5月の金星と木星、土星、曇りも多かったので十分愉しめなかったでしょうか?
でも、雲間からも金星や木星は顔を出していれば気が付くほどのすごい明るさなことを、夜空を眺めて下さった方はわかって下さったはずです。
逆に、春は他の星も冬ほどクリアに見えることがないので、簡単に惑星が目立って見つけやすい利点もあります。
「だるまさんが転んだ」みたいに、曇りの次の日に西空を振り向くと、木星が金星にぐんと近づいていくように感じます。
さて、6月の惑星です。この木星と金星がほんとに近づいてきますよ~。
水星:明け方の低い東空に太陽が出る前にみえるはずですが、太陽の上る時間も早くて、日の出前に起きるなんて大変すぎます。
きっぱり、あきらめましょう(笑)。
金星:夜9時半とか10時まで沈まない程高い位置にいます。しかも、滅茶苦茶明るいです。
日没後~9時頃までに西空の明るい星に目がとまったら、それは「金星」で間違いなしです。
火星:みられません。
木星:金星を見つけたら、目を天頂の方に移していくともうひとつ明るい星をみつけた?「それは、木星です」
天気が良くて、明るい星を西空に2つ見つけたら、それはもう「上が木星、低いところのが金星で間違いなし!」
この2つの惑星が6月20日には、三日月を加えて仲良く3つが集まってメルヘンの世界を空に演出してくれます!
7月1日には大接近の木星と金星。そのあとも、近づく様子を日々お楽しみ下さい!
土星:西空の主役が木星と金星なら、東空の主役は土星です。上る時間も早まってきましたね。
「土星がどれだか分からない?」今日なら、月が教えてくれます。満月近い月が同伴。みなさんが見る夜の時間帯では、月の下に土星、その下にさそり座の明るい赤い星・アンタレスも見つけられるかもしれません。
月がひと巡りした6月29日にもまた月と土星、アンタレスが仲良く近づいてみえますよ。今日を逃したら、29日の月に教えてもらいましょう。
ということで、今月の見どころは今夜(6/1)の月と土星、アンタレス。木星と金星がどんどん近づいて6/20に三日月も加わってカワイイ景色が見られる。そのあとも、木星と金星がさらに近づいて7/1に大接近を迎えるというところですね。
是非是非、この空で2つの惑星が寄り添っていくロマンチックな風景をお楽しみくださ~~~~い。