日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



穂高岳山荘の女性部屋は8人定員でやはりお布団(小さめ)1枚に一人だった。
よかった~。
この日の同室者はすごい人たちばかり!
年は40~50代?おばさん世代。しかし山岳会のメンバーや経験者揃い。
槍ヶ岳から大キレットを越え明日は西穂に縦走という人二人。西穂から縦走してきて明日岳沢に下山するという人。涸沢から北穂経由で来た人も岳沢に下山と言う。
みんなすごい!
そして明朝の出発はそれぞれ3時半4時半だという。朝食を食べてからだと渋滞するからと。
こちらはご来光を拝み朝食を食べてから出発。怖い場所も渋滞気味の方が勇気が湧くという心理が働く。
常念岳とご来光

が、小屋からいきなりの2段梯子も拍子抜け。もっと長くて怖いと思っていたが、槍ヶ岳の半分も無いのではないか?
あとはガラガラの岩のゴツゴツの道。時には手も使ってよじ登ることもあるが怖くはない。


山頂は人でいっぱい。そして360度の眺望!

涸沢岳、北穂から槍ヶ岳への稜線。水晶岳、立山、右手奥に鹿島槍ヶ岳も見える。


笠が岳。


焼岳、乗鞍岳、御嶽山。


東がわ。南アルプス、富士山も。


そしてジャンダルム。こちらは西穂への厳しい道。

いつまで見ていても飽きないが今日のうちに帰宅の予定。30分ほどで山頂を後にする。

鎖場はちょっと渋滞。


吊尾根は捲き道がついている。鎖場もあるが足元に注意しながら慎重に下ればそれほど危険は感じない。

こんな岩山でも健気に咲いている花たち。

 チシマギキョウ                 イワツメクサとイワギキョウ

もうすぐ紀美子平に到着かと思われた時、向うの巻き道でみんなが下を見ていた。
何かあったのかしら・・・と思ったら、誰かが落ちたと言う。
幸い無事で自分でヘリを呼ぶことも出来たという。
まさに事故現場に遭遇してしまった。
散々手足を使って歩いてきて、疲れも出る頃。バランスを崩したり、ちょっとのつまづきが大事に至る。
この後の下りに改めて気を引き締めた。

紀美子平にザックを置き、ザレザレガラガラの道を手足を使い前穂高岳を往復する。
けっこう広い山頂だったが、ちょうどガスが湧いてきて景色も見えなくなってしまい残念。
この往復1時間が効いた~!
下りてから紀美子平で食事をした時には手が疲れてしまって小刻みに震えるほどだった。






腹ごしらえをしていよいよ重太郎新道の下り。

下り口から早速の鎖場。急だが岩の裂け目で足場もしっかりしている。濡れていたらちょっとイヤかもしれないがそれほど怖くはない。
鎖や梯子ばかりと聞いていたので、ぐんぐん下れば怖いというよりかなり爽快なのではないかと期待していたが、鎖も梯子も一部分だけ。
急だがあとは普通の登山道。時にはお尻をついて岩を下ったりした。



岳沢ヒュッテの赤い屋根が見えた。
(岳沢ヒュッテは一昨年の雪崩で崩壊し、今は飲み物の販売のみ。トイレはある。)

事故は下りの疲れた時に何でもない処で起きることが多い。
滑落だけでなく足を捻って歩けなくなっても困る。慎重に下った。
そしてこんな下りではきっと下に着く頃には足がガクガクして膝を痛めるだろう。そうするとしばらく山に登れなくなる。
そう思い、足だけに負担がかからないように極力ストックを使った。
それがよかったのか?膝は何ともなく足の筋肉痛も大したことはなかったが、腕と肩の筋肉痛がひどく2日間腕が上に上がらないほどだった。


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