行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

9月中旬の谷戸の林縁にて、蝶

2021-10-07 20:00:23 | 昆虫
9月中旬、
谷戸の林縁を散歩、
クロコノマチョウ、キタテハ、ナミヒカゲと地味な蝶たちがいました。


藪の中から少し大型の褐色の蝶が飛び出し、
また、草藪の中に隠れました。
追いかけてみると、夏型のクロコノマチョウの雌です。


上とは違う個体ですが、これも夏型クロコノマチョウの雌。
南方系の蝶ですが、近年分布を拡大していて、
多摩丘陵の林や林縁などでもよく現れます。
大型のタテハチョウ、翅色は淡褐色~濃褐色、
周縁が尖り、枯れ葉に似ています。
雄は雌より色濃く、成虫で越冬する種です。


キタテハが2頭くっついて、
草原のニラの花に仲良く吸蜜していました。


タテハチョウ科キタテハ。
翅の表面は黄~橙色で黒色斑がたくさんあります。
9月になりましたが、この黄色っぽい翅色は夏型です。


同じ日の同じ場所に秋型もいました。
秋型は翅色が橙色と夏型に比べ鮮やかになります。
キタテハも成虫越冬する種、
秋型が越冬し、来春早く、春型として現れます。


キタテハがいたニラの花にヒカゲチョウがいました。
ヒカゲチョウが花に吸蜜するのは珍しい、初めて見たように思います。


9月になり、新鮮なヒカゲチョウをよく見ました。
最初の発生が5月中下旬ごろ、
8月下旬ごろに第二化が発生したと思われます。
ヒカゲチョウ、別名はナミヒカゲ、
よく見られる蝶ですが、日本固有種だそうです。
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花とミドリヒョウモン

2021-10-06 20:00:13 | 花と虫
9月も彼岸になり、
ミドリヒョウモンが数羽、
里山の林縁に咲いたキバナコスモスに吸蜜していました。


ミドリヒョウモン。
平地から山地にかけての森林地帯、
およびその周辺などに生息する豹紋模様のある蝶です。


筆者の散歩道てある多摩丘陵では、
ツマグロヒョウモン以外の豹紋模様のある蝶は減少しているようで、
なかなか見られなくなってきています。
その中ではミドリヒョウモンはまだ数が多く、秋には出会えます。
キバナコスモスに翅を広げたこの個体、
前翅表に4本の黒筋、これは雄の性標、雄の個体です。


ミドリヒョウモンなどツマグロヒョウモン以外のヒョウモンチョウ類は、
6月から7月に羽化、真夏は山地の涼しい場所に移動して休眠、
秋になると再び丘陵の林縁などに姿を現し、種をつなぎます。


長い間生きて、雨風にさらされ、闘いもしてきた秋の個体は、
色褪せて、翅に傷みも生じ、羽化直後のようなきれいな状態であることはまずありません。
キバナコスモスにかわりがわり吸蜜に来た3羽の雄、
その中から一番傷みの少ない個体の写真を選んで載せています。


翅がボロボロの個体がすぐ近くにとまったので一枚。
でるだけ翅の傷みが見えない角度から顔にピントを合わせて見ました。
後翅の裏面に見られる数本の白帯がミドリヒョウモンの特徴です。


翅を広げて、ハナトラノオの花にも一瞬とまりました。
野の花に限らず、秋はよく花に集まります。
幼虫の食草はスミレ類。


後日、別の場所で写したミドリヒョウモンの雌。
雄に比べて豹紋が大きく、数も多く見られます。
翅色はオレンジ色というより緑褐色、
一目でミドリヒョウモン♀と分かります。
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ハギ(萩)の花

2021-10-05 20:00:42 | 花,植物
初秋の散歩道に咲いた萩、なにげなくレンズを向けて見ました。
木立状のもの、枝を垂らすもの、白い花をつけるもの、
種類がいくつかありました。


マメ科ハギ属ヤマハギ(山萩)。
全国各地の日当たりの良い山野に生える落葉低木、
高さは1~2mほど、庭木としてもよく使用されています。
葉は楕円形の小葉3枚からなる複葉。


