日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



小さな水晶小屋に、ぎっしり入った登山者で息苦しく、あまり寝られない夜を過ごしました。
元々山に行ってぐっすり眠れることなんてほとんどないのですが。
早い時間に小屋入りしたので、端っこの場所を確保できたのは幸いでした。

朝起きると稜線がくっきり。
槍穂のシルエット。


北の方角が茜色に染まってきました~。
立山剱、白馬岳のシルエット。


水晶岳も黒く浮かび上がっています。


平たい野口五郎岳の辺りから朝日が出てきたらしいですが、
雲に邪魔されて日の出は分からなかったです。


だいぶ明るくなってきました。
槍穂と鷲羽岳。

写真を撮っていて朝食に出遅れました~。

水晶岳をピストンしてきます。


お花がいっぱい咲いていました。
雲の平ではお花の少なさにがっかりしたのですが、こちらの稜線ではまだきれいだと聞いていました。

チシマギキョウ


タカネツメクサ




タカネシオガマ

何だか変な雲が出てきました~。
急がねば!


水晶岳に到着、360度の展望です。


遠景は槍穂と笠ヶ岳。中央は鷲羽岳。


雲の平と黒部五郎岳。


大きな薬師岳。


赤牛岳、読売新道方面。雲が出てきてしまいました。


裏銀座の稜線も雲に隠れました。


5分もたたないうちに雲がどんどん湧いてきました。
もっと早く来ればよかった・・・。
左側の山の肩に水晶小屋。


小屋に戻り、荷物を持って烏帽子小屋に向かって出発です。


水晶小屋直下はお花がいっぱいでした。

タカネシオガマとイワオウギ。


チシマギキョウ


イブキジャコウソウ


ミヤマコゴメグサ


ミヤマクワガタ


クモマミミナグサ


オヤマソバ

こんなガラガラの道で歩きにくいです。
思ったより時間を取られてしまいました。


左端、野口五郎岳。


野口五郎岳に到着。


山頂から12~3分で野口五郎小屋に到着しました。
もう辺りは真っ白です。

小屋でトイレを借り、ご主人とお天気のことなど少しおしゃべり。
うぅ~ん、どうなんだろ?お天気は持つのだろうか・・・。

野口五郎小屋を出て2~3分。
ちょうどお昼前の天気予報をラジオで聞くと、富山と長野で雷注意報が出てると!
えぇ~?どうしよう・・・と迷っていると、大粒の雨がポツリポツリときました~。
これはダメだ、と思って、小屋にすぐに引き返しました。
そしたら間もなくして、ザーッときました。そして雷も!
断続的に大雨が来ます。
引き返して大正解。
予定を変更して、野口五郎小屋で泊めてもらうことにしました。

小屋の夕食は美味しかったです。

テンプラが出ました~。ちょっと冷たくなってしまっていたけど・・・。
天ぷらはピーマン、ナス、カボチャ、芋、海苔、かき揚げ。
ワンプレートですが盛りだくさん。これに玉ねぎとわかめの甘酢漬けの小鉢が出ました。
おしぼり付きの配慮もありました。
水晶小屋ではカレーでしたが、このカレーは美味しかったです。

野口五郎小屋は中途半端な場所にあるせいか、宿泊者は少なかったです。
最初、小さな部屋に一人でしたが、夕方若いご夫婦がきて3人になりました。
ゆったり使えました。
掛け布団は羽毛布団でしたよ~。敷布団も乾いていました。(笑)

食事だけでなく野口五郎小屋は小さな気配りがあちこちにあり、とても感じのよい小屋でした。
予定では烏帽子小屋まで行って、朝、烏帽子岳に登り下山するつもりでしたが、
急遽野口五郎小屋に泊まることになり、でもそれはそれでいいかもしれない~。
烏帽子小屋までの3時間近く、また稜線歩きを楽しめるのだから~。

と思っていたけれど、朝起きてみると一面ガス!
ガッカリ~。
最終日は稜線歩き3時間とブナ立尾根4時間の下りだから少し早く出発です。

小屋の周りにコマクサがいっぱい咲いていました。
でもおしまいです。


何時降られてもいいようにとレインウェアを着込み、ザックカバーまでつけて出発しましたが、
1時間ほど歩くと少しずつ空が明るくなってきました~。


水晶岳も見えてきました。


そして槍穂も!


表銀座の山々。真ん中大天井岳。


立山と立山の右端にちょこんと頭を出す剱。


手前、赤牛岳と奥、薬師岳。


そして、雲が多いけれど北側、烏帽子岳と針ノ木、白馬岳。

晴れてくれました~。
良かった~。
せっかく晴れたのだから
大急ぎで下ったらもったいない、と三ッ岳の展望台で少しまったり。

しかし、この裏銀座のコースはほんとに素晴らしい。
前後左右に山々を見ながらの縦走です。
特に野口五郎岳からのコースは気持ちよく歩けます。

さて、いつまでもいるわけにはいきません。
烏帽子小屋目指して出発です。
烏帽子岳もはっきり見えてきました。


三ッ岳の展望台からこんなに下ってきました。
この左側の砂礫の斜面にはコマクサがいっぱいです。


まだきれいなコマクサもありました~。


高瀬ダムが見えてきました。
あそこまで下ると思うとうんざりです。


烏帽子小屋にようやく到着しました。

朝が早かったのでお腹がすきました。
即席のトン汁に薄いお餅を3枚入れて食べました。

さて、これから気合いを入れて下ります。

と下山口を見ると、こんな立て札が!
何~?

