日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。




今シーズン最初の雪山、八ヶ岳の硫黄岳に行ってきました。
去年の秋、桜平から日帰りしましたが、
今回は美濃戸から入り赤岳鉱泉に泊って硫黄岳ピストンです。
赤岳鉱泉は初めてです。
と言うより、美濃戸から八ヶ岳に入るのも実に30年以上ぶり!
若いころ赤岳に登って以来、ずっと御無沙汰でした~。

赤岳鉱泉は通年営業で食事もいいらしい。
冬の間も登山者がたくさん入ってトレースもばっちりあるようだし、
ほとんど樹林帯の歩きなので行かれる所まで行ってみようと思っていました。

1日目
美濃戸口~美濃戸~赤岳鉱泉(泊)
朝一番のスーパーあずさに乗り込みます。
連休だからもっと混んでいるかと思っていたけど、前日取った指定券は余裕でした。
甲府辺りまでは快晴。
でもきっと山は雲が掛かっているんだろうな~と思ったら、案の定。
稜線には蓋を被せたように灰色の雪雲。
バスで美濃戸口に着いたら小雪模様でした。

身支度を整え出発です。
しばらくは林道歩きです。
1時間ほどで美濃戸に着きましたが、車ならここまで入れるそうです。
いいな~。

美濃戸の赤岳山荘でお昼。
山菜そばを食べました。
ここのおばちゃん、あまり愛想が・・・。
お茶もぬる~い!

食べているうちに雪も止み、少し明るくなってきました。

(←)緩やかな登りの林道歩きはまだ続きます。
白い樹氷の山肌がちらほら見えてきました。



時折、ちらちらと小雪が舞います。

雪の結晶!
なかなか上手く撮れませんでした~。

今回、さぞ寒かろうとあれもこれもと詰め込んで大きな夫のザックを借りてきたら、重みとサイズが身体に合わないのとで腰にきて、やっぱり身体に合ったものを選ぶというのは重要だとつくづく思いました。
えっちらおっちらちっとも歩が進みません。
ガスが切れて大同心が見えました!


ようやく赤岳鉱泉に到着しました~。
樹林の向こうに大同心。
青空も見えてきました~。


宿泊の手続きをして大部屋に案内されました。
小屋の中はガンガンストーブが焚かれ暖かいです。
大部屋は布団がびっちり並べられ、100人ぐらいが寝られそう?
入って左右にカイコ棚があり、それぞれ10数人分ぐらいの布団が並ばっていました。
右側の棚の奥から2番目の布団が指定されました。
一番端にはすでに先客のザック。
左側の棚にも男の人が何人か入っていましたから、向こうは男の人でこっちは女の人かしら~と思ったけれど、隣の持主はいないけれど、持ち物は男物っぽい。

トイレに行ったついでに受付に行き、個室は空いていないか聞くと、今日来る予定のキャンセルがあったとのこと。
ラッキー!
プラス4千円ですが?と言われて、倍額払っても個室がいいと思っていたのでお願いする。
荷物を取りに帰るとやっぱり隣は男でした!

一昨年黒ユリヒュッテに泊った時も、個室の予約を入れなかったので通された大部屋は
女私一人。
その時はお布団が一つ少し離されて敷かれていたけれど、
今回はそんな配慮は一切なし。
その時も空きがあって個室に変えてもらったのです。(個室代プラス千円!)
何も順繰りに詰め込まなくったって、
まだたくさん空いているのだから反対側から男女別に入れたっていいのに~。
前日予約だったし、一人では個室を取りずらいかなと思ったので聞かなかったのだけれど、
これからは絶対に個室にしよう!

大部屋も暖かかったのですが、個室は全室にこたつ付き!
しかも夜通しこたつは点けっぱなしだという!
こたつの中に足を入れて寝ました~。

聞くところによると赤岳鉱泉の食事は豪華とのこと。
それも日替わりだという。
普通山小屋の食事は毎日同じで、連泊の人には違うメニューで出すところが多い。
さて、今夜は何が出てくるかと楽しみにしていました~。

      夕食    (携帯カメラで撮りました)      朝食
何と!
夕食は個々に卓上コンロがあり、牛焼き肉でした~!
ナスとカボチャとしめじ付き。
自分で焼きながら食べます。
お肉は8切れ。(厚み6~7ミリぐらいの短冊切りの大きさ)
柔らかくて美味しかったです~!
ただカボチャが厚過ぎて中々火が通らなかった・・・。
そのほかに、お肉の入らない(?)豚汁。
キャベツの千切りとコーン、レタス、トマト。
パイナップル(酸っぱかった~!)オレンジそれぞれ二切れずつ。
お腹いっぱいになりました。

冬の八ツはかなり人が入ると聞いていたけれど、連休ということもあって
この日の食事つき泊り客は100人ほどだったそうです!
夕食は2回戦でした~。
そのほかに素泊まりの人たちやテントの人たちも入れると、
150人以上になるのでは?
驚きです~。


食後、外を見たら満天の星!
寒かったけれど8時頃オリオン座が真上に来たので撮影。
中々上手く撮れません。

明日のお天気、期待できそうです!














二日目
赤岳鉱泉~赤岩の頭~硫黄岳~赤岳鉱泉~美濃戸

こちらからの硫黄岳は初めてですが、樹林帯がずっと続き危険もなさそう。
その上は様子を見ながら、無理なようなら引き返そうと思いました。
朝のうちはまだ薄墨色の空。晴れてくれるのでしょうか?
それこそ、お天気が悪ければ頂上などとんでもありません。

硫黄岳までピストンなので、荷物は宿に置かせてもらい今日は身軽です!

樹林帯の道が続きます。
トレースもばっちりで迷いようがありません。
輪かんの必要もありません。


樹氷。

森林限界を超え、赤岩の頭まで急登が続きます。

わっしわっしと登ります。
登っていると暑くなりシャツとダウンを脱ぎました。
しかし時々強風が吹いて寒いです。


赤岳阿弥陀岳が見えてきました~。

ようやく赤岩の頭に到着です。

御嶽山。乗鞍岳も見えます。


風が強いけれど山頂目指していざ!


風で吹き飛ばされて積雪は少ないです。


とうとう硫黄岳山頂に着きました~!
すごい風です~!

向こうに浅間山。


爆裂火口。




蓼科山。天狗岳。


金峰山方面。


南アルプスもくっきり。


槍穂高~北アルプスの山々。


後立山の山々。
中央に鹿島槍。



(音が出ます)

風が強くて飛ばされそう!
のんびり眺めていられません。
風の方を向いてカメラを向けるのも難しいです。
残念ながら写真を撮ったらとっとと下山です。
山頂には15分しかいられませんでした。


雪道の下りはコースタイムより早く歩けます。
やっぱり雪はいい!

小屋でお昼を食べまた重いザックを背負い出発です。


赤岳鉱泉は「アイスキャンデー」といってこんなものが作られ、
氷壁登りを楽しむ人たちもいます。
冬山の楽しみ方もそれぞれです。



雪が解け、昨日の姿とは少し変わった大同心を振り返りながら八ヶ岳とお別れです。


今回の写真はちょっとぼけぼけ~。
いつもリサイズしたりトリミングしたりすると、何だかボケた写真になってしまって不満があったのですが、
今回は「雪を白く撮るには露出を少しオーバーにするとよい」と聞いて、少し+で撮ったら、雪は白く撮れたけれど全体がちょっと白っぱけてぼんやりした写真になってしまいました。
ほんとに写真は難しい・・・。





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