私があまりにリズムをとれずに苦労したため、前回のレッスンでとうとう先生の方が折れ
「いっそのこと、この左手を諦めて、単純にしよう!」と、バイエルのような単純な左手に直してもらった"Once in a blue moon"。
家で練習して見たら、単純な左手だと弾けました。でも、それでは面白くな~~~~い。
左手のタ・・タ・タタ・がマズイのは分かっていたので、徹底的にリズムを崩す原因を解析してみました。すると、タ・・タの最初のタのあとの・・の2カウントの長さが不安定なのが原因とわかりました。
そこで、ちょうどそこの部分が小指・・人差し指で弾くところだったので、小指、(薬指)、(中指)、人差し指、とカッコの中の指を弾いたつもりになって人差し指の音を出すようにしました。
そうしたら、メトロノームに合わせて弾いても音がしっかりハマって来ました。
先生に「どうにか、頑張ってきましたよ~」と言ったら、練習時間を少し下さり、いざ本番。
まずは、ぴったり調節して持参したメトロノームでお披露目。
「合ってきましたね。メトロノームなしだとできるかなぁ」
「多分だいじょうぶです」とメトロノームなしにもチャレンジ。
「ほんとを言うと、ちょっと遅れ目なところもあったけど、ほぼ大丈夫なので、この曲はいいことにしましょう!」と合格を頂けました。
努力の甲斐がありました。それにしても、ジャズのリズムのとり方ってなんて難しいんだろう(泣
2曲目は、自分で言い出したリズムの練習用の「ワンノートサンバ」
これ、結構難しかったのですが、ブラジルに6年住み聞き慣れていたせいもあり、指が回りづらくやや遅れ気味になる箇所はありましたが、それなりにはリズムを捉えられるまでになっていました。
ページをめくらなくて済むようにコピーして作った特製楽譜で自分は弾き、先生にはオリジナル本を渡して、間違ってないか確認してもらいました。つっかえはしましたが、リズムはやりなおしつつも弾き通し、先生が「間違ってなかったですよ」と言って下さいました。やった~!
面白いので次回はこれもボサノバ・シリーズで「波」を弾くことに。結構、リズムの捉え方分かってきましたよ~。
3曲目は、先生の奥様の作品。”Ode to spring"。前回のレッスンで先生に模範演奏をおねだりしたのですが「これはちょっと、恥ずかしいなぁ~。これは、簡単だし弾けると思いますから」と軽くお断りされてしまったもの。
でも、CDで先生が弾いた演奏のはあるしと模範演奏は諦め、家に帰って弾いてみたのですが、先生の予告通り。予想外に1回目からそれなりのメロディーと伴奏が左手が書いてなくても弾けてしまい、自分でもびっくり。
イントロやアドリブも譜に起こさなくてもそれなりに工夫できて、魔法にかかったようにいきました。いつの間にか、コードを見て左手が自然に動くようになってきたみたいです。
1回目は、右手は書いてあるメロディーラインだけにして、左をアルペジオでコード音を鳴らして弾いてみました。先生が褒めて下さったので、「うまく弾けないかもしれませんが、右手のコードを和音で出すようにするには、譜を書き入れてないと間違いやすかったので、和音を書き入れてはあるので、もう1度今度は和音入りでやってみま~す」と2回目は少し複雑バージョンで弾いてみました。
2回目は、ちょっと複雑になった分、左手のコードの読みが甘くなったりもしましたが、先生から「そうやって右手に和音を入れるとコードの音がより出ていいですね」と言ってもらえました。「これも間違っているコードもなかったし、いいんじゃないかな」
ということで、今日は大成功!!!
奥様作曲の楽譜の「静けさに還る」と先生のeco-musicの曲「小鳥たちのために」と2曲の譜を頂けちゃいました~~~~~~~。
「『静けさに還る』はスラーが多用されていて、ちょっと音がとり難いかもしれない」とのことで、メロディーラインの弾き方だけ模範演奏をして説明してもらえました。そして、「小鳥たちのために」はyoutubeで聴けるのですが、こちらはしっかり模範演奏を弾いて頂けました。
まさに、youtube のままの素晴らしい演奏。模範演奏に聞き惚れてしまいました。すごい!!!!
次のレッスンまで、どの位弾けるようになるか分かりませんが、楽しみいっぱいです。
皆様も、是非「小鳥たちのために」は、youtube 「[世界遺産]タリン旧市街,エストニア」で素敵な映像つきで聴けますので、ココをクリックしてお楽しみ下さいませ。
いい曲ですね。美しい演奏ですね。
こんな音楽を作り出せる渡辺先生に直接教えてもらえる幸せを、心いっぱい感じたレッスンでした~。