日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



6年前に涸沢まで行き、大雨の為撤退した奥穂登山。
梅雨明け後の天気が安定した今年、ようやく再挑戦の機会を得た。
上高地へ入るなら電車よりバスのほうがよい、ということで夜行バスの予約を入れたが、どこも満員。12日のグリーンカーならば3席の空きがあるという。
グリーンカーなんていつからあるのか?ゆったりと28席の座席とひざ掛けスリッパにおしぼりのサービス付き。値段は普通バス7,000円(料金アップ日。通常日は6,000円)のところ8,500円という。
少々高くてもゆったりと座れるならその方がいい、たとえ普通バスが空いていても試しに乗ってみようという気になる。
が、夜行バスでぐっすり寝られるというのはやはり無理。2時間もウトウトしただろうか?


定番 河童橋からの穂高。  お天気もピーカン。

上高地から横尾までのだらだら歩きは毎度のことながらうんざりする。帰りは尚更。
カンカン照りの横尾は登山者がいっぱいで日陰で一休みと思ってももう場所もない。辛うじて木漏れ日の射す一人分の場所を確保。
いつもならもう少し爽やかに歩けるのだが、猛暑の影響を受け汗ダラダラで涸沢まで登る。とにかく暑い。
それでもお花がかなり残っていて楽しみながら歩けた。


     ソバナ            ジャコウソウ              ゲンノショウコ 


   センジュガンビ         ハクサンオミナエシ         サワギク 


     キツリフネ          ミヤマホツツジ          オニシモツケ


    モミジカラマツ         ミヤマカラマツ         オオヒョウタンボク


    ヤマオダマキ         カニコウモリ           ウラジロナナカマド

涸沢ヒュッテでは女性部屋5人。お布団一人に1枚が使えた。もっと混雑を覚悟していたがよかった~。
珍しく同室の人たちは若い人ばかり。おばさんは私一人だけだった。


二日目。
今日は穂高岳山荘泊まりなので、時間はたっぷりある。
涸沢岳を往復して時間があれば奥穂にも行ってみようかと思っていた。

これも定番 涸沢岳。
中央左寄りの”ザイテングラート”を登り、稜線上の山荘を目指します。  


今年は残雪が遅くまであったので涸沢のお花畑にはまだまだ花がいっぱい咲いていた。



     アオノツガザクラ        チングルマ          キバナシャクナゲ


     クルマユリ          ヒメクワガタ           ヨツバシオガマ


     ハクサンフウロ         イワツメクサ          タカネヤハズハハコ


     ミヤマキンポウゲ        シナノキンバイ         ミヤマダイコンソウ


     ウサギギク         イワギキョウ           ミヤマダイモンジソウ


いよいよ『ザイテングラート』に取りつく。岩の急な登りで鎖場もある。
危険はあまり感じなかったが・・・。コースが判り難くちょっとコースを外れて歩いた時に、ザレた斜面の石が動き滑りやすく、また落石をしそうになってびっくり。踏まれていない所は石が安定していないのだ。
こんな何気ないことから事故が起こるのだと改めて感じた。




高度を上げると、前穂と北尾根が目の前の高さに迫ってくる。


涸沢ヒュッテがあんなに下に・・・。


今日もお天気良く、日陰もなく朝日に背中を焙られて登るので暑いこと!
コースタイムを大幅にオーバーしてようやく稜線上にある穂高岳山荘に到着。
暑さで参ってしまい疲れた~。

山荘前で食事をして涸沢岳に行く。
本当なら北穂に登り北穂から涸沢岳を越えて奥穂にたどり着きたいところだが、このコースは危険な個所がいっぱいあり、とても一人で行ける自信がない。
せめて涸沢岳に登り、360度の展望を楽しもう。

涸沢岳にはガラガラの道を30分。頂上からは北穂の向こうに槍ヶ岳、黒部五郎から薬師岳、裏表銀座の山々。
そして北穂からこちらに縦走してくる人、こちら側から行く人が見える。きついコースの為か途中で佇んでいる人も。
涸沢岳に到着した人達は皆一様に大きなため息をつき安堵の表情を見せる。

たっぷり景色を楽しみ、さて奥穂に行ってみるかどうか?
明日は奥穂から前穂~岳沢のコース。長丁場だ。標高差もあり(1,700mぐらい)これを一気に下るのは・・・。
きっと上高地に着いたころにはボロボロになっていることだろう。いや、無事にたどり着けるかどうか?
そう考えると今日のうちに奥穂を往復して足に余計な疲れを残すのは止めた方が良い。
体力温存計画に変更しお天気の良い今、涸沢岳の展望を心ゆくまで楽しもう。


北穂、大キレットから槍ヶ岳に続く稜線。


北穂高岳。登山者が見える。


奥穂高岳とジャンダルム。

(つづく)



コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )