ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

17年

2012年01月17日 | 日々のこと

今日で阪神淡路大震災から17年ですね。

17年前のあの日、私は京都にいました。娘の出産のために、実家に里帰りしていたのです。

京都でも激しく揺れました。戸棚の花器は割れ、家の外壁にひびが入りました。それくらいの被害でしたが、本当に怖かったです。

奈良にいた家族とは電話がつながらず、しばらく連絡が取れませんでした。

 

生後2週間の娘はベビーベッドに寝かせていました。

壁際に寄せたベビーベッドの真上には、大きな横長の額がかかっていました。でも、大丈夫でした。あの額がもし落ちてきていたらと思うと、今でもぞっとします。

 

身近な人は無事でした。芦屋にいた従姉妹は倒れた家具の間で奇跡的に助かりました。

 

17年前は京都、昨年は横浜にいた私は、怖い思いをしただけです。そしてどちらもしばらくただ呆然としていました。

それでも、どちらの日のことも日本に何が起きたのか、ずっと覚えていようと思います。今、こうして生きていることに感謝して。

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あわ麸のお吸い物

2012年01月17日 | ごはん

京都展に行って、京都展のことを書いていたら、先月の京都旅行を思い出し、あの時買って食べたものをまた書きたくなってしまいました。

写真撮ったけど、あまりうまく撮れなくて御蔵入りしてたのですが、京都つながりで書いちゃいます。

だって、この写真じゃ何かわからないですものね。すみません。あわ麸とおとうふです。そう思って見てくださいまし。

 

 

何が書きたいってね、麸嘉さんで買った「あわ麸」です。ほんとにほんとにおいしかったです。

買った時の記事は → こちら

先日の伊勢丹のでも他のお店のがあって買おうかなーってちょっと思ったけど、先月の美味しさがまだ口の中に記憶で残ってるのでやめました。もう少し味わいたい感じで。そういうときありませんか?

 

切った写真があるのですが・・・

 

なんかこれってね(^^;)。何かわからないですよね。何だかコワいのでは。ほんまに私って面白写真にむいてるのかも。

あ、れっきとした「あわ麸」です。ぷちぷちしたのが見えるでしょ。これがおいしいのだ。

 

まあ、こうやって、切ってですね。おつゆに入れて食べたのですが、ほんまにほんまにおいしかったです。

 

 

おつゆは、普通に昆布とかつおで一番だしをとりました。

具は絹豆腐だけ。あわ麸だけでもよかったんだけど、家族がみんな好きかわからないから、一応他の具で用意したのです。絹豆腐だけなら邪魔しないと思って。

だし汁にお酒、薄口醤油、塩と入れていって調味します。そこに豆腐を入れます。あまり加熱しすぎないでね。

そこにあわ麸を入れて、少しだけ煮て、はいできあがり。

お浸し用に買っておいたセリを小口切りにして上から散らして、さあどうぞ♪

 

 

あわ麸がおいしい。なんともおいしい。

こうして少し熱を通すだけで、ふんわりやわらかくてしあわせな食べ物になるなんて。

他にも種類があったから、それぞれちがうおいしさがあるんだろうけど、実は私は「あわ」好き。

毎日の雑穀ごはんにももちろん入れているし、前にも書いた、京都・梅園の思い出の「あわぜんざい」。

北野天満宮前の粟餅屋さん。

あー。どれも美味しすぎて、思い出しただけで唸りそうになります。

そして、このおつゆのあわ麸。うれしいよー。

 

 

って、もう1ヶ月も経ったのに、おいしい記憶は消えないのです。

きっと、生麩ってこうして食べるだけでなくて、揚げたり含め煮にしたりいろいろな食べ方があるんだろうけど、こうしておつゆに落として食べると素材の味のよさを感じやすいのだと思います。

何より、簡単だしね。

 

やっぱり料理はシンプルがいいなー。なんて思った、思い入れたっぷりのこの日のお吸い物でした。

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