秋の七草の一つである萩、
このヤマハギが対象のようです。
密集した枝に小さな紅紫色の花がたくさん咲き、
風に揺れる様は風情があり、日本人好み、
昔から和歌や俳句にたくさん詠まれてきた植物です。


高く積まれた石垣から道まで、
ハギの花が垂れ下がってたたくさん咲いていました。
ミヤギノハギのようです。
ナツハギとも呼ばれ夏の間から花をつけ、枝が地に接するほど枝垂れるのが特徴です。
ハギの仲間では最も良く植栽されています。
よく見られる「萩のトンネル」などはこのハギと思われます。


垂れ下がり咲く白花の萩もありました。
見た目のようにシロバナハギまたはシロハギの名があります。、

落葉低木
別名シロバナハギ

シロバナハギ、
ミヤギノハギの変種とされ、
ミヤギノハギと同じく枝垂れて花をつけます。
高さ1〜2mほどの落葉低木、葉は3出複葉で互生し、小葉は楕円形となります。


アカトンボ(マユタテアカネ)が花にとまlりました。
たまたまとまっただけですが、トンホと花の景色はやや珍しい。
花はハギの仲間、
葉が丸く、花序が葉より短いのでマルバハギと考えて見ましたが、
自信はありません。

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ホトトギス

2021-10-04 20:00:52 | 花,植物
ヤマホトトギス、ヤマジノホトトギス、タイワンホトトギスそしてホトトギス。
9月の散歩道に写したホトトギス4種を集めて見ました。


ヤマホトトギス(山杜鵑草)。
山野の林内に生えるユリ科ホトトギス属、
大きいものは草丈が70cmほどになる多年草です。


花期は夏から秋にかけて、
早いものは7月から花が見られますが、
旬は初秋、9月初め、丘陵の山道のところどころに小さな花が見られました。
花は茎先端に散房状に多数つき、花被片は上半部が反り返ります。


ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)。
ヤマホトトギスと同じく山野の林内に生える多年草です。
この両者、花期も近く、草丈、花もよく似ています。
見分け方としては、
花被片が反り返り、茎先端の散房花序に多くの花をつけるのがヤマホトトギスで、
花被片が反り返らず平開、葉腋に2~3個の花をつけるのがヤマジノホトトギスと記されています。


タイワンホトトギス。
名のとおり台湾原産のホトトギス。
園芸種として植えられていますが、
繁殖力も強いようで逸出し、野生化をしています。
花期はヤマホトトギスやヤマジノホトトギスより遅く9~10月。


茎先に散房花序をつけ、数個の花を上向きにつけます。
花被片は6個、ラッパ状に開き、白色から淡紫色で内面に紅紫色の斑点が多数あり、
雄蕊は6個、花糸は互いに寄り添って立ち、上部で反り返ります。
花柱の先は3つに分かれ、さらにそれぞれの先端が2裂し、
花糸、花柱にも紅紫色の斑点が多数見られます。


ホトトギス。
山地の崖などやや湿ったところに生えるホトトギス属の多年草、
斜面に垂れ下がって咲いていました。
花は葉腋につき、葉は互生し長さ8〜18cmで基部は茎を抱きます。
花期は9月下旬~10月。


公園の山地にて、
ホトトギスかと思いましたが花が集散花序にたくさんつき、
草姿が異なるように思います。
ホトトギスとタイワンホトトギスとの間に交配種がつくられており、
これらも「ホトトギス」の名で流通しているとのことです。

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サクラタデ、ミゾソバ、ミズヒキの花

2021-10-03 20:00:29 | 花,植物
9月初旬~中旬、
サクラタデ、ミゾソバそしてミズヒキの花を写しました。
いずれもタデ科の植物、
サクラタデもミゾソバも小さな花ですが、
ミズヒキはさらに小さな花、
開くと3者ともよく似た形、そして美しい花です。


