felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2024年7月の惑星

2024-07-01 08:45:54 | 惑星・天体ニュース

    さあ、今年も半分が過ぎてしまいました。今日は、7月1日です。

    今年の後半はいいことがたくさのたくさん起こるといいなぁ~と思いますが、結局人生はいいことばかりでもないし、悪いことばかりでもないと感じています。そして、悪いことより良いことに目を向けて生きるようにすれば、その方が楽しく生きられるのではないかな~と。いつも惑星のニュースを書く月初には、立ち止まって何かいろいろ、いつもは考えないあれこれを考えてしまいます。

    前起きはこのくらいにして、まずは、先月の月の巡りの写真から公開。

 

    あれっ?間違えて、先月のと同じのを出してしまったのでは?と思われたかも知れませんね。いえいえ、これでいいのです。

    月の形をみていただければ、5月30日がまだ下弦の月で、この続きが新月の6月6日まで掲載される可能性があったのかと分かってくださったかもですね。そうなんです、6月1日の今月の惑星をアップした時は、まだ上の月の巡りは進行中だったので、もっと6月に入ってもお月見できると思っていました。下弦の月~新月前まで、1回も月を見ることができなかったという結果で、残念ながら終わってしまいました。

    そして、いまは、7月6日の新月に向かって6月7日からの月の巡りが進行中なので・・・こちらも、梅雨と言うこともあって、これから5日までに月が見られるか。今朝も雨だったので微妙です。 

    でも、月に興味をもっていなかった方には、(月って、こんなに続けてみられるの?)と思っていただけたかもしれません。上の写真が、月を観てみようかと思うきっかけになると嬉しいのですが。

    では、いつもの今月の惑星を見ていきましょう。

    「惑星」は、「まどい星」と書くように、他の恒星たちとは違った、人を惑わすような動きをする星です。なぜ変わった動きになるかというと、これら惑星は、地球と同じく太陽の周りを回る、いわば「兄弟星」。

     恒星が○光年という単位でとても離れた場所にいるのに対して、近い場所にいるので、金星や木星は非常に明るく肉眼でみられます。さらに、ぐるぐる地球とは違う周期で回っているので、恒星のように、季節によって星座のこのあたりにいつも見えたりはしません。従って、学校の時に見た星座表には、惑星は載せられず、登場しません。

     そのため、規則性はあるのですが、あちこち神出鬼没の様相を呈する惑星は、いまでこそアプリなどで、どこにいるか簡単に知ることができますが、以前はなかなか一般の人には楽しんでもらえませんでした。

    プラネタリウムには、「星座にはない明るい星が夕空に今 見えるけれど、何ですか?」と、よく問い合わせがあるそうです。たぶん、それは惑星です。このブログでは、そうした面白く人を惑わせて楽しませてくれる惑星を、今月には、どこでいつ頃見られるか、だいたいの様子をお伝えしています。

    今月の惑星 (いつも太陽に近い順にお伝えしています)

    水星:7月10日~16日頃、夕方の西天低いところに、日没後の束の間ですが見られそうです。でも、水星は小さく暗いので肉眼ではみつけるのは難しいです。かえって、7月7日、8日の極細月が水星のそばにいる時に、ちょっと気をつけて広めに写真を撮ってみましょう。もしかしたら、7日なら月の左に、8日なら月の右下に小さな水星が入り込んで姿を確認できるかもしれません。

    金星:夕方の西空に移ってきているところですが、いまは、太陽との見かけの場所が近いので難しいでしょう。

    火星:日の出前の東の空に明るく見えてくるようになってきました。7月2日に月と並ぶのでチャンス。明るさは1.0等から0.9等。

火星、木星と並んで見える明け方の月。2024年7月1日から4日、3時30分頃の東京の空

      今朝は、残念ながら雨模様でみられませんでしたが、明日はさらに近いので、未明にみられたら探しやすいです。でも、夏至を過ぎたばかりなので、未明とは何と3時半! 早起きさんにしてもちょっと早すぎる時間ですね(笑)

    木星: 上の写真をみて分かるように、木星も朝の空に見えてきます。木星については、これから長くさらに良く見えてきますので、月をみるために、3日、4日に起きられたら木星がそばにいるのを忘れずに見つけて写真に撮りましょう。肉眼でみつかるはず。

       でも、起きられなかったら、焦らないで。もっと高く見やすくなるので、これからゆっくり楽しめます・・・。といいつつ、じつは、上の朝の光景が今月2度目にみられる様子も、国立天文台のサイトのココから転載させてもらいました。

    月が火星、木星に接近。2024年7月30日から8月1日、3時頃の東京の空

     あら、予想に反して、日の出時間が遅くなっているので、4時くらいの図かと思いきや、8月1日の月の場所をいれようと思ったせいか、さらに早い何と夜中の3時!の図になっていますね。3時じゃ起きる人がさらに少なくなりそうですが、4時に起きても、7月30日~8月1日は、月のそばで火星、木星がいるのが楽しめそうですよ。

   土星:土星も、火星や木星のように、未明の空で今みられる惑星です。ただし、火星や木星ほど目立ちません。夜中にすでに今も出始めているのですが、肉眼で見えても簡単に見つかるほど明るくはありません。遅い時間に昇ってくるので見る人もすくないと思います。

      月が金土星に接近。2024年7月25日、3時頃の東京の空

      7月24日夜11時頃なら、上の図のように、真夜中の3時起きをしなくても、月と並んでいる姿が東空にみられそうですよ。

      と言うわけで、今週取り上げた惑星、夕方の水星は難しそうですが、未明に間違って目が覚めた時には、木星、火星、土星がみられそうなので、ちょっと外にでて惑星観察するのもいいかもしれませんね。

      それにしても、国立天文台の人は、夜中の3時でなく、普通の生活する人にもう少し優しい時間でもみられるなら、そっちの図を載せてくれてもいいのに・・・なんて感じるのは私だけでしょうか? ちょっと伝えてみましょうかね。

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする