今日は、3週間ぶりのレッスン。
練習は、最後になって追い込みをかけてはあったものの、どうなることか・・・
まずは、オスカー・ピーターソンの「ジャズ・ハノン」から。現在、MINUET9.指使いを気をつけてと指示があったので、指使いを数字で書き足して間違えぬように演奏。先生に「指使いに注意とあるので忠実にやったのですが、やや違和感のある指使いもありましたが、ジャズ特有の指使いとかあるのですか?」と聞くと、楽譜と指使いをみて「人差し指から始まるのは変わっているよね。気にしなくていいと思いますよ」と実際に先生が弾く指使いでMINUET9をたどってみせてくれました。私と同じ! 安心しました。でもとりあえず、オスカーの指示通りに練習したのを弾きました。
ついでに、今回は3週間あったので、MINUET10もやっていました。弾くと「左が飛んだような感じで弾いていたけれど、ここは左が基本でリズミカルな感じをキープと本に書いてありましたが、それは跳ねるのでなく、タータと右手がやったようにやること。しかも、タータもゆっくりと最後のタを跳ねずに抑えた感じにしたり、いろいろなタータでやるといい」とのこと。先生のお手本を見せて頂き、左を中心としたEXERCISE10で練習。MINUET10も右左ともに同じタータのリズムでそろえて弾くといいとのこと。
両方合わせて同じリズムで弾いてみたら・・・あれ?実は自分では左は基本とタタタタでやっていたつもりが、最初からタ・タタ・タと跳ねていたから別のリズムのつもりだったけど、一緒に弾いていたような(苦笑) 先生が、私が「同じリズムで右左弾くのですか?」と聞いていた時「?」という顔をしていたのは、「さっきも一緒だったけど・・・」のサインだったのかも気づいた(笑)
そして、曲の演奏へ。
まずは、カーペンターズ"It's Going to Take Some Time"4回目のチャレンジ。
アドリブ部分も前回は繰り返しの時同じ譜面で弾きましたが、先生はコードが同じでも2回目は2回目で全く違ったアレンジで弾いてくださっていました。4回目ということもあって、そこをちゃんと読み切って、2回目は先生の模範演奏に近く、1回目とは別アレンジで弾きました。その分、ちょっと練習も大変だったのですが、弾き終わると「ずいぶん、纏まってきましたネ。ちょっと怪しげなところもあったけど・・・」。
「怪しげなとこ、たしかにありました。もう1回いきます!」と再挑戦。
「こんなところでいいんじゃないですか。これ、思いのほか手間取っちゃたかな?結構弾きましたよね」
ということで、満点通過ではないものの、卒業の許可でましたぁ~。ホッ!
次は、前回はじめて頂いた同じくカーペンターズの”Super Star”を初お披露目。
結構頑張りました。前回書いたように、先生の下さった譜はたったの1枚。先生のオリジナルアレンジ譜です。
私はそれを3枚にして、左もアドリブもすべて譜にしてきました。
曲想が途中で変わる、歌で言うと"Don't you Remember you told me you loved me baby"からのところが、譜が細かくタイになってたり、非常に分かりづらく、実は「ママよ~」とカーペンターズの歌のイメージで譜読みをすっかり諦めて気分で弾いていたので、(きっと間違いを指摘されて大変なことになるぞ~)と首をすくめて先生の言葉を待ちました。すると・・・「ここは、歌の歌詞によって変化しているし、僕もそうきっちり楽譜通りに弾いてないから、そのままでいいですよ」という天使のような発言! そのままでいいなんて、夢のよう。という訳で思いがけずOKに。
「そのかわり、この曲、暗い感じにしたいんですよね。だから、もっとゆっくり弾いて、イントロのとこなんかの左の低音を響かせたり、さっきの”Don't you Remember …”のBの部分も今のままだと明るいからもっと抑えて弾くように」とのこと。「Super Starの孤独な歌なんでしたっけ?」と聞くと「そう、寂しい歌詞だったはずですよ」
今、改めて歌詞を探して読んでみたら、彼の甘いギターの音が聞こえるけれど、それはラジオから聞こえるだけ。愛している、戻ってくると言ったのに・・・という失恋の歌でした。なるほど。次は、左の低音を響かせ、静かな失恋の曲にしてきま~す!
そして、今日のオマケ。生徒が勝手に練習したオマケ演奏をお聞かせしました。弾いたのは、先生のオリジナル曲”Last Freedom”24~26回目のレッスン辺りで練習した曲ですから、アドリブまではできずにいました。今回先生のお手本なしで楽譜のアドリブとして書かれたコード名から音を探って譜にして挑戦。イントロも前回弾いたイントロではなく、私が先生のLast Freedom のイントロ演奏で1番好きなものを真似て弾きました。
先生の反応は、いかに?
「アドリブは問題がなかったけれど、肝心の最初の主要メロディーのところで、音を食べていることが何回かありましたよ~」という予想外のご指摘。「えっ~~~」絶句。 慢心というのは、こういうことなんですね。自信を持って弾いていたのに(泣)
弾き直してみて、「アッ、そこだ。カウントが待ってないで出てる」「遅れている」・・・・「これは、またメトロノーム使った方がいいかな」
メトロノームの刑に決定(涙)
という訳で、なんと1回弾けたはずの部分の方がおかしくなっていましたとさ。
メトロノームの刑を実行して出直してきます。
そして、めでたく卒業できた、"It's Going to Take Some Time"の代わりに今日頂いたのは、”Untold Story” 「これは、まだやっていなかったっけ」「そんな話、(まだ題も)語られたことなかったです」という曲。
でも、実はそれが、知っている曲でした。ecomusic でyoutube アップしてくれた <「空撮」フィヨルドランド・ニュージーランド >で、よく見て知っていました。
「前に”Wind of Change " で苦労したジャズ・ワルツなんだけどね。大丈夫かなぁ~」
確かに、ジャズ・ワルツと聞くと、なんか苦悶した思い出が・・・
でも、先生の模範演奏は、美しくゆったりと・・・いかにも自然に弾けてしまいそうな優しさをたたえたもの。
「大丈夫です」と受け取ってきたものの、帰宅後このブログの"Windo of Change"を弾いた時の戸惑いを読み返し、やや不安になってきました。
さあ、どうなりますか・・・綺麗で、簡単そうに見える曲が1番落とし穴がいっぱい???
でも、今日も楽しいレッスンでした。
こんな最後まで、私のレッスン記事に付き合って下さった読者の方がいたとしたら、お疲れ様でした~~~~。
ありがとうございました!
レッスンも大変でしたが、このブログも長かったですね(フゥ~~~)
先生のフィヨルドランド演奏をクリックして聴いて癒されてくださいませ~。