昨日の大雨で丸太橋が流されたと!
ここはよく大雨で橋が流されるらしいです。
それが自分の時にぶつかるとは!
何年か前には台風で流され、死亡者も出ています。
その時はちょうど夫もこの山に入り、結局ここを下りられず、
暴風雨の中野口五郎小屋に引き返し竹村新道を下ったのでした。
そんなことがあるから、入山は確実に橋のある時のこちら側から頑張って登った方がいいのか?と
けっこう悩んだのですが。

しかし~、どうなるのか?
真実を小屋の人に確かめます。
小屋の人の言うには
東電の管轄なので東電には連絡したこと。
しかし以前流された時には、2週間後に橋がかかったこと。
でも沢を徒渉して登って来る人もいること。
さっきもク○ツリのパーティーや単独の女性も下って行ったこと。
だから大丈夫でしょう、と・・・。

でも今日もいつ雨が来るか?分からない。
もし雨が降ったら、今は徒渉できていても、アッという間に水かさが増し渡れなくなってしまう。
そしたらまた登り返すか、ビバークしなければならない・・・。

早く雨が降らないうちに下りてしまわねば!

焦りました~。
とにかく早く早くと気持ちばかりが先に行きます。
こんなときは怪我が一番心配だけど、ちょっと平らな所は小走りでいきます。
その甲斐あってか、途中の三角点まで1時間のコースタイム、35分で下りてきました。
何とか雨よ降らないで~と祈るような気持ちです。

下から結構な人が登って来るのにすれ違うようになりました。
聞いてみると、ひざ下ぐらいの深さであること。
今ならもう少し減っているのでは?と。
徒渉するときは石ころで怪我をするから、靴下を脱がずにズボンもまくらないようにと
アドバイスももらいました。

不動岳の崩れた斜面。

このコースはアップダウン激しく、こんな風に崩壊している場所もありスリル満点だそうです。
あまり楽しくないコースは・・・。

花も無く急斜面の樹林帯。写真など撮っているどころではありません。

途中でク○ツリのパーティーを追い越し、最後の長い階段を下ってようやく登山口に着きました。
雨は間に合いました~。


先に行くと、東電の人たちが何やら工事をしています。
どうやら橋をかけようとしているらしい。
ショベルカーでガリガリやっていますが、このキャタピラの上を通って渡れと言います。
沢の水はだいぶ減っていますが、すごい勢いで流れていました。
キャタピラの上に足が届かないので、石ころに一度乗り、おじさんに手を引っ張ってもらって乗ることができました。
下りる時も下手に下りるとボチャンと落ちそう。
勢いよく飛びおりました。

あの丸太を橋にするっていうのも渡るの怖いですよね~。
せめて2本ぐらいかけてくれないと。
今年は橋が流されたのは2回目だそうです。


でも何とか徒渉をしないで済みました~。
雨に遭わずに下ることができました。
大急ぎで下りたので、コースタイム4時間の所、3時間掛らずにダムに着きました。
でもダムにいくまで少しコースがショートカットされていたようです。

ダムからタクシーで七倉まで行き、七倉山荘で温泉に入り、さっぱりとして帰ってきました。







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ここ数年、
北アルプスは、割とアプローチのしやすい後立山とか穂高辺りに行くことが多かったが、
ほんとにしばらくぶりに北アの奥に入りたくなり、
まだ未踏の雲の平から水晶岳、裏銀座を繋げて歩くことにしました。



入山はどこにするか?
ブナ立尾根は北アルプス三大急登と言われ、登るのに6時間もかかる。
私なら8時間以上かかるだろうし途中で疲れて登れなくなってしまう可能性も・・・。
やはり、富山県側の折立から登るのが私には無難。

本当はお花の最盛期はもう1週間早く行きたかったのだけれど、
なかなかお天気が安定せず、ようやく晴れが続くらしいという予報を信じ(!)
3日の夜行バスで出発しました。

北アルプス最奥の雲の平、水晶岳に行くには2日は掛ります。出るのにも2日。
私の足で4泊5日の長期山行となりました。
いろいろとハプニングの多い山歩きでした。

(写真が多いのでまた分けてアップします。)

コース
一日目  折立~太郎平小屋(泊)
二日目  太郎平小屋~薬師沢~雲の平山荘(泊)
三日目  雲の平山荘~祖父岳~水晶小屋(泊)
四日目  水晶小屋~水晶岳(往復)~野口五郎岳~野口五郎小屋(泊)
五日目  野口五郎小屋~三ッ岳~烏帽子小屋~ブナ立尾根~高瀬ダム

