昨夕も、西の地平線が良く見える場所で天気がよければ月が見られる可能性はありました。でも、天気もイマイチで、雲も多く見られませんでした。そして、今日は、金星と月が近づいて見られますと2024年9月の惑星で予告しておいた日です。
夕食を早く済ませて、いざ出陣。
と、勇んででかけたのですが・・・
あらあら、どこにも月も金星もみえません。ツバメがいつものように飛行訓練して右へ左へ。ツバメ君たち、南へ飛んで行く準備なのね。がんばれぇ~。上の写真の雲のそばにもツバメが2羽横切っていますよ。
さて、月が細くてもっと暗くなれば見えてくるのか、地上の木で見えないところに隠れているのか・・・場所を変えながら探しました。でも、どうも雲の中にいるようで月も金星もみつかりませんでした。
何か月が見えてくるような気配はあるのですが、どんどん雲が張り出してきているような・・・
おやおや、絶望的な雰囲気になってきました。 諦めようか~。いやここが踏ん張り時か。
かなり、諦めかけて、未練がましく西の地平に顔を向けながら帰る方向へ歩いていき、最後に
(でも、気配を感じていたのになぁ~。今日はダメなの???)とつぶやきながら、もう1度振りかえると・・・!!!
「えっ!お月様じゃない?」 慌ててバックにしまい込んだカメラを取り出しました。上の厚ぼったい大きな雲から、「帰らないでぇ~」とお月様が出てきてくれたのでした。雲からすっかり抜け出して、こんなきれいな姿をみせてくれたお月様です。
「ねぇ、お月様。でも、今日は金星と一緒のはずだったでしょ。金星君はどうしたの?」「ああ、ちょっと雲にまだ捕まっているみたい」「え~っ、出てきてもらおうよ」「ちょっと待ってね」
もっと、月に近くに金星はいるのかと思いましたが、思ったより遅れて、でも金星も登場してくれましたぁ~~~~!!!!
<18:31>
月が出てきてくれてから10分もかかって出てきた金星です。明るかったです。
左下の明るい光が地上の街灯ですから、もう月が沈むギリギリのところで、2ショット撮影にまにあうように金星を雲から引っ張り出してくれたのがわかりますね。金星は、「宵の明星」と言われるだけあって本当に明るく、雲から出た時はキラッと光って印象的でした。
土星が見られるかと東もちょっと見に行っていましたが、まだ邪魔者が地平線そばにたくさんあって、土星は見られませんでした。でも、大きな雲が西空を埋めている中で、帰る直前に呼び止めてもらえて極細月と金星を見られるなんて。なんともラッキーでした。
お裾分けに友人や子供達に写真を送ろうとスマホをあけたら、私がLINEを送ってもあまり見てくれない孫から短いメッセージが入っていました。「うれしい!」 お月様が力を貸してくれたようです。
いつも、いつも月に見守ってもらえている幸せを感じられました。
今日も無事に1日を過ごせたことを感謝して。明日もいい1日になりますように。