またしても、日本に大きな地震。今回は昨年8月に再稼働した川内原発のある九州で震度7の地震。川内原発には影響はなく稼働をそのまま継続したというが、この川内原発には再稼働時には建設すると約束されていた免震棟がないという。
私は、原発のことについて専門家ではないので分からないが、ネットで調べるとLITERAというサイトのココに
「今回の地震での薩摩川内市の揺れは震度4で、九州電力は通常通り運転していると発表したが、これがもっと強い揺れが襲っていたらどうなっていたのか……。そう想像せざるを得ないのは、川内原発は地震の想定が甘すぎるまま再稼働に踏み切られていたからだ。
たとえば、九州電力は、川内原発の再稼働に際して地震発生時の対策所を置く免震重要棟を今年3月までに建設するとし、原子力規制委員会の審査でも再稼働の前提とされていたが、九州電力はこれを昨年12月に撤回。このとき九州電力は、『報道ステーション』(テレビ朝日)の取材に対し、「電力会社の社員は管理部門をはじめ、地震が起きても平常心を維持できるよう特別な訓練を重ねている」と、話にならないコメントをしていた。
川内原発の問題点は、この免震棟以外にも数多く指摘されている。本サイトでは、その問題をまとめた記事を昨年の再稼働時に掲載したが、以下に再掲したい。はたして地震大国のこの国で、原発を安全に運転することなどできるのか。いま一度、考えてみてほしい」
とあった。
毎日新聞のココにも、
「原子力規制委員会の田中俊一委員長は27日の定例記者会見で、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の事故対策拠点「免震重要棟」の変更申請を話し合った前日の審査会合について「我々の納得がいく説明はなかった」と語った。
川内原発は2015年度までに免震重要棟を設置するとして再稼働した。しかし、九電は昨年12月、免震棟の計画を撤回し、運用中の代替緊急時対策所と、隣に新設する耐震支援棟で対応すると規制委に変更申請した。審査会合で九電が変更申請について安全性向上につながると説明できていないとして、規制委は申請を再提出するよう求めた。
この日、田中委員長は「この1件をもって川内原発の安全性をどうこう議論するべきではない」としたうえで「審査会合で(九電は規制委の)質問に答え切れていない。今後の対応を見て、規制委としての判断をしていく」との認識を示した。
とあった。
この川内原発の再稼働について
「九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の周辺住民らが再稼働差し止めを求めた仮処分申し立ての即時抗告審で、福岡高裁宮崎支部は6日、「原発の新規制基準は不合理とは言えない」として住民側の抗告を棄却し、昨年4月の鹿児島地裁決定に続いて申し立てを退けた。住民側は最高裁の判断を仰ぐため、許可抗告や特別抗告を検討する。
原発の運転差し止めを巡っては、3月に大津地裁が関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の差し止め仮処分決定を出し、国内で稼働中の原発は川内だけとなっている。(共同)
と書かれていたのは、ついこの間の4月6日東京新聞のサイトのココ。
日本の原子力発電の安全神話は、福島の原発事故で本当に問い直されているのだろうか?
相変わらず福島の教訓に目をつぶって、安全神話が横行しているのではないのだろうか?
万が一はあり得ないことではなく、「万が一に備える」。その必要性を私たちは、しっかり福島から学ぶべきではないのか。
あなたは、この地震の多い日本で原発を再稼働していくことにどうお考えですか?