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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2022年4月の惑星

2022-04-01 16:58:21 | 惑星・天体ニュース

   先月は暖かくなったと思ったら、雪が降ったり、地震があったり、びっくりすることがありました。そんな中でも、月は静かにいつものように、私たちの空を予定通りに運行しながら、私たちを空から見守ってくれていました。では、どんなお月様に出会えていたか、いつもの通りまずは3月の巡りのアップからお届けします。

   

    雨や雪まで降って、やや少なかったでしょうか? それでも、最初は結構快調にお月見を楽しめました。朝にいる金星もちょっと見られたりしましたが、日の出がどんどん早くなりますから、どうなりますか。起きるのが大変になりそうです。

    では、今月惑星をみていきましょう。

    水星:「夕方の空で、今年いちばん見やすい!」と国立天文台が太鼓判を押して下のような美しい図を掲載してくれていました。

     

       月が水星のそばに来るのは、今月ではなく、来月の5月2日、3日のようですが、ひとあし早く、水星は4月下旬から夕方の空で楽しめます。肉眼で見つけるのはちょっと難しいかもしれませんが、双眼鏡や、カメラの望遠を使ってみるとよいでしょう。

       だんだん高く見えてくる水星を、同じ時間に見て体感するのもいいですね。夕方に見える惑星は今は水星だけです。

    金星:明け方の東空で、太陽が出る前に明るく見えています。

         

       私は朝寝坊なので、月がいる時にしか未明に起きないので、上の写真はだいぶ前の写真ですが<2022年2月27日に見えた月と金星>です。クリックすると、以前掲載した記事がみられます。2月下旬でもこれだけ見えた金星。3月20日に西方最大離角を迎え、よく見えるようになってからは、だんだん夏に向かって南東から東の方へ横移動をしていくようになります。その位置の変化を観察するのも面白そうです。

       下旬になると、下の国立天文台の図のように、月が土星、火星、金星のそばに寄って、惑星たちの存在を分かりやすく教えてくれます。月がいない時は明るい金星をまず探し、金星から教えてもらいましょう。

       3月下旬にはくっついて見えていた火星、土星が金星から離れていく様子も感じてみましょう。(3月末の時のくっついていた時の図も並べてみました。1ヶ月でこんなに関係が変化してしまうなんて、「惑星」ってホントに不思議ですよね)

   

   火星:上の図を見比べて、土星と火星の関係が変化しているのが、分かりますか? 土星が火星を追い越しちゃってますよね。火星は、12月には地球に近づき明るくなりますが、ちょっと暗いかな。月が近づいている時、26日に月に教えてもらいましょう。

   木星:太陽の近くで見えなかった木星が、4月になると中旬、下旬と日を追う毎に低い空から見やすい位置に見えるようになってきます。木星も、金星のように肉眼で簡単に見つかる明るさなので、27日、28日には、是非月といっしょに楽しみたいです。

   土星:未明の惑星の中では、どんどん早い時間に見えるようになってきます。4月下旬の図をみると、未明の空で土星が火星や金星、木星を引っ張って空を旅する先頭にいるように見えますね。土星も、金星や木星よりは暗いので、25日に月に教えてもらいましょう。

   ということで、今月の惑星は、夕方は寂しく水星を下旬に見られるだけです。その分、早起きな方には惑星の動きを楽しんだり、どんどん賑やかになって、土星に引っ張られて整列していく惑星たちの様子がおもしろそうです。 私は、月のいる25日から28日に晴れを祈って早起きします!

   

コメント (2)
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