行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

金木犀,銀木犀

2008-10-20 21:05:23 | Weblog
満開の金木犀

 キンモクセイの花
 
 銀木犀

毎年10月にはいると,どこからか金木犀の香りが漂ってくる.
ああ秋だなぁ,いい匂いだなぁと思っているうちに,
いつのまにか月日が過ぎ,金木犀の存在を忘れている.
今年も例年のように金木犀の香りが終わり,10月が過ぎていく.

写真は昭和記念公園での10月11日,まさに満開の金木犀の花と,
昨日近所に咲いていた銀木犀の花.
金木犀は,丸い切り込みの木全体が日の光に金色に輝き,
見事である.また,アップに撮った花も金色に見える.
銀木犀は,白い花と厚みのある葉に気品を感じる.
普通に木犀というと銀木犀を指すそうである.

 十月の思いはいつも金木犀
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秋の休日

2008-10-19 19:33:40 | Weblog
すすき

  

昨日に続き,一週間前の昭和記念公園での写真.
ゆっくりと流れる秋の休日,
親子,恋人同士のボート遊びが楽しそうである.
天気もよく,日差しも柔らかい.
また,おりからのコスモス祭りで4百万本といわれるコスモスの花,
満開に咲いた金木犀の花とその香り,
ススキやセイタカアワダチソウの野の花,
うっすら黄色くなりかけたイチョウの木,
銀杏の匂いなど秋満載のよい1日であった.

 秋の池水やはらかく夕日かな
 すすき揺れ浅瀬に遊び鯉の群れ
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コスモスの丘

2008-10-18 23:23:44 | Weblog
コスモス畑

 白のコスモス

 あけぼの


今日は神戸で結婚式があり,ちょっと前に帰宅.
新郎は30も後半,花嫁は14才年下と少しうらやましいカップル.
花嫁は白とピンクのドレスで登場,コスモスのように可憐であった.

写真は先週の土曜日,昭和記念公園でのもの.
開園25周年を迎えた同園,今年は25周年記念イベントとして,
例年より規模を拡大した「コスモス祭り」の実施中であった.
案内によると,なんと41品種411万本のコスモスが植えられているそうである.

昔からよく見ているコスモスだけではなく,
いろいろな種類の花が開発されているのだなとあらためて感心した.
黄色のレモンブライト,チョコレートコスモス,八重咲きのコスモスなどは
時間と時期の関係で見ることができなかったが,
大輪の白花,紅の花びらに白くぼかしのある
「あけぼの」などがとてもきれいであった.

釣瓶落としの秋の夕暮れ,天候の悪化がかさなり,
夕刻に,にわかに暗くなったが,コスモス畑にはうっすらと明るさが残っていた.

 コスモスの丘暮れてなお花灯り
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セイタカアワダチソウ(背高泡立ち草)

2008-10-16 11:14:42 | Weblog



昭和40年から50年代には全国で大繁殖し,
電車で通る河原の空き地などはこの季節になると,
どこもこの花で真っ黄色に染まり,一種の脅威を覚えた.

同属のアワダチソウ(別名アキノキリンソウ)より,背か高いところから,
セイタカアワダチソウと命名されている.
北アメリカ原産の帰化植物で,キク科アキノキリンソウ属の多年草.
日本には第2次世界大戦前に園芸用として導入された.
戦後急激に増え,40年代には日本全国で前述のような状況で,
日本在来のススキなどが生存競争に負け,なくなるのではとの心配もされた.
しかし,60年代から平成の頃になるとその繁殖の勢いもなくなり,
以前は2mを超える背高ものもたくさんあったが,
それも低いものが多くなってきた.

この植物の根からは他の植物の発芽を抑制する物質が放出され,
一時的に他の植物を駆逐するが,
その物質の濃度が土に高くなると自らの発芽も抑制される.
その結果,一時のような繁殖力がなくなってきたといわれている.
また,あまりにも増えたときには憎たらしかったのか,
秋の花粉アレルギーの原因物質とされたが,それは濡れ衣であった.
セイタカアワダチソウは養蜂にも利用される虫媒花,
風媒花ではないので花粉アレルギーの原因物質にはならない.

写真上は昭和記念公園にあった背が高いセイタカアワダチソウの群生(15本程度).
写真下は多摩市小栗川の水辺すぐ近くに
一本ぽつりと咲いていた背の低いセイタカアワダチソウ.
あまり増えなければ園芸用として復活させてもよいと思える程きれいである.

秋の夕日を背中に浴び歩いていた.
目の前に現れた我が影は背が高く,足がとても長かった.
感激してしまった.

 秋の日や 八頭身の 己が影
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豹紋(ヒョウモン)蝶2種とアカタテハ

2008-10-15 21:34:09 | Weblog
ツマグロヒョウモン♂

 ミドリヒョウモン♀

 アカタテハ

オオムラサキなどと同じタテハ蝶の仲間で,
趐が豹柄模様に見えるので,豹紋(ヒョウモン)蝶である.
ヒョウモン蝶の種類はたくさんあるが,
写真は,この秋,身近に現われた蝶,よく見られる種類である.