室堂行きの夜行バスで途中の有峰口で降りるとタクシーが一台待っていました。
バスはまだ小一時間来ません。
『四人で一人2800円でどうぞ』と運転手さん。
ちょうど降りたのが4人で、お互いどうする?という感じで顔を見合す。
結局乗ることにしたのだが、有峰林道のゲートが開くのが6時から、ということで
タクシーに乗ってもゲートで45分待つことになった。
乗った人の中には、それならバスが良かったという人もいたようだけれど
山の中腹を走るのは、私は大型のバスよりタクシーの方が気持ち安心感があります。

折立で軽く食事をし、出発の準備をしていると続々とバスや自家用車で到着する登山者。
駐車場には車もいっぱいでたくさんの人が山に入っているのが分かります。
おそろし・・・。

山はやはりガス・・・。
初日の天気はあまり期待していなかったから、ま、いっか~。
ものすごく蒸し暑く湿度100%、樹林の急登です。


アカモノ?


モウセンゴケ

1時間で辛い樹林の登りが終わります。


キンコウカが咲き揃い、花は夏から秋へ移りつつあります。



ママコナ

樹林帯を抜けると太郎平までだらだら登りが続きます。


イワイチョウの咲き残り。



ニッコウキスゲ


タテヤマリンドウ


ミヤマリンドウ

ようやく太郎平小屋が見えてきました。

1日目は太郎平小屋に泊りです。

太郎山に登る中腹から。
太郎平のこの何とも伸びやかな景色が好きです。


チングルマはほとんど綿毛になっていました~。



オトギリソウ

この日の太郎小屋の宿泊は、お布団2枚に3人でした~。
最初お布団1枚に二人と言われたのです。
こんなに混むのは久々です。

二日目。
いいお天気になりました。

右手奥の山は黒部五郎岳。

薬師岳の方もくっきりです。


薬師沢に向け出発です。
雲の平に行くには、一旦薬師沢まで下ってまた登らなくてはなりません。

まだチングルマが咲き残っていました。
最盛期ならそこらじゅう真っ白な花で埋まるのに・・・。





モミジカラマツ


エゾシオガマ


ハクサンフウロ


クチバシシオガマ

クマザサのカベッケヶ原。ここも気持のよい歩き。


薬師沢に到着。
こちら側は上の廊下。


橋を渡っていよいよ雲の平に登ります。



ミヤマダイモンジソウ

雲の平への登りは厳しいと聞いていたけど・・・。
ゴロゴロ岩々の湿った樹林帯の登り。
足は合わないわ、滑りやすいわ、急だわ、景色は見えないわ、花も無いわの五重苦の登りです。


2時間半以上かかって、ようやく辛い登りが終り、木道の末端に着きました~。
この後は極楽の木道歩きが待っています。


アラスカ庭園。

初めての雲の平。
広大な溶岩台地です。
アラスカ庭園とか日本庭園とか名前が付けられていますが、区別がイマイチよく分からない。
いわゆるロックガーデン風ですね~。

でもチングルマはもう全部綿毛になってしまって、他には花も少なく寂しい。

雲の平山荘が見えてきましたがまだまだ先です。


山荘に行く前に、右手にある祖母岳に登ってみます。


祖母岳の斜面はまだチングルマやアオノツガザクラが咲き、きれいでした。



アオノツガザクラ

山頂。今回初めてのピークです。


山頂はアルプス庭園といわれ、広く平らになっています。
が、あっと言う間にガスに包まれてきてしまいました。


二日目の宿は雲の平山荘。
雲の平山荘は去年新しく建て替えられたばかりでとてもきれいです。
この日もお布団1枚に二人と言われましたが、我々女性部屋はそれほど混まずに済みました。

ここで最初のハプニング。
やはり単独で来ていた若い女性に
『去年、朝日岳に行きませんでしたか?』と聞かれ、?・・・。
何と!去年白馬山荘で同室になり、やはり朝日岳を目指した人だと分かりました。
私は全然顔など覚えていなかったのですが、その人はどこかで見た顔だと思ったとか・・・。
ほんとにびっくり~!
こんな奇遇なことってあるのですね。
今回はお隣同士で寝ました~。

さて、三日目。
朝からガスで何も見えず・・・。
時折パラパラと降る音。

少し様子を見ていると雨もやんだ様子。出発です。

この日は鷲羽岳や黒部の源流をぐるっと巡って水晶小屋に行くつもりでしたが・・・。

濃いガスに包まれ、何も見えず。
しかし、祖父岳は通り道なので登ります。
まだお花が咲き残っていました。

ハクサンイチゲ


ミヤマダイコンソウ



だだっ広い祖父岳山頂。

晴れていれば素晴らしい展望の山頂ですが、全く見えず。
途中から雨が降ったり止んだりして、これでは鷲羽岳に登っても何も見えないのなら
登らずさっさと小屋に急ごう。
鷲羽岳、ワリモ岳は以前登ったことあるし、こういうお天気の時はパスです。

