裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

個展 KOUJI 2000+6

2006年09月29日 | ひとりごと・日記
お盆はキャンプに行ったりして、お墓参りに行けなかったので、
秋のお彼岸ということで、彼岸だけに悲願の・・(嘘)
お墓参りに行ってきた。

その帰りに、実弟の同級生で、ご近所で、
昔一緒にバンドをやっていて、地元のFMラジオで一緒に番組を
作ってた「コウジ君」って子の初の写真展に行ってきた。

6年前くらいになるだろうか?

一時、音信不通の失踪事件を起こした。

行き先は、インド~パキスタン。

そこで買った一眼レフのカメラがきっかけで、
写真を撮るようになった。

この前も「アサヒカメラ」という雑誌で賞を獲った実力がある。
(我が家の愛犬 ケンジ君が被写体)

非凡まれなるセンスを持っていると思うのだが、
「世に出る」なんてのは、なかなか難しいのだ。

ケンジ・ミヤザワのように田舎で農業をしながら、
生活の一部に芸術があるってのはとても素敵なことに思う。
売れるとか売れないとか・・そんな商業主義などまったく関係ない。
生活の中に芸術であり、生きてるってことが芸術なんだと思う。

でも、それを誰かに見てもらう、感じてもらう。

そのフィードバックがまた新たな作品作りののエネルギーになる。

今回の個展はなんと自宅の居間で開催。

実に、ホームメイド家族でまったりした展示会でした。

モノクロ作品ばかりが、壁4面に飾られいて、
ターンテーブルからの音楽が流れ、
入れてくれたコーヒーを啜りながら、写真を眺める。

そんな趣向になっていました。

インドの写真は、被写体自体が異文化の持つ、
独特の不思議さが漂っていて、エキゾチックな気分になってくる。
子供を写した作品がいくつかあって、

「子供ってのは、何者にも勝っちゃうね~」

って僕が言うと、

「確かに誰がどんな風に撮っても様になっちゃうんだよね~」

とご謙遜していたけど、

なんだろ?やっぱ無垢だからかな?・・・輝いてるんだよね。

写真ってのは基本的に光と影だけど、
子供を写すとその顔や表情に反射した光でなく、
子供自体から間違いなく「光」が発してるんだよね。
まるで太陽のようにさ。

40~50点くらい飾ってあっただろうか?

限られた6畳間の和の空間で、心地よい時間を過ごさせていただいた。

帰りがけに「あ、クロマニヨンズ!」

シングルのデビューレコードを発見して、
ターンテーブルに乗せてもらった。

思ってた以上に「帰ってきたブルーハーツ路線」全開で
粋の良い パンク・チューン・ナンバーに、
さっきまで見ていた同じ写真が、
まったく違うように映って見えた。

次回は、もう少し公共な場所で開けるといいかもね。
もっと多くの人に見てもらえたら、もっといいのに・・。

「いやー、恥ずかしいからさ~」

そういう恥ずかしがり屋さんなとこも、
すんごく好感持てるナイスガイな部分なんだけどさ。

お陰さまで「芸術の秋」ご堪能させていただきました。

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