日々の出来事や思ったこと、趣味やペットのことなどを書き流す自己満足ノートです。
家事の合間に。。。



初めて九州の山に行きました。
山の斜面を覆いつくすようなミヤマキリシマを、是非一度は見てみたいと思っていました。
でも九州の山は馴染みがなく、土地勘もなくてなかなか行き難いところでした。
今年こそ思い切って行ってみよう!
そう決心して、毎日お天気とミヤマキリシマの開花状況をチェック。
そして交通機関や宿泊施設を調べたりとけっこう大変。
しかも九州は梅雨入り宣言が出て、今年は諦めかな~と思っていたら、
梅雨入り早々の中休みでラッキー。
法華院温泉山荘に電話をしてみると、大部屋があと一人二人なら泊れると言われ
重ねてラッキーでした。
あとは登山口近くの宿を見つけて切符の手配。
飛行機で行くことも考えたけど、5分前に行けば乗れる気軽なJRで行くことにしました。
実際は乗り換えの時間お弁当を買う時間など20分ぐらいは余裕を見ていますが。
初日は西日本では雨でしたが、移動だけなので構わないのです。
新横浜から博多まで新幹線で行き、博多から豊後中村駅まで直通の特急です。
この特急が何ともレトロ。
ガタゴト走り止まらない駅があるというだけの電車?

新幹線から乗り換えたので余計感じました。
おまけに車内販売はないと言い、お昼過ぎに乗ったので昼食のお弁当を期待してたのでガッカリ。
仕方なく手持ちのパンでお昼を済ませました。
豊後中村駅からはコミュニティーバスで登山口まで。
朝早く家を出て夕方到着~という長旅でした。
次はやっぱり飛行機かな。

さて、まだ小雨の残る中、お宿まで20分歩きます。
何とか見つけた宿が何とも素晴らしく、これについてはまた後で紹介したいと思います。
翌日は、いよいよ九重の山へ出発です。
お天気はお昼前には回復すると言う予報。
朝のうちはまだガスっていたので、念のためザックカバーと雨具の上着を着て出発します。

コース 長者原登山口~雨ケ池~坊ガツル~大戸越~平治岳~坊ガツル~法華院温泉山荘(泊)
    法華院温泉~坊ガツル~段原~大船山~段原~北大船山~大戸越~
    坊ガツル~雨ヶ池~長者原登山口

長者原(ちょうじゃばる)の登山口。
木道の先を左に折れ、樹林帯に入っていきます。


しっとりした樹林帯の登り。
林床のお花は少ないけれど、本当にたくさんの種類の木がありました。




木道が現れ、ミヤマキリシマも姿を現しました。
ガスっていて周りが見えず、ここが雨が池の入り口だということを後で知りました。


庭園のよう。


突然眺めが開け、あそこが坊がつる!


左側の山が平治岳(ひいじだけ)だと教えてもらいました。


また樹林帯に入ります。
昨日の雨で少しぬかるんでいました。


そして樹林帯を抜けると坊がつる。
ガスも晴れてきて青空が!タイミングの良いこと!
何とも長閑な雰囲気の素敵な場所。


平治岳。


法華院山荘の方向。





坊がつるに到着。


法華院山荘が見えました。


平治岳の斜面がピンク!


樹林帯を1時間ほどの登りで大戸越(うとんごし)


いきなりのミヤマキリシマの斜面。

沢山の人が休んでいました。
お腹が空いたので食事をしてから急登に備えます。

平治岳の登りは登り専用と下り専用の道に別れます。
ミヤマキリシマの木の間を縫うように登ります。かなりの急登。




坊がつるが見えました。








大戸越を見下ろす。
一面のミヤマキリシマに興奮!


急登を終わると更に山頂はその先。
ここまででも感激のミヤマキリシマだけど、更にさらにすごいです。


少しガスが湧いてきてちょっと残念。




あそこが山頂。




薄いピンクもあります。


平治岳山頂、着きました。


まだ蕾もあり、だけど今が一番じゃないかしら~。
少し終わりかけもありましたが。


山頂の西側の斜面も一面のミヤマキリシマ。


あちらは大船山(たいせんざん)。


大船山への登りの斜面にもピンクが見えました。


どうしよう~?
今日の予定では大船山にも登ることにしていました。
そして次の日は久住山を登って帰るという予定だったのだけれど・・・。
ここまでけっこう時間がかかってしまった。
大船山を登るとあと3時間はかかる。
宿に着くのが夕方遅くになってしまう。それにあの斜面?きつそう・・・。
もっとここでゆっくりもしたいしトイレにも行きたい。
体力的にも大船山を廻るのはきつい。
ここは無理しないで大船山は明日にしよう。
今回、久住山は登れなくなるけど仕方がない。またの機会にしよう。
そう考えて西側の斜面にも下りてみました。
みなさん、木の間の空間を見つけてお昼を食べたり景色を楽しんでいました。

後ろ髪を引かれながら山頂を後にします。
それにしても見事なミヤマキリシマ。






大戸越から見上げる。
また明日、こちらに来られたら来よう。


同じ道を戻り坊がつるに着きました。


そして今夜の宿、法華院温泉山荘。

大部屋は120人収容。
大船山を登らなかったので予定より早めに着きました。
食事前に温泉に入ってさっぱりしました。
夕食はおでんと鶏の照り焼き?


2日目。坊がつるから大船山を目指します。
けっこう急登~。ずっと薄暗い樹林帯。
大きな岩がゴロゴロして歩きにくい道。
少しずつ明るくなってきたかな~と思ったころ、段原に到着。


大船山はまだまだ先。
ずいぶん急そう。


こちらは北大船山。


木々の間をかいくぐるようにして大船山に向かいます。
マイズルソウ。


こちらは蕾も多い。


それほどきつく感じないで大船山に到着しました。


北大船山の向こうに平治岳。




坊がつると三俣山。


久住山?九州最高峰の中岳?と硫黄山?


遠くばかり見ていて池があるのを気がつかなかった。


九州の山々は分からない。




ぐるりと。




由布岳は分かりました。


海に浮かぶ島々。


北大船山をぐるりと廻って、真ん中辺りで大戸越に下ることにします。
今日はバスの時間までに下山しなければなりませんが、向こうに廻る時間はありそう。


大船山。段原に戻ってきました。


ほんの7~8分で北大船山。


ミヤマキリシマに埋もれて歩きます。


平治岳に沢山の人が行列を作って登っているのが見えました。
お天気がいいから皆さんミヤマキリシマを見に来たのでしょう。


大船山を振り返る。




北大船山尾根から大戸越への下りはすごく急でした。
ここは登るのが大変そう。昨日登っていたらどうだったろう?


大戸越に着いて少し眺めて下山しました。
あまりのんびりもしていられないのです。
もう一泊出来たらよかったな~。

また坊がつるに戻ってきました。
テントを張ってここでのんびりするのも気持ちがいいでしょうね~。


まっすぐ行って雨が池への緩やかな登り。


坊がつるとお別れ。


帰りの雨が池。雨が降ると水が溜るそうです。


晴れていれば緑もきれいで気持ちがいい。


昨日はガスで見えなかったタデ原湿原。
遊歩道もあったのですね。


体力的にあっちもこっちもという訳にいかず、ミヤマキリシマを見ることを優先して
久住山、中岳をパスしてしまったのは残念でしたが、
念願のミヤマキリシマ、一番の見頃に出会えたようでした。
ほんとに見事で素晴らしかったです。
せっかく遠出をしたのだから、もう一泊してもう少し余裕のある日程にすればよかったです。




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