水晶小屋も5年ほど前に建て替えられたまだ新しい小屋。
やはり新しいときれいで気持ちがいいです。
30人定員の小さな小屋なので、早い時間に着くともっと先の小屋に行くように言われるそうですが、果して・・・。
予約も無しに行きましたが、何も言われず泊めてもらえました。
こんなお天気だしおばさんだし・・・。
10時半に小屋に入り、間もなくすると本降りになってきました。
更にゴロゴロピカピカとすごい雷~!
早めの小屋入りが大正解でした。

しかし、今度こそお布団1枚に二人となりました~。

(つづく)



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肩ノ小屋に荷物を置いて必要なものだけを持ち、身軽になって出発です。
身軽になっても登りの苦手な私は、相変わらず休みながらゆっくり登ります。
息切れがして苦しいので大きく息を吸いながら登りました。
お花の写真を撮りながらゆっくり登ります。

チシマアマナ


ハハコヨモギ


クモマナズナ


山頂に着いた時にはすっかりガスに包まれてしまいました。
何も見えません。


キタダケソウはこの先、クサリ場を下ったところと八本歯のコルから上がってきて北岳山荘に行くトラバース道の斜面のお花畑に咲いているということです。
早く会いに行きます。

斜面は一面のハクサンイチゲ。


ありました!
キタダケソウ!
まだ生き生きしているお花もあります。



もう見たらこれだけで満足ですが、やはりせっかくここまで来たからにはトラバース道のお花畑まで行かなくては。
ぐんぐん下ります。
登り返しを考えるとうんざりしますが・・・。

まだまだ下ります。
本当にこちらでいいのだろうか?と思うほど。
向かい側から来る人に聞きましたら、こちらでいいのだと。
登り返して肩ノ小屋に戻るより、あそこに見えてきた北岳山荘に泊った方が良かったかも~。
でも荷物が軽いのは楽なんだけど・・・。


ハクサンイチゲ、ミヤマキンバイ




オヤマノエンドウ
小屋近くの尾根にも咲いていましたが、もうそろそろ終盤でした。
ここはまだきれいでした。


イワベンケイ


コイワカガミ
こちらもまだきれい。


チョウノスケソウ






ミヤマオダマキ

池山吊尾根分岐から下った斜面にたくさん咲いています。
ミヤマオダマキを山で見るのは久しぶり~。


トラバース道のお花畑。
ハクサンイチゲがたくさん咲いています。
よく見るとキタダケソウも混じっているけれど、ちょっとくたびれかけています。


きれいなキタダケソウはお花畑の端っこ、コースが少し折れた所にありました~。






何枚も何枚も同じ写真を撮りました。

また来た道を戻ります。
相変わらず山頂はガスで何も見えず。
3時間以上もお散歩をして肩ノ小屋に戻りました。

3日目のお天気はあまり期待していなかったけれど、朝からドピーカン。
関東甲信越も梅雨明けしたということでした。
日の出もばっちり見えました~。




朝日は、鳳凰三山地蔵岳と観音岳の間、その向こう金峰山の辺りから上ります。



前日はガスで何も見えなかったので、これは登るっきゃないとまた山頂を目指しました。
360度の展望です。
無風快晴。
雲海に浮かぶ富士山。


ぐるりと右へ。
間ノ岳に続く南アルプスの峰々。


中央アルプス。


仙丈ヶ岳と遠くに北アルプス。

北アルプスの稜線がくっきり見えます。
槍穂高連峰。


立山、劒と後立山連峰。


そして甲斐駒ケ岳とその向こうに八ヶ岳。


鳳凰三山。


いつまで見ていても飽きない景色ですが、いよいよ山頂ともお別れです。


肩ノ小屋のすぐ上にきれいなキバナシャクナゲが咲いていました。




3日目は時間の余裕もあるので小太郎尾根を少し行ってみようかと予定していましたが、山頂を往復し疲れてしまって結局行きませんでした。
分岐からけっこう下るのです。
また登り返さなくてはならないと思うと一気に気持ちが萎えてしまいました。

お花畑ともお別れ・・・。
紺碧の空も・・・。


10時過ぎると白く覆われ・・・。


山を振り返りながら、いつも雪山賛歌を思い浮かべます。
さようなら北岳~。
また来る時(あるのか?)にも笑っておくれ~。



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私の南アルプス第二弾です~。
富士山に次ぐ標高2番目(3193m)の山、北岳。
北岳にだけ咲くキタダケソウが見たくて、ずっと機会を窺っていたのですが、雪解けと同時に咲き花期はちょうど梅雨時ということで、なかなかお目にかかれない花でした。
先週辺りまでが見頃・・・。
でも1輪でも咲き残っているかも~。
梅雨前線が上がって何となくお天気も持ちそう、と金曜日から出掛けてきました。
山に行っている間に運よく梅雨も明け、よいお天気に恵まれ、お花もいっぱい肝心のキタダケソウにもお目もじし、最高の山行きとなりました。

キタダケソウ


(写真がいっぱいなので2度に分けてアップします。)

