見よ。このでっけえ黒豆を!!
ズームしてるだけでしょって!? いえいえ、正真正銘、でっけえ丹波の黒豆です。
今回は太陽食品にて有機栽培丹波黒豆を買い求めてきました。
やっぱ、丹波だけあって値段もお高い。北海道産のに比べてほんとに高い。でも、お正月だからね、と今回は200gだけ買いました。
いつもは倍は作ってずっと食べるけど、とりあえず作ることが大切。そう、今回は食材の買い物から滞っておいたのでした。
黒豆は毎年2種類作ります。ひとつは普通の甘い黒豆。もうひとつは醤油味。12月のママスハウスの「ひとみさんのおうちごはん」でも試食していただいたアレです。 →そのときの記事はこちら
黒豆はさび釘を入れなくちゃとか液に浸してひと晩置いてとか、めんどくさい印象を持たれがちだけど、私はお正月であろうといつもの保温鍋で戻して作る、普段のやり方で煮ます。
それでも十分おいしく作れるし、うちの家族はみんな柔らかく煮たお豆さんより、少し固さの残るくらいのほうが喜ぶのです。
さっと洗って、保温鍋に入れて、3倍くらいの水を入れて火にかけます。沸騰したら吹きこぼれる直前で止めて、あとは保温調理。
ひと晩寝てる間に、もしくはほったらかして半日掃除などしてる間に、大体戻っています。
これを好みの固さに茹でて、そこから調味料を入れて煮ていきます。この時に私は何分の一かのお豆と煮汁を他の鍋に移します。
少ない方は醤油煮。火にかけて醤油と塩をひとつまみ。しばらく煮立てたら火から下ろし、予熱調理。できあがり。
普通の黒豆煮。
粗製糖と醤油、塩を入れて、コトコト煮ます。醤油や塩を入れることで味が締まり、甘さも際立ちます。
物足りなかったら調味料を追加して。そのうち汁も減ってきて、でもお水も足したり何だりしてるうちにいい感じで煮えてきて、火を止めて予熱調理。
うん、急いだ割には合格。完成!!
このまま煮汁に浸して朝まで置きます。全部浸ってないと、飛び出た部分はしわが寄ることも。なんとか沈没させましょ。
醤油煮は、甘いものの多いお正月には少し珍しくて、シンプルでお酒のアテにぴったり。でも子どもも食べます。
甘いほうはまあ普通に。以前、黒糖で作ったこともあって、それもおいしかったです。
写真は、ふっくら煮た豆を堀込和佳さんからいただいたぐい呑みに入れてみました。
これ、ぐい呑みに似てるなあって思ってたら、ほんとにぐい呑みなんだって。こんなにかわいいのに。なんだ、そうなんだ、どうりでお酒を入れるとピタッとくるのね。
でも、かわいいのでこうして時々お料理を入れてみたりしています。
うーん、いいなあ、素敵な器に入れるとこうして際立って。お豆もきっと喜んでますよね。よかったよかった。
おせちづくりは私はほんとはすごく好きなこと。2時間で苦し紛れではなく、ほんとはじっくり一年を振り返りながらもう少し時間をかけて珍しいものにもチャレンジして、にぎやかにお重を埋めてみたい、そう思っています。
ん、一年を振り返って・・・って、たしか魚柄さんの本に書いてあった気がする。どこだどこだと探したけど、うーん、見つからないや。
師匠!!やっぱり私はまだまだ修行の身。というか、時間の使い方がなっとらんのよね。
次のおせち作りはもう少し気合を入れて作ってみよう。いや、そうじゃなくてもいいかな。
定番を定番の作り方で作って、所定のところに収める。そして、あーそうそうこの味!!って喜んでもらえて、・・・それもおせちのおせちたる部分じゃないかな。って、ただの言い訳です。はい。
まあ、好きなものを楽しく作る、それで一年を締めくくれたんだから(年越してましたが)、いい年だったんじゃないかな。
さてさて、この器の作家さん=堀込和佳さん・・・の器と、私のごはんのコラボイベントを、3月17日に国分寺くるみギャラリーにてさせていただくことが決まっています。
(企画会議の様子は、右のくるみギャラリーのカテゴリーから見てみてね) →こちら
詳細またお知らせしますね。うーん、楽しみ楽しみ。
それにしても丹波黒豆、王道。素晴らしい存在感。あー、美味しいです。お豆さん、しあわせをありがとう。