裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

僕らのミライへ逆回転

2009年11月28日 | 映画・TV



「この変な邦題つけた奴・・・出て来いやぁ~!!」

まずはいきなり、高田総裁ばりに吠えたい。

どんだけ、この邦題でこの映画が損したか?

あんたは考えたことがあんのか?

無茶苦茶、覚えにくいし、言いにくいし、映画の内容とあんまし関係ないし・・・
酷い・・・センスゼロ。

確かに原題の「Be Kind Rewind」
(レンタルビデオの注意事項に書かれてる言葉・・巻き戻して返却して下さい)
ってのも、日本では定着してない言葉ですが、
・・にしても・・・この邦題は酷い。

せっかく良い佳作映画が台無しだ。

「未来」をわざわざカタカナにして、「ミライ」が、
「ミイラ」に見えるし、更に安っぽさを増してる・・・
歴代ワースト邦題の仲間入り決定ものですね。

しかも、酷いなら酷いなりに笑える部分があれば救われるが、
まったく笑えないから性質が悪い。

まさに・・・やりたい邦題・・いや、放題にもほどがある。(笑)


この邦題に迷わされず、ぜひ観ていただきたいと思うので、
映画自体に自分で宣伝の帯を付けるなら・・・

「暇な時に見ても、たぶん退屈しない映画」

「派手さはないが、最後まで観た後に、なんだか好きになれる映画」

「映画好きな人がみたら、ちょっと嬉しくなる映画」

・・・そんな感じです。

ネタばれになるので、あまり言いたくないのですが、
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」で涙しつつ、
且つ、ジャック・ブラックの「スクール・オブ・ロック」を
手放しに楽しめた人には・・・絶対お薦めです!!!
(そんな人探す方が・・なかなか難しいかなぁ~w)

俺が邦題つけるなら・・
「レンタルビデオ店の悲劇」・・いや、センスねぇ~か?

「ハンド・メイド・シネマ」・・・「映画泥棒」・・・

・・・「僕らは街の映画屋さん」

え?・・いつの間にか、あんなに酷評してた邦題に近づいてきてしまった!(笑)

いかん、いかん・・・

じゃー、パクリですが、「リトル・シネマ・パラダイス」とか、

せっかくヒットした「スクール・オブ・ロック」に引っ掛けて、

そのまんま「シネマ・オブ・ロック」とか?

アカン・・・人のこと言えない酷さ・・・
つけようと思うと・・・難しいもんですね。


その点、昔は原題を遥かに超えるカッコイイ邦題が沢山あったけど、
最近はノウハウを培ったせいか、無難になってきましたね。

少し調べてみると・・・

「007」シリーズとか、いいねぇ~♪

やっぱ・・・水野晴郎さんの功績大か?

「From Russia With Love」
「ロシアより愛をこめて」より、水野晴郎さんの付けた当初の
「危機一発」もいいですね。
(弾丸の一発にかけて一髪じゃない方にしたらしい。)

「ランボー」の原題は「FIRST BLOOD」だそうですが、
あまりにも、邦題の「ランボー」が良かったので、
続編から、原題の方が逆に「ランボー」に変わったなんて例もあったそうです。

「俺たちに明日はない」や、「明日に向かって撃て!」なんて、
「詩人」の域です。

「おしゃれ泥棒」の原題「How To Steal a Million」なんか、
原題の方が野暮ったいです。

「The Return of the Living Dead」を思い切って「バタリアン」に
した映画は流行語にまでなっちゃったり・・・

その点、ロックの邦題も面白いのが沢山あるけど
調べてみると・・・映画の邦題も面白い。

ちょっとメモでもしてかないと、レンタル屋さんで題名を
忘れてしまうような邦題は駄目だなぁ~と、
今回、つくづく思いました。