北岳には広河原からの標高差1680m余りを登らなくてはなりません。
夜行日帰りで登るという信じられない人もけっこういて、脚力により山頂近くの小屋1泊か麓あるいは途中の白根御池小屋でもう一泊ということになります。
麓に泊っても標高差は変わらない訳で、私は当然途中の御池小屋泊まり。

甲府発9時半のバスに乗ろうとバス停に行くと、平日にも関わらずすでに長蛇の列!
駅でトイレに寄って出遅れました~。
すぐ前にいた女性3人パーティに声を掛けられ、一人3千円でタクシーで広河原まで行くことにしました。
おかげで30分ぐらい早く着き、後で小屋で同室になった人から聞いたらあのバスでは立った人も5~6人いたとか。
私たちは最後尾だったのでタクシーで行って正解でした。

コース
1日目  広河原~大樺沢~二俣~白根御池小屋(泊)
2日目  御池小屋~草すべり~小太郎尾根分岐~北岳肩ノ小屋~北岳山頂~池山吊尾根分岐~トラバース道分岐~キタダケソウを見て元の道を戻る~肩ノ小屋(泊)
3日目  肩ノ小屋~北岳山頂~肩ノ小屋~二俣(大樺沢)~広河原

広河原山荘前で昼を食べ、登山届を出して出発です。
御池小屋に行くのに大樺沢を行くか直登するか?
このコースを何度か登っている夫の話では、直登コースは段差の合わない木の根の張り出した見晴らしのない樹林帯の急登だから、明るい大樺沢のコースを行った方が良いとのアドバイスをくれたので大樺沢コースを行くことにします。

雲が多めながらお天気は晴れ。
北岳もくっきり。


しばらく沢沿いの樹林帯を歩きます。

コアジサイ


バイカウツギ


カラマツソウ


オドリコソウ


ミヤマハナシノブ








クルマムグラ


沢を渡る橋が何箇所か掛けられています。


ミヤマカラマツ




タカネグンナイフウロ


ミヤマミミナグサ




ミヤマキンバイ


八本歯のコルに上がる雪渓が見えてきました。
二俣はもうすぐです。


二俣にはバイオトイレが設置されているということでしたが、まだ未設置でした。
もうこの時期、みんなキタダケソウ目当てに登って来るのだから、早く設置してほしいものです。

二俣から少しのアップダウン30分ほどで白根御池に到着です。


白根御池小屋に到着。


数年前にリニューアル、まだ新しくてきれいです。
二階は廊下、部屋、トイレまで全部コルクタイル張り。
冷たくなく、いい感触でした~。
お掃除も行き届いています。
トイレは水洗でドアを開けると自動的に中の電気がつきびっくり!
へや

この部屋に女性三人でした。
布団は羽根布団。よく寝られました。


2日目もいい天気。
今日一日持ってくれれば~と・・・。


草すべりコースをじぐざぐと登ります。
林床のお花が多くなり、苦しい登りも癒されます。

サンリンソウ。
たくさん咲いていました。




マイズルソウ


ミヤマキンポウゲ


ツマトリソウ


シナノキンバイ


キバナコマノツメ


ハクサンチドリ


ダケカンバの林は日陰助かります。
雪の重みか?ほとんどが横になってしまっています。


林を抜けるとお花畑!
尾根の方まで斜面一面にシナノキンバイが咲いています。
思わず「すごい!」と声が出ました~。




北岳の肩に肩ノ小屋が見えてきました。
あと少しの頑張りです。
色々なお花が目を楽しませてくれます。


アオノツガザクラ


イワウメ
びっちりと咲いてます。


ツガザクラ


イワヒゲ


ミヤマタネツケバナ


イワツメクサ
まだこれからです。


ミヤマキンバイ


ハクサンイチゲとミヤマキンバイ




ミヤマシオガマ


コイワカガミ


雲が広がり富士山も隠れそう。
空模様が怪しくなってきました。
山は10時過ぎると雲が多くなってきます。
早くしなければ!


肩ノ小屋に到着し、宿泊手続きをしたら、
荷物を軽くして山頂を、更にキタダケソウを目指して出発です。

(続く)

お花の名前は間違っているものもあるかもしれません。
区別がつかなくて分からないものもあり、教えていただけると嬉しいです。







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八ヶ岳の横岳のツクモグサを見たくて、行ってきました。
日曜日の長野のお天気は曇り時々晴れという予報だったのですが、
1日中ガスガスガスで何も見えず。
土曜日は降られるのを覚悟で行ったのですが、
やはり山は高気圧に覆われる時でないとダメですね。

1日目は美濃戸口から行者小屋まで。
夕方から雨の予報だったので朝一の特急で行きましたが、
1時ごろから降られてしまいました。

新緑がきれいです。


林道脇の林の中にレンゲツツジが鮮やかです。


サラサドウダン。


今日の宿泊は行者小屋なので美濃戸から南沢を行きました。

南沢にはホテイランが咲くということでしたが、時期が遅かったようです。
鬱蒼とした林の林床にコミヤマカタバミ。
お天気悪く花はすぼんだものが多い。



カラマツソウ?

