どこかに行きたいと思っても、だんだんと行かれる場所が限られてきます。
標高差の余りないところと考え、夏にはまだ行ったことのない乗鞍岳に登ってみようと思いました。
畳平までバスで連れて行ってもらえ、山頂までの標高差は250メートルほど。
4年前の秋に登った時には大黒岳や富士見岳をぐるっと廻ってから登ったせいか、ずいぶん疲れてしまった記憶がある。
今回もしこれできつかったら今後の山の参考になるだろうと思いました。
梅雨明け後も山沿いではお天気崩れることが多く、昼過ぎには下りてこられるように頑張ろう!
また松本のホテルに前泊し、バスターミナルからバスで新島々で乗り換え、乗鞍観光センターまで。
バスは空いていたけど車で来た人たちを乗せ、観光センターからシャトルバスは3台出ました。
バスの窓から雲一つない山頂が見えました。
穂高も見えていました。
今回は乗鞍岳剣ヶ峰だけを目指します。
畳平を振り返る。 鶴ヶ池
雪解けも早く暑い日が続いていてお花もずいぶん早いとのことでした。
終りかけのお花も多い。
オンタデ ヨツバシオガマ
イワツメクサ ウサギギク
富士見岳の斜面にコマクサを見っけ
沢山咲いていました。
イワギキョウ
ミヤマアキノキリンソウ シナノオトギリ
摩利支天岳
長野県側から雲が湧いてきました。
乗鞍エコーライン
肩の小屋で少し腹ごしらえしてから出発。
肩の小屋を振り返る。
休み休み上ります。
台湾からの女の子に『ガンバレ~』って言われました。
『ありがとう。頑張りましょう!』と返して頂上まで抜きつ抜かれつ。
最後の登り~と思ったら先がある。
権現池
もう少しです。ずいぶん混み合っています。
剣ヶ峰に到着しました!
無理なようなら途中で引き返すつもりでしたが4年前より5分ほど短縮できました。
山頂は狭く混み合い、展望もないのでお参りして写真を撮ったら下ります。
昼過ぎから雨の予報なのでのんびりはしていられない。
時々何も見えなくなる。
下りはより慎重になります。
大きな石がゴロゴロしたり砂礫の道だったりでけっこう危ないです。
若い頃なら少しぐらいのデコボコ道はバランスをとりながら歩けたけれど
今の私は平らな石に乗らなければバランスが崩れやすくよろけそう。
何人か滑って転ぶ人もいました。
何とか予定通りの時間で歩いてこられました。
少しまだ時間があるので、不肖ヶ池の傍から階段を下りお花畑を通って畳平へ戻ります。
チングルマ ウメバチソウ
ハクサンボウフウ コイワカガミ・ミツバオウレン
ミヤマダイコンソウ ミヤマキンポウゲ
アオノツガザクラ ミヤマハタザオ
お花畑のお花も少し遅かったようです。
コイワカガミやミツバオウレンがまだ残っていたり、ウメバチソウが咲いていたり春と秋のお花が混在していました。
怪我もなく予定していた時間通りに登って来られてよかったです。
1時5分のシャトルバス(3台)に乗り2~3分後、雨が降ってきてギリギリ濡れずに済みました。