まずは、ちょうど火星が出てきた時に外にでたので、火星から。火星は地球に近づいていて、赤味を帯びて輝いて見えました。肉眼でもちろんバッチリ見られます。写真には赤く見えていませんが、木の上に顔を見せたのが火星です。その上に縦に2つ並んでいるのは、双子座のポルックスとカストル。
1月1日の今月の惑星の案内に転載させていただいた国立天文台の図に再登場してもらうと、私の撮った写真と同じように火星の上に縦に双子がならんでいるのが確認できます。ついでに、今日は図より1日早い9日なので、月は10日の月よりさらに右上にいるのですが、その今日の木星とおうし座の写真も撮れました。
最初の写真では月と木星しか見えませんが、ズームしてみると、おうし座の顔の部分のVが横向きになっているのが分かりました。今、木星はおうし座の頭の角のところにいるのです。
さて、こうなったら土星と金星もみたくなりますね。まだ沈んでいない時間だったので、南西が見える場所へ移動しました。
(あらあら、広い空の中で土星と金星、けっこうくっついているな~)と感じましたが、それもそのはず。これから、この土星と金星は、みるみる接近してきて、下のように位置をかえていきますよ。こんなこと、普通の恒星ではありえないですよね。惑星ならではの人を惑わす動き、是非注目してくださいね!!!
*火星も、これから(ふたご座にどんどんにじり寄っていく)という惑星独特の「逆行」現象が見られます! これも今月の惑星で説明したのですが、詳細は国立天文台のココの動画で説明をみると、2月に向けて、火星も惑星ならではの人を惑わす動きを見せてくれますよ。火星とこの金星と土星の2箇所で楽しめるなんて、この1月は楽しすぎますね。
恒星は、きっちり真面目に同じ位置関係をかえることなく夜空を移動して季節ごとの星座の位置を維持し続けるのに、惑星のこの遊びっぷり。
地球の兄弟星の惑星達の面白さ。今月はたっぷり一緒に味わってみませんか? 惑星観察の楽しさに、きっとあなたも ハマっちゃいますよ。