キバナコマノツメもたくさん咲いていました。


行者小屋の食事。
夕食は豚の角煮とサラダとスープ。
+キャラブキときゅうりのお漬物。
角煮はとても柔らかくて美味しかったです。


朝食は海苔と納豆。焼き鮭とちくわと大根煮。


おこわ弁当。


行者小屋の食事は美味しかったです。
豚の角煮が嫌いな夫が去年行者小屋に泊ったのですが、その時はシチューだったそうで、
やはりとても美味しかったと言っていました。
おかずは日替わりにしているみたいで、豚の角煮に当たらなくて良かったと言っていました~。

二日目。
前日は午後からずっと雨。
朝のうち曇っていたけれど何とか稜線が見えていたのに、朝食後またザーっときてどうしようか~と思いました。
雨の中登るのはゴメンだし、このまま帰るのも・・・。
もう少し様子を見ようと思っていると雨も止み、出発することに。

コース
行者小屋~文三郎尾根~赤岳~横岳~硫黄岳~桜平

若い頃、文三郎尾根を登り地蔵尾根を下ったことがありますが、横岳から硫黄岳への縦走は初めてです。
ま、赤岳だって30数年前のことだから初めてと言ってもいいようなもの。
昔はこんな階段は無かったです~。
山頂へ両手も使って登ったことだけ覚えています。

何段あるか数えなかったけれど、段差のある階段がけっこう続き、
登り始めから疲れてしまいました。
何回も休みながら登ります。

赤岳は岩山です。


キバナシャクナゲ~。
まだ蕾です。


コースタイムを大幅にオーバーして山頂に到着。
果して三度の赤岳登頂はあるのでしょうか~?

山頂に着いたころにはガスに覆われ、周りは全く見えなくなってしまいました。
それどころかポツポツと雨粒も・・・。
この後、雨は止んでくれましたが、厚いガスに包まれ全く景色は見えませんでした~。

今回はお花目当てというのもあるので、頑張って歩きます。

コメバツガザクラ。



ひなの口ばしみたいで可愛い~。

ハクサンシャクナゲ。
数は少ない。


ハクサンイチゲ。





チョウノスケソウ。
初めて見ました~。
まだこれからですね~。


ミヤマキンバイ。


オヤマノエンドウ。
きれいな紫です。






そして、今回の目的のお花!
ツクモグサ。
本州ではここと白馬岳にしか自生していないそうです。
多くの人たちがこのツクモグサを見に八ヶ岳に登ります。

雨に濡れて残念・・・。
でも可愛らしい~。

今年はお花が少し遅れ気味ということで、間に合いました。
でも日が射さないとパッと花が開かないそうです。








イワウメ。


横岳まではゴツゴツです。


キバナシャクナゲがたくさん咲いていました。


硫黄岳山荘から硫黄岳の登りは大したことはないのですが、最後のだらだら登りがきついこと。
硫黄岳到着は予定時刻を大幅にオーバーしてしまいました。
本当は体力の限界を試すという気持ちもあり、赤岳鉱泉から美濃戸に下山するつもりでしたが、これから下り4時間近く。
バスには間に合いそうもない・・・。
バスがなければタクシーという手もあるが、こんなお天気でいつ雨が降ってくるか?
みんなに追い越され、とぼとぼと薄暗い林道歩きは・・・。
それより、ここから桜平へは2時間で下れる。
桜平からはタクシーを呼ばなければならないけれど、どうせバスに乗れそうもないのだから~と桜平に下山と決めました。
やっぱり、こういう逃げ道があるってけっこう最初から頭にあったのですよね~。
軟弱者・・・。

夏沢鉱泉から桜平への道で。
ミヤマスミレ?
きれいな紫色のスミレでした。


オサバグサ。





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今年の山のつつじは花付きがとてもいいという。
今年もシロヤシオを見に行きたい。
どこにしようか?と考えたが、檜洞のきついコースを歩けるのも今のうちと思い、
去年に引き続き3度目の檜洞丸に行ってきました。

新松田からのバスは3台出ました。
相鉄線、小田急線を乗り継いで行くより、国府津から御殿場線で谷峨駅まで行ってバスに乗る方が電車2台分遅くても間に合うのですが、途中乗車だと絶対座れないと思い、頑張って早起きして行きました。
おかげで座れました~。
そして西丹沢に到着すると路上駐車の車もすごい数。
どのぐらいの人が登っているのやら・・・。

今回も檜洞丸から犬越路を周るつもりでしたが、暑さもあってバテテしまい
犬越路には行かず、ピストンしてきました。

コース
西丹沢自然教室~ゴーラ沢~展望台~檜洞丸(往復)

展望台では今日も富士山は見えず。
ブナ林の緑が眩しいです。


林床の苔がきれい。
いろいろ種類がありました。





こんなに小さくても一人前に葉が付いています。


ギンリョウソウ


クワガタソウ


トウゴクミツバツツジ

やはりこの時期になると中腹のつつじはもう終わりで、石棚山分岐手前辺りから咲いていました。
花びらが傷んでいるのも結構ありましたが、山頂付近のシロヤシオはまだきれいに咲いていました。











