今年のゴールデンウィークはどうしよう?
今年は雪解けが早く、山の雪景色はあまり期待できなさそう。
間際まで散々迷ったが、結局また眺望の良い唐松岳に行くことにした。
去年、いつまで残雪の唐松岳に登れるのか?とちょっと弱気になったけれど
こうなったら気力体力の続く限り唐松岳に登るのもいいのではないかと思った。
夏山のためにもここでしっかり登っておきたい。
ゴールデンウィークのお天気と混雑を考えると1日2日で登るのがベストだけど夜行バスはなく、
朝一の新幹線で行くと登り始めが10時半ごろになってしまう。
おまけにゴールデンウィーク中はオトキューの割引もない。
それなら前日に松本まで入って松本から始発の大糸線に乗れば9時半から歩けそう。
ということで30日に普通列車で松本に入り駅前のホテルに泊まるという計画を立てた。
(オトキューを使っていると普通料金を出して電車に乗るのがバカらしくなってくるのです)
でも結局特急料金は高々2160円ではないか、と思ってのんびりと夕方家を出て特急に乗った次第。
水田に白い山が映り、朝の大糸線の車窓から見る景色も新鮮。
白馬駅から接続のバスはほかに男性の登山者1人。
行きも帰りもこの日程で混雑を回避でき、ゴンドラも空いているし唐松岳頂上山荘もほどほどの宿泊者でよかった。
予報通りお天気は快晴! 風もない。けれど暑い。
去年も雪が少なかったけれど、今年はそれ以上。
登山口のトイレはまだ使えず(翌日には開いていた)八方池山荘で借りる。
やはりずいぶん雪は少ない。
八方山を過ぎた辺りではまだ雪が残っていたけれど、ザクザク。
白馬三山。
八方池もまだ雪の下。不帰ノ嶮。
今年も下ノ樺から急になるのでアイゼンを着けます。
ノーアイゼンで登る登山者もけっこういたけれど、ズルッと滑ると体力を消耗するので着けたが雪はザクザク。
おまけに夏道もけっこう出ているのでガリガリと歩き難い。
丸山への登りも上部に雪がなく、ほかにも急斜面にトラバース気味にトレースがついている箇所があり
ここで雪崩たら?と思うとちょっと怖かった。
丸山到着。
連休1日前ということで登山者も少ない。
五竜岳と鹿島槍ヶ岳。まだら。
稜線に到着。剱岳。
途中から雪は一部分のみでアイゼンを外し登りました。
去年より早く登れました。
宿泊手続きをして唐松岳を往復します。
ほんとに雪が少ない。
唐松岳山頂。立山剱。
五竜岳。槍穂高は雲がかかっていました。
不帰の向こうに白馬鑓ヶ岳。
不帰は夏道で歩けそうです。
気温も高く午後は霞みがちなのでまた明日の朝登ることにします。
夕日の沈む唐松岳。
山荘の宿泊者は60人ぐらいでした。
女性部屋は私と二人組の3人だけ。ゆったりと寝られました。
二日目の朝。
そんなに張り切っていた訳ではないのだけれど、山頂でご来光を迎えようと思い4時半前に山荘を出る。
やっぱり山の上は寒いです。フリースとダウンとジャケットを着込みます。
黒姫山の脇(西岳)辺りから日の出。
北信の山々がこんなにすっきりと見えたのは初めて。
八ヶ岳と富士山。
立山剱。
五竜岳。
蓮華岳の奥に槍穂もくっきりと見えました。
不帰ノキレットと白馬三山。
ほんのり染まる。
もう少し染まる山々が見たかったのだけれど、あまり染まりませんでした。
1時間ほど山頂で過ごしたっぷりと景色を堪能。
山荘に戻り、朝食をいただいてから下山です。
焼山 火打山 妙高山 乙妻 高妻山 黒姫山 西岳 飯縄山
唐松岳と不帰ノ嶮
五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
白馬三山。
山はまだらまだらだったけれど、やっぱり来てよかった。
二日間、お天気も最高だったし。
でも暑かった~。
連休後半初日ということで下から続々と登山者が登ってきました。
ここは日帰りの登山者も多いのだけれど、山荘もきっと混みあったことでしょう。
いい時に行って来れました。
帰りはこれまた普通電車で帰る予定でした。
大糸線は結構混んでいて、おまけに寝てしまって外の景色はあまり見ていなかったけれど
松本から中央本線塩山行きの普通電車はガラガラ。1車両の乗客は私一人ということも。
ボックスを1人占領し向いの座席に足を投げ出しゆったりと景色を眺めながら・・・。
沿線の木々の新緑、山々の少しずつ色の異なる緑のグラデーションがすごくきれいで、見ているだけで癒され
鈍行に乗っているのが全然イヤじゃなかった。
いつまでもこの電車に乗っていてもいいと思いました。
どうしようかと思ったけれど、夕方遅くなってもと思い甲府から特急に乗り帰ってきました。
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