ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

クリームシチュー

2012年01月21日 | ごはん

雪がふって寒かった昨日。

晩ごはんはなんとなくホワイトシチューが作りたいな。って書いたけど、クリームシチューとホワイトシチューってどうちがうんだろ。うーん・・・。

写真を見る限り、これはクリームシチューって感じだけど(^^;)。

 

 

ふつうのふつうのクリームシチュー。

鳥肉とお野菜を切って炒めて煮込んで、ホワイトソースを作って牛乳でのばして煮込んでできあがり。

お野菜は、玉ねぎ、じゃがいも、人参、白菜、かぶ、ブロッコリー。時間差でいれることだけ気をつける。

いくつかのポイントは。

鶏もも肉は鍋には油を引かず、熱した鍋を弱火にかけて皮目を下にしてじゅうっと焼く。すると、皮の油だけで焦げ付かずに表面を焼くことができます。そして一度塩こしょう。もちろん、くっつきそうだったら油を少し入れます。

ここにくし切りした玉ねぎを入れ、炒め、じゃがいも、人参を入れたら水を加えて煮ます。

その間に別鍋でホワイトソースづくり。

薄切りにした玉ねぎ1個分位をバターで焦がさないように炒め、透き通ってきたら小麦粉を加えてさらに炒めます。玉ねぎのまわりにまんべんなくひっついたら牛乳を少しずつ加えていきます。だんだんもったりしてきて、ホワイトソースができていきます。

このやり方だとダマにならないし、炒めた玉ねぎが甘味と旨みを醸し出しておいしく作れます。

 

 

私は、実はホワイトソースを作るのがとっても好きなのです。かの昔、中学の調理実習で作って以来ずっと好き。

牛乳を加えたあとの変わっていく感じ、ぽたっと重くなっていくもったり感。あれがたまらなく好きなのです。ひゃ~。

 

だから、昨日もついついたくさん作っちゃって。小麦粉をちょっと多めに入れてしまったのですよ。そしたら、牛乳もたくさん使って、たっぷり濃厚ホワイトソースができてしまったのでした。

まあいいや、濃いのもたまにはいいんじゃない・・・って全部お鍋に投入。木べらで具を壊さないように注意しながら混ぜていきます。

うーん、かなりシチューの量が多いなあ。まあいっか、たっぷり食べられて子どもたちも喜ぶだろうし。

そうそう、この段階で白菜も入れておかなくちゃ。白菜は固いところは細長く切ってトロトロにして食べよう。

最後にかぶを入れます。あまり早く入れると煮溶けちゃうから。小房に分けたブロッコリーも今日はここで入れよう。色どりを考えれば、別に茹でたほうがいいんだけど、おうちごはんだから簡単にね。

もう一度塩こしょうで調味し直して、できあがり。

 

 

できましたー。うーん、おいしいです。たっぷりあるから、お代わりもいっぱいできます。

そして、濃厚です。おいしいけど、置いとくとぽてっと固まってしまいます。だから、時間差で食べるときは、水か牛乳を加えて弱火で少し加熱しないといけなかったのでした。

 

 

これをルクルーゼのお鍋に溢れそうなほど作って、今朝も食べて、そしてお昼。

息子が「これのパスタが食べたい」と言ったから、パスタを茹でて、シチューの中に入れて絡めてみました。仕上げにこしょうを粗挽きでたっぷりふりかけて混ぜます。

盛りつけて、食べるときに粉チーズをふると、なんとなくカルボナーラの風味もして、何通りかの楽しみ方ができました。

最後こんなふうにするとお鍋も幾分きれいになるから洗いやすいよ。

 

 

味はばっちりだったけど、ホワイトソースに力を入れすぎ、濃厚シチューとなりました。だからね、写真、具も沈み込んでるでしょ。次回はさりげないシチューに・・・なればいいなあ。

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ハシゴでフラフラ

2012年01月21日 | 日々のこと

1週間ほど前、上野に行ってきました。今年初の上野です。

 

すっかり冬の空。・・・って、この写真ではそんなにいつも変わらないかな。

 

 

で、どこへ何をしに・・・というと、大好きな「トーハク」、東京国立博物館です。

 「北京故宮博物院200選」

 

今は目玉の「清明上河図」の展示をしてるから、えらく混んでるって聞いてました。混んでるのはわかってたけど、平日だし少しはましかなあと思っていたら、博物館の入口にすでに・・・

 

ひえー。180分!!それって3時間・・・。

し、仕方ない。あきらめよう。それを待つ根性は私にはない・・・。

 

