11日家内の誘いでドライバーとして参画。出発時は霧雨、事前に調べもせず2時間位で着くだろうと高を食っていたが8時出発で最初の目的地到着は11時半だった。中之条町にある古民家等点在する施設を利用したアーティスト達の発表会場。空間を活用したユニークな作品が多い。10月14日迄。
普段の行いが幸いし現地は晴れ(天気予報通り)。雲に動きが有りとても趣のある空が迎えてくれた。最初にお邪魔したのは近くに長英の隠れ湯ある”お蚕さんの里”から始まる六号(クニ)エリアを散策。
繭玉を入れた葦か何かで編んだ籠も立派な作品になってる。この印象を後々迄引きずったかも…。家内が見たかったのは長英の隠れ家(湯本家)の展示された江戸時代の押し花の作品。
作者の馬場氏が首都大学東京・牧野標本館に依頼し押し花標本をデジタルスキャンしたものを使い作品に仕上げたもの。写真の筈だが厚みを感じて本物そっくりなのは本当に驚いた。100年以上の前の押し花、露草(ツユクサ)の青が今も残る由!
この写真は赤岩公民館の作品。養蚕で得た絹糸の織機の展示に群がる繭玉の妖精たちだろうか。とても印象的、入るといきなり桑の葉のお茶のサービス。印象深いのはこのお茶の薬効かな…
次は暮坂エリアへ移動して遅めの昼食。食堂で藤袴(フジバカマ)止まる浅葱斑(アサギマダラ)の写真が…外にある作品鑑賞とまさかと思いつつも終わりかけの藤袴(フジバカマ)の花壇へ。
最初は気付かなかったが、イルイル!アサギマダラとは2度目の出会いだ。警戒心が薄いのか、此処ではコンパクトカメラでも撮れる程、数匹が飛んでいた。
丘陵を利用した人工の木の様なオブジェも良かった。地勢を生かして遠近感があり良いね。
最後に伊参(イサマ)エリアへ。此処も良かったね
民家の屋根に穴を開け、切った木を天上から逆さにつるしているもの。面白いとは思ったが、天上のから来る光が木の枝で散乱されて微妙な色がでる。足元に光る青い色は眼にはわからなかったが、写真を見て驚いた。こう言うものを意図してできる事が素晴らしい。
最初は床に何をおいているのか、と思ったが…
良く見ると和室の照明に上から良く使う照明機器を横にして並べたものだ。とても面白いものができている。
なんの変哲もないものでも使い方次第でアートになるんだなぁ(自分ではとても無理だが、(笑))
最後に見た岩本上古民家は群馬で一番古いそうだ。コンパクトカメラの電池切れ、残念ながら写真がない(泣)。心残りは古民家そのものより瓶を並べた作品。正面から見るとなんて事はないが裏から廻って其処の窓から広く明るい開口部を見る様に眺めると良い事に気付いた。ただひっきりなしに人は来て立ち止まるのは閉口するかも…邪魔とは言えないし。 これで思ったが皆立体感ある作品でどちらの方向から見ると味があるが示して頂けると素人にはありがたい!それを敢えて作者が言わないのは、見る人達がそれぞれに見つかる様仕向けたのかなぁ、そんな楽しみを事前にもって行くと良いかも。