていました。
子供の頃、この果実をセーターにくっつけて遊んでいたことを思い出します。


オナモミは雌雄異花の植物、
夏の終わりから秋初め、枝先に円錐花序を出し、
黄緑色から黄色の頭状花を咲かせます。
雄花は球状で枝の先の方につき、雌花のほうは下の方につきます。


里の小川の中にアメリカセンダングサが花をつけていました。
キク科センダングサ属の1年草。
湿り気のある荒れ地などに見られる北アメリカ原産の帰化植物、
日本には大正時代に入ってきたようです。


花期は秋、長い総苞片をもつ黄色の頭花をつけます。
頭花は筒状花が目立ち、メナモミにどこか似ています。
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