ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油ビジネスと「予知能力」

2011年05月10日 04時46分40秒 | Weblog
予期せぬ災害発生により、多くの経営者の方が「時代の節目」を感じています。
「直感」といいますか、なにか大きな変化の予兆を感じていらっしゃる方が増えているようです。

能天気な方は、今迄と全く変わらない思考パターンの方もいます。

しかし、経営者は意外とデリケートな感性をお持ちの方が多いですから、
変化の予兆を感じながら、すでに「次」に向けての模索を開始している方も多いわけです。

今回の災害の前に東北で「イワシ」が大漁の報道がありました。
ここ数年、獲れなかったイワシが地震の前に急に大漁となったのは不思議です。
過去の大地震、津波発生の時にも「イワシ」が大漁だったという報道がありましたが、
ナマズやイワシのような魚は特別な予知能力があるのですね、驚きました。

確かに、災害発生や景気動向の変化などには、なにか「予兆」があるはずです。

浜岡原発の停止要請に関しても、政府はかなり高い確率での大地震発生を想定しているという事です。
一部で報道されている、当該地域における大地震発生の確率を御覧になって驚いた方も多いはずです。
科学的データによる危機回避という見地からの停止だという事ですが、
事実だとしたら、「停止」は正しい判断だとも思われます。

しかし、浜岡原発の停止要請により中部電力は2500億円もの負担を被ることになると云う事です。
それならば、政府は混乱を恐れず、
正しい災害予知情報を公開しておく事が最大の『災害対策』だとも思うわけです。
政治家の「直感」だけで企業が損害を被るとしたら経済はどうなるのでしょう。
私は、政治家の直感だけでの停止要請だとしたら、問題だと思いますが、

今後、色々な意見が出てくるはずです。

石油ビジネスの今後に向けた「予知能力」
これは、今後の推移を予測するといったほうが正しいのでしようが
かなり、鮮明になりつつあると思います。

全国各地の有力経営者の方と話していると、
一部の評論家的な論評よりも、最前線で仕事をしている経営者の方の予知的な見解の方が正しいと感じています。

少ない販売数量で目先の市況動向の話題だけを追いかけている中小業者と、
大局を見据えた経営展開ではこの先の見通しも変わってきます。

このような時代に入ると、取得すべき『情報の「質」』が問われます。
「予知」の前提となる情報取得については、色々な手段があると思いますが、
情報としてのレベルの格差がそのまま生命線につながりかねません。

無記名の掲示板情報などには、要注意です。

具体的内容については、出来る限り、今後もブログで書いていきたいと考えています。