サクラタデ(桜蓼)、
タデ科イヌタデ属の多年草、
水辺や湿地に生え、地下茎を横にのばして増えます。


花期は8-10月、
花序は茎先につき細長く、ややまばらに花をつけ、しばしば垂れさがります。
花びらに見えるのは萼片で5深裂します。


実は、雌雄異株の種。
この写真ではよくわかりませんが、
雌花では雌しべが雄しべより長く、
雄花では雌しべは雄しべより短く、結実しないようになっているそうです。


タデ科イヌタデ属ミズヒキ。
小さくて老眼には見ずらく、
また開いているときが少ない花ですが、
マクロレンズで撮って、トリミングして見ると、なかなかきれいな花です。


ミゾソバ(溝蕎麦)、
タデ科イヌタデ属 に分類される一年生草本です。
9月になると、田んぼそして小川の横に可憐な花を咲かせます。


花期は夏の終わりから秋。
茎の先端、枝分かれした先に直径 4〜 7mm ほどで、
根元が白く先端が薄紅色の多数の花をつけます。
先端の薄紅色の度合がいろいろあり、
見るのが楽しみの花ですか、他のタデ科植物と同じく、花弁に見えるものは萼です。


葉は互生、形が牛の額にも見えることから
ウシノヒタイ(牛の額)の別名があります。

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オトコエシとヒヨドリバナ

2021-10-02 20:00:37 | 花と虫
オトコエシとヒヨドリバナ、
いずれも夏の終わりから秋にかけて、
山地の林縁などに、白い小花を多数つける大型の多年草です。


オトコエシ(男郎花)、
オミナエシ科の多年草、オミナエシに姿形は似ていますが、
花の色が白く、茎や葉はオミナエシより大きく、
男性的な感じがするということが名の由来です。


林縁でオトコエシの花を撮ったら、
カツオゾウムシが写っていました。
葉は対生、縁に鈍い鋸歯が見られます。


オトコエシの花にイチモンジセセリ。
花期は8-10月、集散花序で、多数の花をつけます。
花冠は先端が5つに裂け、径4mmほど。


ヒヨドリバナ(鵯花)
山地の林縁や草地に見られるキク科の多年草です。
花期は8-10月。


草丈は1-2mほどになり、
夏から秋にかけて、茎の先に白い管状花を集散状につけます。


まだ蕾のヒヨドリバナ。
この個体、葉に黄色の斑紋が見られます。
このようなものはキンモンヒヨドリと呼ばれ、
ウィルスに羅漢した病変株だそうです。
ウィルスといっても新型コロナのように最近になってのものではなく、
キンモンヒヨドリ、万葉の時代からあるようです。


ヒヨドリバナ、
フジバカマとともにアサギマダラがよく吸蜜に来る花です。
上写真、ヒメアカタテハが吸蜜にきたようですが、
ハナグモに捕まっていました。
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ヒヨドリジョウゴとノダケ

2021-10-01 20:00:10 | 花,植物
ヒヨドリジョウゴとノダケ、
9月中旬に写した野の花しか共通点はないのですが、
好きな野花の一つ、並べて掲載します。


ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)。
ナス科ナス属のつる性多年生草本、
日本全土の林縁や明るい林の中などに生育します。


花期は8-9月、
花冠は白色で深く5裂し、大きく外に反り返ります。
花冠裂片の基部にきれいに並ぶ緑色の腺体が目をひきます。
雄しべは黄褐色、花を正面から見ると、
白、黄緑色、黄色、褐色が同心円状に存在し、魅力的です。


つる性の草本で、他の草木に絡み付いて繁茂します。
全草に柔らかな毛を持ち、
葉はアサガオに似た三裂のものから、
卵状のものまで部位によって大きく形が変わります。


果実は1cm程度の球形、
秋に赤く熟し、その様も目をひきます。


ノダケ(野竹)
北海道を除く日本各地の山野に見られる
セリ科シシウド属の多年草です。


茎は暗紫色を帯び、直立し、上部はわずかに分枝して、高さが80-150cmに伸びます。
葉は互生し、3出羽状複葉または羽状複葉、
小葉や裂片は長卵形から楕円形で縁には硬い鋸歯があります。


花期は9-11月。茎頂あるいは分枝した先端に暗赤色の複散形花序をつけ、
暗紫色の小さな5弁花を開きます。
萼片はなく、雄蕊は5本あります。

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