行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

草木の果実、種実

2020-11-16 20:00:56 | 花,植物
11月初旬の散歩道に写した草木の果実たちを並べて見ました。


レンプクソウ科ガマズミ。
山野に自生していますが、
古くから庭木、公園木としても利用されています。


シソ科ヤブムラサキ。
少し盛りが過ぎていましたが紫色の果実がたくさん付いていました。
毛がびっしりと生えたガクが残り、
同属のムラサキシキブに比べて毛深い実に見えます。


ミツバウツギ科ゴンズイ。
この時期になると、真っ赤な袋果が裂け、
露出した真っ黒な種実がいまにも落下しそうになります。


シソ科クサギ。
赤色星形のガクの真ん中に青色球形の果実、
この果実も色鮮やかな組み合わせです。


メギ科ナンテン。
球形の赤い果実が房状につき、
正月の飾り物にもよく使われるナンテンです。


スイカズラ科ソクズ。
別名クサニワトコ、その名のとおり草、多年草です。
果実は直径4ミリほどの球果で、初めは緑色、次第に赤く熟します。


タデ科イシミカワ。
つる性の一年生草本、
果実は熟すと美しい青色。
この青色の果実に見えるのは実際は厚みを増し、多肉化した萼で、
それに包まれて、中に黒色の固い痩果があるとのことです。
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(カントウ)ヨメナとノコンギク

2020-11-15 20:00:37 | 花,植物
11月の初旬の山野に写した野菊、
野菊はどれもよく似ていて、あまり自信がありませんが、
カントウヨメナ、ノコンギクを仕分けして見ました。


カントウヨメナ。
キク科ヨメナ属の多年草、中部地方以東に見られるヨメナ。
田の畦や川べりなどによく見られます。


筒状花と舌状花の絵に描いたような菊の形、
野菊と言えばヨメナ、野菊の代表選手と言えるようです。


秋に茎の先端から花茎を伸ばし、
その先端に一つ二つの薄紫か白色の花をつけます。


白花のカントウヨメナと判断しました。


茎先の花数からするとこれもカントウヨメナに思えますが、
舌状花は細めノコンギクにも思えます。
変異も多く、目視だけで判断するのが難しい野菊です。


河川の土手に他の雑草に混ざって咲いていた野菊、
一茎の花数が多く、ノコンギクと思われます。


キク科シオン属ノコンギク。
日本各地の低地から高原までの草原によく見られる多年草、
このノコンギクも代表的な野菊と言えます。


花数からこれもノコンギクとしました。
シロヨメナと呼ばれる野菊もあり、
ひょっとするとそちらかなとも思えますが、
いずれにしても秋の野を飾る野菊に変わりありません。
ノコンギク、種内変異が大きく、
見かけのかなり異なるものも存在するようです。


コンギク。
ノコンギクの自生品種のなかから選ばれた
古くから観賞用に栽培されている多年草、
舌状花は青紫色〜紅紫色と鮮やかです。
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紅葉の街路樹

2020-11-13 20:00:31 | 花,植物
コロナの感染拡大が続き、体調ももう一つ、
GOtoトラベルに申し込む気にもなれません。
自宅近くの散歩で街路樹の紅葉を楽しんで見ました。


11月5日、秋の雲と青空が見られた日、
バス通りのケヤキが色づき始めていました。


11月8日、同じバス通り、
横断歩道を渡りながら、ケヤキの紅葉を。
紅葉、黄葉が少し、進んでいるように思えます。


歩道橋の上から、
風見鶏のある円形の建物とケヤキ紅葉。


公園の山道から、
プラタナスの街路樹のある坂道(11/8)。


まだ青い葉も混ざるモミジバフウの紅葉。
色とりどりできれいです。


尾根幹線のモミジバフウ、
どの木も真っ赤になっていました(11/12)。


歩道橋の上から、
望遠レンズで遠景にピントを合わせて、
モミジバフウの紅葉を。

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メジロとキセキレイ

2020-11-12 20:00:38 | 
我が家の柿の木、
今年もたくさん実をつけました。
11月になり、その残り実に毎日メジロがやってきます。
そして、近くの小河川にキセキレイの姿もありました(11/2)。


