梅雨と言っても、思いのほか月もみられ、大好きなイチローにもツキがついて来ているようで、今月も気持ちよく惑星のご案内で~す。
先月末は夕方の西空が晴れず、惑星が賑やかだったのに、その姿を見られませんでした。
でも、今月もまだまだ楽しめます。
水星:太陽が沈んだ後の低い西空に、弱い光ですが姿を見せています。6月13日には東方最大離隔と言って、太陽との見かけの距離が最も離れ、水星としては精一杯の高さで輝きます。しかも、3日月も水星の左上に輝き、水星の右下金星、更には、その上に双子座のボルックスとカストルまで並んで見える! 地味な水星の今年1番のショータイムといった感じです。6月13日はてるてる坊主で晴れにしてもらいましょう!
金星:これからどんどん夕空で主役を張っていく金星です。今は、まだ低目ですが、6月20日には高度を上げて、13日以降高度を下げてくる水星と並びます。そのまま、年内ずっと夕空で皆を楽しませてくれます。
火星:見られません。
木星:金星よりも更に太陽に近い位置にいるので、見られません。
土星:春の星座の中にいるので、夕方には南空の見やすい位置にいます。春の大曲線のスピカを追いかけるように空を回ります。
という訳で、珍しく今月は水星に注目してみましょう。ただ、弱い光の水星。双眼鏡とてるてる坊主が必要そうですね。
惑星の位置は、見る時間によって変わっていくので、国立天文台の「今日のほしぞら」で自分の地域を入れて確認しながら観察するのがおススメですよ~!
ISSや他の人工衛星を見る時に便利なサイトを紹介します。
人工衛星観測ナビゲータ http://star.gs/~sat/sat/jin_i.cgi
使い方はサイトを見ればわかると思います。千葉の観測値は銚子しかないので、
緯度経度設定、北緯、東経の前にチェックを入れて緯度に鎌ヶ谷の緯度35°27′49″ 経度140°00′00″を入力して、標高は適当な数値、タイムゾーンは+9として、「人工衛星を調べる」をクリックすると下に見られる人工衛星が表示されます。その中のISSの最大高度の時間をクリックすればどのあたりを通るかもわかりますよ。