「この変な邦題つけた奴・・・出て来いやぁ~!!」
まずはいきなり、高田総裁ばりに吠えたい。
どんだけ、この邦題でこの映画が損したか?
あんたは考えたことがあんのか?
無茶苦茶、覚えにくいし、言いにくいし、映画の内容とあんまし関係ないし・・・
酷い・・・センスゼロ。
確かに原題の「Be Kind Rewind」
(レンタルビデオの注意事項に書かれてる言葉・・巻き戻して返却して下さい)
ってのも、日本では定着してない言葉ですが、
・・にしても・・・この邦題は酷い。
せっかく良い佳作映画が台無しだ。
「未来」をわざわざカタカナにして、「ミライ」が、
「ミイラ」に見えるし、更に安っぽさを増してる・・・
歴代ワースト邦題の仲間入り決定ものですね。
しかも、酷いなら酷いなりに笑える部分があれば救われるが、
まったく笑えないから性質が悪い。
まさに・・・やりたい邦題・・いや、放題にもほどがある。(笑)
この邦題に迷わされず、ぜひ観ていただきたいと思うので、
映画自体に自分で宣伝の帯を付けるなら・・・
「暇な時に見ても、たぶん退屈しない映画」
「派手さはないが、最後まで観た後に、なんだか好きになれる映画」
「映画好きな人がみたら、ちょっと嬉しくなる映画」
・・・そんな感じです。
ネタばれになるので、あまり言いたくないのですが、
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」で涙しつつ、
且つ、ジャック・ブラックの「スクール・オブ・ロック」を
手放しに楽しめた人には・・・絶対お薦めです!!!
(そんな人探す方が・・なかなか難しいかなぁ~w)
俺が邦題つけるなら・・
「レンタルビデオ店の悲劇」・・いや、センスねぇ~か?
「ハンド・メイド・シネマ」・・・「映画泥棒」・・・
・・・「僕らは街の映画屋さん」
え?・・いつの間にか、あんなに酷評してた邦題に近づいてきてしまった!(笑)
いかん、いかん・・・
じゃー、パクリですが、「リトル・シネマ・パラダイス」とか、
せっかくヒットした「スクール・オブ・ロック」に引っ掛けて、
そのまんま「シネマ・オブ・ロック」とか?
アカン・・・人のこと言えない酷さ・・・
つけようと思うと・・・難しいもんですね。
その点、昔は原題を遥かに超えるカッコイイ邦題が沢山あったけど、
最近はノウハウを培ったせいか、無難になってきましたね。
少し調べてみると・・・
「007」シリーズとか、いいねぇ~♪
やっぱ・・・水野晴郎さんの功績大か?
「From Russia With Love」
「ロシアより愛をこめて」より、水野晴郎さんの付けた当初の
「危機一発」もいいですね。
(弾丸の一発にかけて一髪じゃない方にしたらしい。)
「ランボー」の原題は「FIRST BLOOD」だそうですが、
あまりにも、邦題の「ランボー」が良かったので、
続編から、原題の方が逆に「ランボー」に変わったなんて例もあったそうです。
「俺たちに明日はない」や、「明日に向かって撃て!」なんて、
「詩人」の域です。
「おしゃれ泥棒」の原題「How To Steal a Million」なんか、
原題の方が野暮ったいです。
「The Return of the Living Dead」を思い切って「バタリアン」に
した映画は流行語にまでなっちゃったり・・・
その点、ロックの邦題も面白いのが沢山あるけど
調べてみると・・・映画の邦題も面白い。
ちょっとメモでもしてかないと、レンタル屋さんで題名を
忘れてしまうような邦題は駄目だなぁ~と、
今回、つくづく思いました。