先週は検査や栄養指導で病院通いが続きました。
じつは先月受けた健康診断で、悪玉コレステロール値が高いのはもちろん、その上に胃のポリープも見つかり、更に不整脈がひどく、また狭心症の症状が10年ほど前からあって、なるべく早く医者に相談をした方がいいと言われたのです。
さっそく近所の医者に行ったところ、胃のポリープはいずれ胃カメラの検査をするとして、狭心症の方は早速検査を受けた方がいいと言われ、共済病院に紹介状を書いてくれました。
しかし~、私としては10年来の狭心症より、30年ぶりに受けたバリウム検査でポリープが見つかったことの方が気になるのです。
胃の検査を早くしてもらいたいけれど、先生は心臓の方をと言う。
ま、山に登るためにも、検査をしてもらえば安心、ということで、先日紹介状を持って共済病院に行きました。
私の狭心症は、早朝寝ているときに胸が締め付けられるように痛くなって目が覚める、という形なのですが、年に数回(7~8回?)起ります。
安静型というものらしいのですが、この型は大して心配のないもの、と思っておりました。
実際5分か長いと30分ぐらいで収まります。
そしたら、先生の言うには
『安静型の方が怖いんですよ!
もちろん負荷型も怖いけど、朝になってぽっくり死んでるっていうのは安静型のほうなんですよ。』
だって~!
何でも、痙攣で起る狭心症は、何かの拍子で血管がギュ~ッと縮んで狭くなるんだそうで、それで血液が通りにくくなって起るのだそうです。
自分がぽっくりという感覚はまるでないのですが。
ぽっくりいければそれはそれでいいかな~と思ったりもします。
でももう少し・・・あと20年ぐらい(欲張り)は元気で生きたいな~。
コレステロールも高いので動脈硬化がどのぐらい進行しているのか、検査を受ければ分かるからとさっそく検査の日程を調整。
私もさすがにコレステロールを3年間放置してきたことを後悔。
どのぐらい血管の狭窄が起っているのか?ちょっと心配になりました。
でも検査をして悪いようならお薬出してもらえば少しは安心?
ということで、心臓のCT検査、エコー検査、一日心電図の検査をやりました。
CTの検査はちょっと怖かったのですが、でも案ずるより、ですね。
わりと簡単に済みました。
そして今日、検査の結果が分かったのですが、
血液検査ではやはり悪玉コレステロールが高い。でも善玉も高いので救われていると。
エコーは異常なし。
よかった~!
逆流(何の?)はあるけど気にしなくていいって。
CT検査も異常なし!
狭窄もなく、血管壁はきれいで動脈硬化は起っていないと!
自分の心臓の様子を初めて見ました~。
まるで医学書の絵みたいでした。
「良かった~~~!」
『ちょ、ちょっと待ってよ!』と喜ぶ私を先生は諌めます。
一日心電図の結果を見ると、痙攣を起こす危険性の波形がばっちり出ていると言うのです。
私の場合、まだはっきり狭心症と診断されたわけではなく、症状からそうであろうということだけれど、
これはカテーテルの検査を受けてちゃんと診断してもらって薬を処方してもらった方がいいと言われました。
えぇ~!?
やはりこの安静型の狭心症の怖いこと、普段何でもないからと薬をさぼったりして心筋梗塞で運ばれてくる人を何百人と見ている、と怖いことを強調します。
でも発作が起きたらニトロ使えば~?と言ったら、『それでは間に合わない。』と。
発作も度々起っているし、是非検査を薦めますとおっしゃる。
その検査のリスクは1000人に一人だそう。これって高くないですか~?!
『でもそれより○○さんの発作のリスクの方がずっと高いよ。』って・・・。
ちょうど一日心電図を外した次の日の朝、また発作が起こって、心電図つけているときに起っていたなら診断がついていたのでしょう。
そしたら検査をやらなくても済んだかもしれない。
ま、夫にも相談してみるのだけれど、取りあえずは何んともないし検査をするべきかどうか迷うところです。
しかし、コレステロールが高かったにも関わらず、動脈硬化が見られなかったのはとても嬉しい。
痙攣型の上に更に狭窄があったら最悪~でした。
でもお薬をもらえれば安心して過ごせるということです。
じつは、密かに感動しています。
何に~?って、私は病院の先生に命の心配をしてもらったことにすごく感動してしまったのです。
これまでそんな状況になったこともなかったし、そんなこと一度もなかったから。
先生はただ当たり前のお話をしたのでしょうけれど。
私が病気に無知で軽~く考えているように見えたのかな~。
すごく真剣に病気のことをお話してくださいました。
それがすごく嬉しかったです。
| Trackback ( 0 )
|