数羽の家族でやってきたメジロ、
それぞれ啄む実が決まっているのでしょうか、
少し離れて残されている残柿をそれぞれ懸命に啄んでいます。


さっそく望遠レンズを取り出し
家の中からガラス越しに、
撮りやすい場所にきたメジロと柿の実をねらって見ました(11/2)。


葉もすっかり落ち、
収穫され、残りが少なくなった柿の実。
秋も終わりに近づいてきました。


柿の実を啄むメジロ、
舌らしきものが見えます。
子供の頃、「舌切り雀」の童話を聞いた時には
本当にスズメに舌があるのか疑問に思いましたが、
どの鳥にも舌があるようです。


同日、近くの小河川、
カツラの紅い落葉の上にキセキレイを写しました。


キセキレイ、
秋になると冬毛となり、山から都市部にもどってきます。
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リュウノウギクが咲いていました。

2020-11-10 20:00:57 | 花,植物
稲城の南山、
住宅開発が急ピッチで進んでいます。
リュウノウギクの自生場所がなくなると心配しましたが、
株数は少なくはなっているものの、
今年もリュウノウギクが咲いていました(10/31)。


リュウノウギク(竜脳菊)。
キク科キク属の多年草でいわゆる野菊の1つです。
茎がひょろひょろで頼りなさげに、
菊によく似た白い舌状花を秋遅く咲かせます。


山地や丘陵に生え、
特に林縁部の日向に自生します。
自然な地形では崖地、道路脇の切り通しなどに出現し、
ヨメナやノコンギクのように開けた場所には現れません。
絶滅危惧が心配されるほど珍しいものではないようですが、
自生地の限られた野菊になります。


マクロレンズに換えて、
そのリュウノウギクの咲きたての花を大写しにして見ました。


花びらは完全に開くと白色ですが
蕾や開きはじめの花はピンク色をしています。


その南山の開発現場、
いろいろな働く車がいそがしく動いていました。
その奥にはよみうりランドのゴンドラ、
さらに奥には都心の高層ビル群が写っていました。
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10月31日の満月

2020-11-09 20:00:57 | 風景
10月31日は今月2度目の満月(ブルームーン)でした。


10月31日、18時前、
きれいな満月が出ていると近所から子供の声、
外に出て見ると仮装した子供が数人、楽しそうに騒いでいました。
この日は土曜日でハローウィン、
満月のハローウィンは46年ぶりとのことだそうです。


さっそく、望遠レンズを持ちだし、
まだ低い位置、大きく見える満月を。
月だけを写すのなら、感度を上げなくても、手持ちで十分に撮れます。


その後、ミラーレスカメラをバックに入れて、
夕刻の散歩へ。
途中、歩道橋の上から少し高くなった満月と
都心の灯かりをねらって見ました。
よく見ると東京タワーらしき赤い照明が写っています。


公園の体育館の上の満月。
2階の窓灯かりを利用して見ました。


公園の樹木の上の満月。
手振れ補正と高感度耐性があるので手持でもどうにか撮れます。


公園の陸上競技場の外周を2kmほどのウォーキングしての帰り道、
再び歩道橋の上から下を走る道路と車の灯かりを写して見ました。

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晩秋のミヤマアカネ

2020-11-08 20:00:15 | 昆虫
10月末の府中郷土の森公園にて。


10月25日、近くまで来たので、
府中郷土の森公園に入って見ました。
ここには江戸から昭和初期までに府中にあった
古い建築物が復元、保存されています。
そのうちの一つ、手前が明治初年、府中で最初の郵便取扱所、
奥が旧府中町役場、大正時代の建築物だそうです。


園内に飾られていた盆栽。
季節外れのツツジ、しかも3色が同じ樹に咲いていました。
おもしろいので、古い建築物とケヤキの黄葉を背景に入れて写して見ました。


園内の水場の石にミヤマアカネ♂がとまっていました。
考えてみれば、ミヤマアカネ、今年初撮りです。


翅に茶色~褐色の帯を持つアカネ属のアカトンボ、
成熟した雄は翅まで赤色となり、
日本で最も美しいアカトンボとも言われています。
また、世界中で翅に茶色~褐色の帯を持つアカトンボはミヤマアカネのみ、
見間違うことのないアカトンボです。


