伊勢丹新宿店で、今、「伝統とモダンの競演 京都展」という催しものをやっています。明日までです。
私は二日目に行ったのですが、とてもよかったので紹介します。
先月京都に行った時の記事にも書いた「きねや」さんからDMが届きました。
春っぽくて何だかわくわくしてきそうやなあ・・・と思いながら、忙しいし混むだろうしなあ・・・と斜め読みしていたのですが。
そのあと、他のお店からもDMやご案内をいただいて。そう、京都のお店は住所などを登録すると結構ひんぱんに年何回か案内をいただけます。
聞くところによると、京都に住んでる人でも楽しめるような出店、構成になってるらしい。それだけバラエティーに富んでるのかな、と友だちを誘って行ってきました。
おー、これはすごいわ。いったいいくつ出店してはるんでしょう。食品と工芸品に分かれていたので、まずは食品コーナーから。
もちろん向かうのは、言わずと知れた、仲良しの「京昆布舗 田なか」さん。
ひとしきりおしゃべりして昆布談義を聞かせていただいて、昆布300gを購入。これは、きたる2、3、4月のイベントの販売品を作る予定なので、あらかじめ別でお願いしていたものでした。
店頭に並んでいたのは3年ものの「利尻昆布」。それは前回購入して使っていますが、ものすごくおいしいおだしが取れます。湯豆腐におすすめだそうです。この昆布のだしは特別、普通の利尻とは別物の味がします。
友だちは「山椒昆布」を買っていました。やわらかくておいしかったです。
「湯葉弥」さんでは、
「竹ゆば」は揚げても、お酒のつまみになっておいしいんだって。今度試してみます。
もう、ふきのとう!!自社の山があるので、他より早めに収穫できるのだそう。佃煮のもおいしかったけど、「ふきのとう味噌」を購入。白味噌と赤味噌を使ってあります。期間限定、数量限定!!
白いごはんが欲しくなりました。トーストにのせてもおいしいそうです。
お漬物は何店か試食させていただいて、どれもそれぞれおいしかったけど、今食べたいものを買うことにしました。家のたくあんとはちがって、日持ちがするようでしないお漬物。おいしい間に食べないとね。
「青てっぽう」と「聖護院かぶら」を購入。
家庭で食べるのなら、千枚漬けでなくかぶらので十分、と教えていただいて。
そういえば、「千枚漬け」って京都にいたときわざわざ買って食べたりしなかったなあ。
「青でっぽう」。
お皿に出すとこんな感じ。
中に山ごぼうと青じそがぎゅっと入ってます。このままがぶりって食べたかったけど、それだとすぐなくなるので・・・
試食で置いてあったように切ってみんなで食べました。
この他、「竹長」さんのちりめんじゃこ。これは大きさも塩かげんもとってもよくって、そのまま食べてもおいしいけど、私はちりめん山椒を作るのにちょうどいいです。冷凍もできるので大量に購入。
それから、海老芋。高かったけど、でも横浜ではなかなか買えません。お正月に見たけど、ものすごい値段がついてました。
さて、どうやって食べようかな。
おいしそうなスイーツや甘味も並ぶ中、結局、保存食や乾物ばっかり大量買いしてしまいました。
お客さまはどんどん増えるばかり。買い物カートみたいなのを持って来ている人を見かけて、気合入ってるなーなんて思ったけど、帰り際にはあれは京都展に慣れた、賢いお客さまではないかと。
京都展、北海道展・・・はいつもどこでも大賑わいって聞いたことあるけど、あそこに足を踏み入れたら最後、私も例にもれず、わっさわっさと買ってしまったのでした。
これからしばらく、またまた台所が楽しい場所になりそうです。
さて。工芸品のフロアも、とっても楽しいものがいっぱい。
まずは「きねや」さんで・・・
前から欲しかったの。これ。
京都でも色と柄に迷いに迷って、買わなかったの。実物はもう少し深い色です。着物を着る時の楽しみが増えます。
きねやさんの話はまたゆっくり書きたいなあ。
「ぽち袋セット」
徳用のセット。50枚人気の柄が入ってるって。箱の中の、見えますか?伊勢丹柄!?ひとつひとつに遊びゴコロ感じます。
箱の包み紙の裏。
これだけで気持ちが楽しくなってしまいました。
他にもいろいろ丁寧に作られた伝統工芸、新しいもの、さまざまな楽しいものがありました。
関東に越してきたときは、京都のもんは京都に帰ったときに買うべき・・・って気がして、ほとんど足を運ばなかったけど、離れてこんなにずいぶん経つと、京都の催事も素直に楽しめるようになりました。
特にこの企画は、京都ではもちろん点在していていて全部回れるわけもなく、これだけいろいろなものが一堂に会しているのはなかなかないんじゃないかな、と思いました。
とりあえず、これにて。明日までだけど、いろいろな楽しみ方ができる、京都展。オススメです。