行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツリフネとカラスノゴマ

2021-10-17 20:00:06 | 花,植物
長池公園にて、
黄色の花を3種、キツリフネ、カラスノゴマ、メナオミを写しました(9/27)。


キツリフネ、
ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草
低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生します。
草丈は40-80 cmほどに生長し、ツリフネソウに似た黄色の花をつけます。


ここ多摩丘陵の長池公園、
湿地にキツリフネが群生しています。
7月下旬からポツンポツンと花をつけていましたが
9月中旬が過ぎ、花数がぐんと増えていました。
ウィキペディアには
花期は夏から秋(山地では 8月頃から、低地では9-10月)と記されています。


葉の下から細長い花序が伸び、
その先に3~4 cmほどの横長で黄色い花が釣り下がるようにつきます。
ツリフネソウと同じく花弁状の萼と唇形の花びらをもち、距が長く筒状になります。


花色が黄色、距の先が巻かずに垂れる、花が葉の下に咲くなど、
ツリフネソウとの相違点があります。


カラスノゴマ。
黄色花と長細い果実がついていました。
APG分類体系ではアオイ科に分類されている1年草です。
花期は8-9月、葉腋に1つずつ黄色い花を付けます。
花の中央に長く突き出ているのは仮雄蕊と雌蕊、
雄蕊は仮雄蕊よりずっと短くて、数は10個、仮雄蕊の基部にあります。


花の中、褐色の蕊のように見えるは蟻でした。
花に突き刺さるようにして吸蜜していました。
カラスノゴマの和名は蒴果の形が角状の円筒形でゴマのそれに似ているからとのこと。


メナモミ(雌ナモミ)の花が咲いていました。
山野の路傍や荒れ地などに生育するキク科メナモミ属の一年草です。
枝分かれした茎の上部の円錐花序に多数の黄色の頭花をつけます。
コメント
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