3月に入り、無事母の胃全摘手術が終了、そして今日退院しました。
手術の結果は・・・
私たちの願いも虚しく、予想をはるかに越え最悪なものでした。
スキルス胃がんと言われて覚悟はしていましたが、1ヶ月前のCTでは転移が無い、まだ腹膜播種がないということでわずかに希望を持っていました。
しかしやはり甘くは無かった・・・。
今回、もう一度口からものが食べることができるように、という目的で手術をしてくださいました。
術後の先生のお話では、膵臓にも腸にもガンが浸潤、余命半年というものでした。
それでも手術後、順調に回復したように見えましたが、絶食からお粥になっても食事がなかなか摂れない。
最近では吐き気も起るようになり、お腹の痛み(傷ではなく)足のむくみと日に日に体調は悪化。
3日前の先生のお話では、ガンが急速に進みこれらの症状は全部ガンが元で起っていると言います。
そして、このひと月の間で急変もありえると・・・。
最初の診断では『手術をしなければ3ヶ月、すれば1年は元気』が、
手術後は余命半年になり、更にひと月に・・・。
私たち家族はただただやり切れなさで泣くしかありませんでした。
もっと早く手術をしていればとか
もっと早く医者にかかっていればとか
最初の医者がちゃんとガンを見つけてくれていたらとか
もし手術をしていなかったらとか
後悔ばかり・・・。
だって食べられなくて鼻からの高濃度栄養を摂っていただけでも、手術前は病気だとはとても思えないぐらい元気だったのです。
歩いて手術室まで行ったのです。
それなのに手術後は別人のよう・・・。
やはり高齢の母には手術はリスクがあり過ぎました。
でも手術をしなくても結果は同じこと、だったと思う。
しなければしないで、やはりすればよかったかな~と後悔したかもしれません。
手術までの期間、先生は1ヶ月2ヶ月のレベルではなく半年とか1年前なら、というレベルだと言います。
半年前はちょうど旅行に行った時期。
全くその兆候は見当たりませんでした。
ただ『年だから若い人のようにはたくさんは食べられないのよ~。』と言っていた母。
でも普通の量を食べ不快感や痛みを訴えることもなかった。
もう今しか退院のチャンスはないので、入院も長くなったし家に帰り気分を変えれば食欲も出るのではないか、ということで今日の退院となりました。
私もほぼ毎日病院に通い、これからも度々実家に行って実家のお嫁さんや妹と一緒に母を支えていきたいと思っています。
何とか美味しく食べられる時間をもう少しください、と神様に祈るばかりです。
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