せりが好きです。
先日書いた「あわ麸のお吸い物」みたいに、おつゆに散らすととっても風味良くておいしいし、もちろん生で食べられるから、炊き込みごはんとかサラダとかに切ってのせても、きれいでおいしい。
でも、一番好きなのは「せりのおひたし」。子どもたちも大好き。簡単なんだけど、とってもおいしいんです。
春の七草にも入っているせりは、今だけ限定のおいしさ。「早春」を感じさせてくれてうれしいですね。
お正月の頃はめちゃくちゃ高くて・・・、しばらく買い控えてましたが、またぼちぼち見かけたら買っています。
せりのひと束ってちょっとだけど、茹でるとますますちょっとになっちゃって。でも、だからこそおいしさを味わって食べるのがいいのかな。
いつも取り合いであっという間になくなる争奪戦を繰り広げながら食べています。
そして、次は倍買って作って!!って言われながら、売り場で迷ってやっぱりひと束だけ買うのです。
作り方。
せりを洗って根を落とし、湯の中に根元から入れ、さっと引き上げます。
水にとってあら熱を取ります。
絞って、2,3cmに切ってボールに入れます。
花かつおをどばっと入れて、しょうゆを回しかけ、軽く混ぜてできあがり。
これだけなんですけど、これがほんとにおいしい。
あっという間になくなるんだなあ。
一度、ひと工夫してと思って、茹でたしいたけとかしめじを加えて和えてみたら、ぶーぶー言われてしまった。「邪魔する」って。増量もできていいと思ったんだけど、スタンダードがあるらしい。
そうそう、和えるかつお節はおいしい花かつおに限ります。間違ってもかつおパックとか入れたらだめです。
少々高くてもおいしいかつお節を常備するだけで簡単でおいしいもんが作れます。
一度お試しあれ。
おまけ。
根っこはきれいに洗って、ごま油で炒めてさっと醤油を絡めてきんぴらにするとおいしいんだけど、これも炒めるとちょっとになっちゃいます。
だから、作ろうと思うくらいの根っこの立派なせりをさがすんだけど、なかなか巡り合わなくて残念です。