間もなく11月、
もう成熟というより老熟、
ちょっと飛んでは、日当たりのよい暖かい場所を選んではとまります。


同じ場所にマユタテアカネの雄も見つけました。
こちらも日当たりにじっととまっていました。
日射しにもすっかり晩秋を感じます。


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晩秋、キク科の黄色花

2020-11-07 20:00:34 | 花,植物
10月末の山野に写したキク科の黄色の花を並べて見ました。


長池公園の里山地帯の湿地にてオオニガナ(大苦菜)、
キク科フクオウソウ属の多年草、
数は多くなく、一時は絶滅危惧種に指定されていました。


花期は9-11月。
湿地を好み、円錐花序に10-20数個の花をつけます。
花はニガナやオオジシバリに似ていて、
それらより大型、下向きに咲くのが特徴です。


ヤクシソウ(薬師草)、
キク科オニタビラコ属の越年草、
10月下旬、多摩丘陵でもあちらこちらで花が咲き出します。


高さが1m以上になる個体もあり、
枝の上部に直径1.5 cmほどの黄色い花を固まって咲かせます。


ツワブキ。
キク科ツワブキ属に属する常緑多年草、
海岸近くの岩場などに自生していますが、
観賞用に庭園や公園などによく植えられています。


アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
キク科アキノキリンソウ属、
日当たりの良い山地や丘陵地に生える多年草です。
昔は多摩丘陵でも多く見られたそうですが,
近年はかなり少なくなっています。
自宅近くの山道に小さな個体を一草見つけました。


メナモミ。
山野の道端や荒地、畑、草地に生え、
草丈は60~120cmになるキク科メナモミ属の一年草です。
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ムラサキシジミ、ムラサキツバメそしてノブドウの果実

2020-11-06 20:00:04 | 花と虫
10月下旬の好天日、
林縁の草藪でムラサキシジミ、ムラサキツバメが翅を広げ、
そして、ノブドウの実実が美しい青色、紫色になっていました。


10月も下旬、
寒さを覚える日もあり、
蝶やトンボもめっきり少なくなってきました。
そんなある日、公園の林縁の草藪にムラサキシジミが翅を広げていました。


ムラサキシジミ、
雌雄とも翅表は褐色の地に美しい青紫色の斑を持ちます。
雄の方が青紫色の斑が少し大きく、
上写真は雄です。


同じ草藪にムラサキツバメを見つけました。
ムラサキシジミとは近縁種であり、
本種がわずかに大型で、
後翅に尾状突起があることがで簡単に区別できます。


もともとは温暖系の蝶であるムラサキツバメ、
1990年代まで近畿地方以西の分布でしたが、
近年では分布をより寒冷な地方へと広げています。
写真の個体は翅表がほぼ全体が深い紫色、雄の個体です。


草藪に美しい青色と紫色の実のノブドウを見つけました。
ここまで鮮やかになったノブドウははじめてです。
ブドウ科ブドウ属のつる性落葉低木、
藪に多く見られ、都市でも空地などに生えています。
実がピンク色、青色、紫色と美しくなると目につきます。


ノブドウの本来の果実は白色、
このようにやや肥大し、色鮮やかになった果実は、
ノブドウミタマバエが寄生したもの、
一種の虫えいということになります。




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今年の初ジョウビタキ

2020-11-04 20:00:43 | 
10月25日、
早くも今年初のジョウビタキを観察、
しかも偶然に雌雄ともに観察しました。


多摩川の河川敷でヒタキの鳴き声、
声のするあたりをしばらく眺めていると現れました
その独特の色合い、ジョウビタキの雄です。
10月25日、冬鳥がもう渡ってきています.
今年はずいぶん早く観察できました。


藪をあちらこちらに移動しながらキョロキョロ、
まだ頭部が灰色、若い雄のようです。
成鳥になると銀髪のように白くなります。


府中の郷土の森公園にて。
一羽の小鳥が大きなサザンカの天辺にとまりました。
近づいて見るとジョウビタキ雌です。


ジョウビタキは警戒心のあまりない小鳥、
近づいてもサザンカの天辺であっちを向いたり、こっちを向いたり。
ゆっくり撮らせてくれました。


ジョウビタキは人里や都市部の公園などでもよく見られる身近な冬鳥の一つ。
非繁殖期になる冬の日本では
雌雄ともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥します。
この雌も他のジョウビタキがいないかどうか確認しているのかも知れません。


雌雄で体色、姿が大きく異なるのもジョウビタキの特徴の一つ。
ただ、雌雄ともに翼に白斑があり、
腰と尾の両側は橙色という共通点があります。
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