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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2020年11月の惑星

2020-11-01 11:25:04 | 惑星・天体ニュース

  カレンダーをめくって11月にするのに、残り2枚の薄さにちょっとビックリ。あぁ、今年も1年が終わりに近づいているのだとちょっと胸にくるものがありました。歳を重ねると、1年が本当に速いです。さて、感傷的になっても仕方がないので、今月の惑星をお伝えしましょう。

   そうそう、その前に恒例の先月の月の巡りを振り返ってみましょう。

       

   寂しげなラインアップですが、これでもよく頑張ってお月様に逢えたと思います。昨日は快晴の素晴らしい天気でしたが、10月に入って曇りとか雨が多かったですからね。

   さて、では今月の惑星です。

    水星:明け方の東空にいます。11月11日に向けてだんだん見頃を迎えます。水星は小さい上に惑星の中でも太陽に1番近いので観察は大変です。双眼鏡や、望遠鏡、カメラのズームなどを使ってみえる事が多い惑星。なかなか肉眼で見つけるのは難しいです。でも、空気が澄んだ好条件の時には肉眼でも見られます。これから空気が乾燥して、日が短くなる季節は水星を見つけるチャンスです。寝坊の私は未明の観察は不得意ですが、日の出が遅くなって6時過ぎなら、どうにか頑張れるかも?では、国立天文台の図をお借りして、様子を確認しておきましょう。

                                               

                          水星は見つけづらいので、金星とかスピカとか明るい星を使って探すのがお薦めです。特に、上の11月12日~14日にかけては、月までそこに加わって、金星や水星の位置が分かりやすくなります。ちょうど水星の位置も高めにはなっているので、東南東に開けた地平線近くが見えるような場所を探して、水星観察にチャレンジしてみて下さい。

     金星:もう上の図でご推察の通り、今、金星は明け方の東空で明るく輝いています。朝暗い内に起きる方は、眠気覚ましにちょっと東の空を覗いてみましょう。明るい星が見えたら、今ならほぼ間違いなく「それは、金星です!」

     火星:昨日のブログにも、月を先導するように輝く赤い星「火星」の写真を掲載しました。夕方から未明まできれいにまだ赤く光っています。だんだんこれから地球から遠ざかって暗く小さくなっていくので、その変化も今の内に楽しんで下さい!!!

     木星と土星:夕方暗くなったら南空に明るい星が見えたら、それは、今ならほぼ間違いなく木星です。さらに、その明るい星の左横にソーシャルディスタンスを取って並ぶやや暗めの星がみつかれば、それは土星です。ずっと仲良く並んで空を旅している2つの惑星ペア。実は昨日も夕方の満月が出た時に南空を見上げたら、きれいに見えていましたよ。

     と言うわけで、今月の注目は、夕方暗くなって楽しむ南空の木星と土星、そして東空の赤い火星。そして、早起きの方には、明るくなる前の金星と、中旬にかけて見やすくなる水星ですね。夜型人間の私は、月が未明にいる12,13,14日頃にだけ、明け方の金星・水星観察に参加しま~す。

     あと、11月30日に半影月食が17:00~19:00にかけて、18:43には月の0.85が地球の薄らとした影で薄暗くなるようです。薄暗いがどの位なのか?本影でないと気づかないで終わってしまうのか? 一応、手帳の30日に印はつけておくことにしました。30日が晴れたら、写真でお見せできるかな?

 

 

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