でも、ここまで来たのだから、というよりどちらかというとこっちのほうが見たかったという展示を見ることにしました。

 本館へ。

 

 ここの見上げた感じが好き。

 

 

 

2階の特別室で、今月29日までの展示「天翔ける龍

龍にまつわる作品が77点も展示されています。

展示の最初に「人間の想像力が作り出した架空の生きもの」って書いてあるのを見て、あーそうだ、架空なんだって気がついた私でしたが、龍って馴染み深い気がしませんか。怖い龍、なんとなくユーモラスな龍などいろいろあるようで、期待が膨らみます。

ゆったり見られていいなあと思ってると、ん?カメラを構えた人がちらほら。そっか、ここは撮ってもいいのか。本館は撮影禁止の表示がなければよいのです。

 

んじゃあ。私も。

 パンフにあった「紫裾濃威筋兜」

かっこいい!!

 

「自在置物 龍」。江戸時代とは思えないモダンな感じ。生きているかのように動くらしい。動かしてみたい・・・。

 

 「三彩貼花龍耳瓶」

 

 

 「十二神将立像辰神」

か、かっこいい♥(^^;)

 

この他、面白かったのは月の満ち欠けを基にした江戸時代の暦「大小絵暦」。大の月(30日)小の月(20日)が年ごとに変わり、人々はお正月にその年の絵暦を交換したそう。それが干支が描かれてたり、パズルのような要素もあって、とっても楽しいの。またそこに解説が貼ってあってわかりやすくて。

ガラスケースの中に入っていたのでうまく撮れなかったのだけど、これこそご紹介したいおもしろさ。残念。

ぜひトーハクのブログを見てみてください。 →こちら

 

 

平成館での展示と違って、見方も空気も何だか自由な展覧会。とっても楽しい展示でした。

せっかくなので、平常展も見ていこう。

2日から15日は「新年特別公開」もやっていました。これが毎年すごいから見たくて、やっと今年実現。

だってね、「国宝 古今和歌集」(これ、字もさることながら、書かれている雲母刷りの料紙のきれいなこと!!)に、尾形光琳「重要文化財 風神雷神図屏風」、雪舟「国宝 秋冬山水図」、一休宗純墨跡「峯松」・・・など、こんなに普通に見ていいんですか、と言いたくなるくらい、大盤振る舞いの展示。

「風神雷神図屏風」なんて、デーンと大きな部屋に陳列されていて、写真撮影可能。おー、次から次へと構えてる。

私も撮りました。でも、携帯のカメラで撮ったそれをここに載っけるのは恐れ多いです。

だから、すみません、自分で楽しみます。

 

 

 お正月らしい展示もありました。

 

 

私は作品じゃなくて、今日は建物の好きなところを撮って帰ろう。

 階段あがったところのステンドグラス。とっても好き。

 

 

 なんだか古い学校みたいです。

こういうのを抜けて次の展示室に向かう、それがなんとも私は楽しい。

 

時計。壁に埋め込まれています。仕組みはどうなってるのかなあ。

 

龍の企画展を見て、平常展を見て、あー私って、この建物が好きなんだなあ、と気がつきました。もちろん、展示も面白いのだけれど、この空間が落ち着くのです。

においも懐かしい気持ちに。昔の学校の油引きのにおいを思い出すのです。

あー、楽しかった。気がつくと長々と見て、ここで2時間位過ごしてしまった。まずいまずい。特別展あきらめて時間短縮したつもりなのに。

 

帰り、上野駅に向かう途中。また好きな木の空の道が。

 

 

 おしゃべりしてるみたい。

 

 

ここから、銀座、松屋へ。

 「上田宗箇展」

そう、はしごってこれです。展覧会のハシゴしたんです。

武家のお茶というものに初めてじっくり触れました。宗箇が作った道具から迫ってくるものは口では説明できません。

それと、会場内にあったVTRで上田宗箇流の点前を拝見。すごい。流派によって全然違うのだなあとじっくり見ました。

 

それにしても、この展示、ハンパではなかった。うーん、百貨店の中だからって完全になめてました。あまりの充実度と人の熱気で、ふらっとなってしまいました。

やっぱりハシゴは無茶でした。ところどころ記憶が途切れてるくらい、あーまずかったです。

新春早々、充実した一日だったけど、自分の体力とココロの許容量を知ることの大切さを実感したのでした。

 

ところで、この日から1週間と少し。トーハクは今日も激混みだったようですが、午後からは少しましになったみたい。でも、私は目玉はあきらめて、会期末までのどこかでのんびり行ってみようと思います。

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