鈴生り~。



登山道はつつじのトンネルのようになっています。
今年は何年振りかで花付きがいいらしいです。
去年も充分きれいでしたが、今年の方が花が付いているツツジの数が多いような気もします。


ミツバツツジも鮮やかです。


山頂手前の木道。
コバイケイソウがいっぱい。

山頂までのあと15分がきつ~い~。
写真を撮りながらだったけれど、山頂到着は去年より15分余計にかかりました。
いつまでこの山に登れるやら・・・。





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ゴールデンウィークもとうとうどこへも行かず、もう1ヶ月以上も山から遠ざかりいい加減運動不足。
かといって、ウォーキングでもして少しでも運動不足を解消しようという根性も無く、まいにちダラダラ過ごすばかり。
少しは歩かねばと、昨日三頭山に行ってきました。
三頭山から笹尾根を西原峠まで歩くつもりでいたのですが・・・。

武蔵五日市から都民の森行きの急行バスは2台。
10人ほど立つ人もいました。
1時間強乗るので運よく座ることができてよかったです。
途中の登山口で降りる人もいて、終点に着いた時は全員が座れていました。

生籐山までの笹尾根をいつか繋げて歩きたいと思っていますが、今回は三頭山から西原峠まで。
なのでぐるっと周らず、直接 鞘口峠まで行って三頭山に登ることにしました。

ぶなの新緑がきれいです。

この赤いのは何でしょう?
ブナの花は緑だということで花ではないと思うのですが・・

ハシリドコロがたくさん咲いていました。
花は毒があるそうです。


小さなタチツボスミレはけっこう咲いていましたが、もうスミレの季節は過ぎてしまってのか?
スミレの数が少なく、エイザンスミレはほとんど葉だけが残っていました。

タチツボスミレ


マルバスミレ


フモトスミレ


ナガバノスミレサイシン


フデリンドウ

山頂付近はまだ芽ぶきが浅く、三つ葉つつじは蕾です。



トウゴクミツバツツジ

山頂からは富士山が薄く見えました。


雲取山、鷹ノ巣山。


西原峠に向かうつもりでしたが、何だか体調が優れません。
あと3時間近く歩く自信がなく、このまま都民の森に1時間で下ることにしました。
笹尾根はまたの機会に・・・。

北側の登山道にはまだエイザンスミレが咲いていました。


こんな可愛いワチガイソウも。




可愛いコガネネコノメが咲いていました。


オオカメノキ


新緑がきれい。



キケマン

三頭の大滝。






1000メートル付近のミツバツツジは満開です。


三頭の大滝からはウッドチップの敷き詰められた道をバス停まで歩きます。


昨日は気温も高く暑くて少しバテてしまいました。
お花はあまり咲いていませんでしたが、新緑がとても気持ち良かったです。
久しぶりの歩きなので良しとしましょう。



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月も変わって、花も見たいし少しは動かなければと小下沢から景信山を歩いてきました。
この前突っ張り棒を取り付けたときに腰を痛め、三日間湿布を貼っていてたのですが、
軽く歩くだけなら大丈夫だろうと思ったのですが・・・。

3月がけっこう寒かったこともあって、まだ小下沢のハナネコノメがきれいだとの情報。
高尾北口駅から小仏行きのバスは2台出てびっくり~。
先週はあまり山を歩く人が多くなかったようですが、月替わりを区切りにする人が多かったのでしょうか。
帰りも臨時のバスが出ました。

コース
大下バス停~小下沢~景信山~城山~日影林道~日影バス停

小下沢に行くといつも引き返して日影沢に周っていましたが、今回は初めてそのまま景信山に登ってみました。
沢伝いに上る道にもハナネコノメが所々咲き、
沢を登り詰めたところではまだ蕾のハナネコノメが小群落を作っているのを見ることができました。


毎年相変わらずの写真ですが・・・。


小下沢林道では、もうおしまい?
以前まとまって咲いていた場所にはあまりありませんでした。

3~40分の林道歩きに2時間もかけて歩きます。
ようやく小群落を発見!








少し標高が上がったせいか、まだ蕾のハナネコノメ。
かわいいです。




アズマイチゲ、ニリンソウも咲いています。




タチツボスミレ。


エイザンスミレ。


ヒゴスミレ?


ナガバノスミレサイシン。


ユリワサビ。


ヤマルリソウ。

ピンクのヤマルリソウがありました。



日影沢は林道の対岸にアズマイチゲやニリンソウがたくさん咲くので、
みんな対岸に渡って写真を撮っていました。
今年は植生保護のため、対岸への立ち入りは禁止になっていました。
ニリンソウはこれからが本格的ですが、日影林道にもたくさん葉があります。
スミレはタチツボスミレがほとんどでした。


ネコノメソウ。


ヨゴレネコノメ。


日影沢入り口にキクザキイチゲが咲いていました。






日影バス停そばの梅。
裏高尾の梅は満開です。








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今日は、日中お天気が持ちそうというので、
先週心変りして行かなかった笹尾根を歩いてきました。

この時期上野原からバスに乗る登山者はそう多くはありません。
井戸行きのバスには5~6人?