写真(上)はツマグロヒョウモンのオス,オレンジ色のコスモスにいた.
ツマグロヒョウモンはもともと南方系の蝶,温暖化の影響があるのか,
現在では本州以南の日本各地の野原,公園などに認められる.
4月ごろから発生し,年4~5回も発生する.
その点は珍しい存在といえる.
特に秋になると多く見かける.
後趐の縁が黒いのでツマグロである.
メスは前趐の半分近くが黒と白の模様であり,
オスとメスではだいぶ色模様が違う.

写真中はミドリヒョウモンのメスで暗色型といわれるもの.
ノニラの花にとまっていた.
趐の付け根の裏側部分が緑色を帯びているのでミドリヒョウモン.
趐の表側は他のヒョウモン蝶と同じく,オレンジの地に黒班が並ぶ.
メスの一部に趐色が全体に黒っぽい黄緑色になるものがいる.
写真はまさしくそれである.
7月ごろから見られる.写真の個体は趐が傷んでおり,
長らく生きてきたことが想像される.

写真下はヒョウモン蝶ではないが,同じくタテハ蝶の仲間の
アカタテハ,マリーゴールドの花にとまっていた.
これもよく見る蝶であり,花だけではなく,
樹液,腐食物などにもよくとまっている.
成蝶で越冬するようであり,春先にすでに趐の傷んでいるものがいる.

 石に影小さく大きく秋の蝶   
 秋の蝶影を残してふわりふわ
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小栴檀草と白の小栴檀草

2008-10-14 21:07:33 | Weblog
コセンダングサ(小栴檀草)

 シロノコセンダングサ

葉の形が樹木の栴檀の葉に似ているのでセンダングサ,
そのセンダングサより少し小さいのでコセンダングサである.
センダングサの仲間には他にアメリカセンダングサがあるが,
最も多く認められるのがコセンダングサのようであり,
写真はコセンダングサと思われる.

多摩市の河原で10月2日撮影であり,
荒れ地,河原などに群生して咲いているという情報にも当てはまる.
高さ0.5m~1mになる1年草本.
枝先の上部に黄色の7~8mmの頭花,筒状花を付ける.

普通は筒状花のみで花びらがないが,
時々,周辺に白花の舌状花をつけているものがある.
これはシロノコセンダングサと呼ばれる.(写真下)
たまたま同じ場所で見つけた.
葉などは同じであるが別の花と思われるほど風情が違う.
種は針状にとがり,知らないうちにズボンなどにくっついている.
家に帰り,取り除くのに苦労した覚えがある.

秋も更け,帰りの夜道,草藪のいたるところから虫の音が聞こえる.
それも様々な音色の虫が鳴いている.
知らず知らずに,静寂の世界に引き込まれていく気がする.

 山の宿ただ一面の虫の声

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満月,十三夜

2008-10-13 22:07:19 | Weblog
1月おくれの十五夜(10月13日)

今夜は,とてもきれいな月が中天高く輝いています.
まん丸の満月です.
一月前の満月,中秋の名月はあいにく,よく見られませんでした.

おとといは後の月といわれる十三夜の名月でしたが,
夕方から雲が厚くなり,見られませんでした.
俳句は名月のほうが雰囲気があります.
おとといを仮想してみました.

 見上げれば中天高く満の月   見上げれば松の上なる十三夜
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秋のハナミズキ

2008-10-12 22:27:07 | Weblog
秋のハナミズキ

 ハナミズキの実

一連のハナミズキが紅葉していました.
そして赤い実を,たくさんつけていました.
(10月5日,墓参りの霊園にて)

 いちはやく葉も実も紅きミズキなり
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秋の蝶

2008-10-11 23:14:04 | Weblog
萩と黄蝶


ランタナとイチモンジセセリ

秋も深まり,気温もだいぶ低くなってきました.
蝶も動きが鈍く,じっと花に止まっています.
花と蝶が同化したかのように思えます.

紫の萩の花にとまる黄蝶,
黄色とピンクのランタナにとまるイチモンジセセリ蝶です.

 好きな花 余命静かに 秋の蝶
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秋の野罌粟(アキノノゲシ)

2008-10-10 22:16:39 | Weblog
 アキノノゲシ

キク科アキノノゲシ属の一年草.
東南アジア原産で古くから日本に渡来している.
日当たりのよい荒れ地や野原などに生え,背丈が1~2mになる.
花は8~12月,秋に咲き,淡い黄色の舌状花である.
春に咲くノゲシに花が似ており,
秋に咲くところからアキノノゲシと名付けられた.

ノゲシのようにとげがなく,毒々しさも感じない.
花色もノゲシに比べかなり淡く,上品さを感じさせる.
蕾と全体の風情もやさしさがあり好ましい.
少し大きくなり過ぎるのが難であるが,
そこを改良すれば園芸用としても鑑賞に十分耐える.
花の大きさは2~3cmぐらいである.
写真は9月2日,多摩市の河原での撮影.

 秋に立つ野罌粟の花の優しきや


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