顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

紫蘇の実

2016年09月19日 | 日記

隣に借りている空き地に自然に出る赤紫蘇と青紫蘇…、赤紫蘇は紫蘇ジュースと梅漬けの着色に、青紫蘇は薬味、刺し身にと大活躍してこの時期の紫蘇の実採りでその恵みを打ち止めにしますが、赤紫蘇にちょこんと乗っているオンブバッタの好物らしく、葉はこの頃になると、食い荒らされています。

紫蘇の実の収穫時期は、穂先に花が2,3個残っている頃、これより早いと実が入ってなく、晩いと実が固くなって食感がゴワゴワ、口に残ります。
さて今がいちばんの収穫期、指先に色が付くので薄いビニール手袋、絶妙な力加減で穂先をしごきますがこれがなかなか難しく、やっとコツを覚えた頃には腰が痛くなります。

半分もいかないうちに今日の作業は終わり、室内に紫蘇のいい香りが充満し、鼻腔には夜までも残りました。これを塩漬け保存し、味噌漬けなどを細かく刻んだものと混ぜて食するのが我が家流です。
しその実に含まれるα-リノレン酸は血液中の中性脂肪を減らし、血液をさらさらにして心筋梗塞や脳梗塞、高血圧を予防し、また食欲増進効果、整腸作用、風邪予防にも効果があるといわれています。

紫蘇の実やつゝましやかに僧の妻  永田青嵐
実紫蘇摘み暫し五体は紫蘇となり  顎髭仙人

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