去年生籐山に登った時は石楯尾神社から登ったので、
今度はパス終点の井戸から三国山に登ってみようと思いましたが、
井戸から登るのは初めてでトイレがあるかどうか分からなかったので
石楯尾神社でトイレを借りて、歩いても15分か20分くらいだろうと思い
バス道を井戸まで歩くことにしました。
15分ほどで井戸バス停に着いたのですが、井戸バス停のそばにも簡易トイレがありました~。
さらに軍刀利神社の参道脇にも参拝者向けと思われるトイレ?がありました。

コース
井戸~三国山~熊倉山~浅間峠~上川乗

バス停から舗装路をまっすぐに進みます。
軍刀利神社入り口の標識に従って進みます。


神社の鳥居のところには上野原町指定天然記念物のサイカチ。


そして奥の院には大かつらの木。


いよいよ山道になり、杉林をじぐざぐと登ります。
日陰には一部雪が残っておりました。
杉林を抜け、雑木の尾根に出るとまもなく三国山です。


三国山山頂からは西側が開け、富士山もくっきり。


笠雲を被った富士山。
明日は雨の予報・・・。


南アルプスも見えます。


今回は生籐山に寄りません。
三国山から10分ほどで軍刀利神社元社。

広々として三国山より眺めもいい感じ。
ベンチもあります。


ん?富士山の笠が取れかかっていました。


熊倉山。木立が邪魔をして眺めはイマイチ。


熊倉山からの下りでまだ雪がずいぶん残り少し凍っていました。
少し急な坂だったし、滑るとイヤなので軽アイゼンをつけました。


あとは陽だまりの明るい尾根道。
『関東ふれあいの道』でとても歩きやすく気持ちがいい。


浅間峠。
東屋があります。


登山口、下山口たくさんあり、いろいろなコース取りができます。
少し早かったけれど浅間峠から上川乗へ下りました。
登山口以外で出会った人は12人でした~。


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晴れが長続きしない最近のお天気。
いよいよ春が近いと思わせてくれます。
昨日はそんな貴重な晴れの土曜日、入笠山に行ってきました。

本当は笹尾根を歩こうか、と思って時刻を調べ地図も用意していたのですが、
電車に乗ってから、どうもモチベーションが上がらない。
長野方面も晴れだと言うし、お花もまだ咲いていない山を歩くより、
せっかくのお天気だもの~眺めの良い山に行き先変更しようか?
今からなら特急も間に合う。
携帯で時刻を検索し急きょ入笠山に行くことにしました。

入笠山なら地図が無くても大丈夫・・・。
しかし、雪の山行くのに肌着1枚余分に着込まなくても平気か?
軽アイゼンしか持ってこなかったけれど大丈夫か?
靴も低山用の靴履いてきちゃったし・・・。
八王子の売店でホッカイロを買い、ダメだったら途中で引き返してもいいと思い特急に乗りこみました。

中央線富士見駅から、シーズン中は無料の送迎バスが出ます。
10時のバスは増発便も出て定刻より少し早めに出発。
歩く人、滑る人半々ぐらい?

既に富士見パノラマスキー場は大勢のスキーヤー・ボーダーで大賑わい。
その中に登山者も混じってゴンドラに乗りこみます。
スパッツ・アイゼンを着け、歩き出しは10時半。
1時間ほどで山頂に着きます。

朝のうち寒かったけれど、やはり歩いていると暑くなります。
肌着1枚どころか途中でダウンとジャケット脱ぎました。
靴もほとんど雨に濡れたことが無いから、防水もしっかりしていて大丈夫でした。
雪道もよく踏まれ、固く締って軽アイゼンでも良く効きます。

山頂に着けば360度のパノラマ~!
やっぱり来てよかった~。
ゴンドラに乗れば1時間でこんな素晴らしい景色を見ることができるいい山です。


富士山と甲斐駒。
富士山は少し霞んでいました。


南アルプス。


蓼科山~八ヶ岳。




乗鞍岳~北アルプス


穂高連峰~槍ヶ岳~表銀座の山々


後立山連峰


中央アルプス


昨日は次から次へ、たくさんの人が登ってきていました。
50人以上はいましたね~。ひょっとして100人近くいたかも~。

かなりの人たちがスノーシューを履いてペタペタと登ってきていました。
でもけっこう締った雪道だったのでアイゼンの方が歩きやすかったのではないかと思いました。
スノーシューを履いているとわざわざ雪深い所を歩いたりして遊ぶ人もいます。
こうしてみるとスノーシューはずいぶん普及しているのですね~。

帰りの送迎バスは3時と5時だそうです。
3時に乗るにしてもたっぷり時間があります。
ゆっくり食事をして、眺めて、写真を撮って・・・。
時折吹く風は冷たいですが、ほとんど風もなく快晴の空の下、2時間近くのんびりしました。



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