遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

秋鰺(シャケ)の捌きなど

2006-11-05 | 食品加工(魚介)分室

アナゴの蒲焼きです。




  行きつけの魚屋さんでの昨日の買い物です。

  「来週は仕事でいわきには帰れない」と言うと。

  女将が見繕って、トロバコにつめてくれました。

  一番上が、シャケ(雄)。

  左から、タコ、アイナメ、オキヤナギ(ヒレグロ)、

  アジ、と巨大アナゴ

  これを捌いて処理するだけで、2時間も掛かってしまいました。

  でも、2週間分の食料を確保できたので、よしとします。

  会津での食生活も豊かになりそうです。

   one dish dinner をご覧になった方から、「会津なのに魚料理が多いのはなぜ?」との話がありますが、正体はこれです。

  魚好きですので、色々加工して運んでいます。 




  シャケの捌きです。

  遡上に備え、シャケの体表は粘液が多くなっています。

  そのままでは滑って危険ですので、塩をたっぷり塗し、10分ほど経ってからタワシで滑りを落とします。




  
  3枚におろします。 これは2枚におろしたところです。




 
  用途により切り分けます。

  右は「ルイベ」用に小分けし、冷凍します。

  シャケはアニサキスの懸念がありますので、一度冷凍してルイベとします。

  アイヌの人たちの知恵です。 
  



  オキヤナギは10%の食塩水に15分ほど浸け、一夜干しにします。

  本物のヤナギ(ヤナギムシガレイ)には到底及びませんが、普段食べる干物としては充分です。




  巨大アナゴです。

  女将が「今のアナゴは脂が載っていて最高だよ、今日は3匹しかないので全部もってきナ~~」と、トロバコにドサッと入れてくれました。

  ご主人が、「素人で捌ける人はまずいないので、普通は丸では売らないよ」と言って笑っていました。

  「おれは何なんだ?」

  以前御紹介した「巨大アナゴ」のために作った、特性まな板が役にたちました。

  巨大アナゴの捌きはこちらをご覧下さい。

  3匹めの一番奥が通常のサイズです。



  一匹分です。

  上左から、頭、中骨、ヒレ、 身です。

  ヒレの串焼きが旨いんだな~~、庖丁人の特権です。


  頭と中骨はこんがり焼いて、出汁をとり、ツメを作ります。


  蒲焼きとヒレ焼きはこちらをご覧下さい。





  3匹捌き終わりました。

  20分もかかってしまいました。通常サイズでしたら10分もかからないのに・・・。

  このボリューム、最高です。捌きの疲れも吹き飛びます。

  単身赴任の食生活も豊かになりそうです。

  「白焼きはこちらをどうぞ。


秋鰺

2006-11-05 | 海辺の風景など
  久しぶりに漁港まで足を延ばしました。





 今この漁港の水揚げ(重量)の大部分が秋鰺(白シャケ)です。

  競り場いっぱいにシャケが並べられています。





  こちらは雄です。

  腹子(イクラ)が無いので、カゴ単位の取引です。キロ数十円とか?





  こちらは雌です。

  雌は一匹ごとの競りです。

  雄とは一桁違いますので・・・・・。   シャケの雄は悲しい、身は美味しいのですが。





  冬の味覚、マダラも上がって来ていました。


  この時期にしては、立派な形です。

  
  もうじき美味しい白子が味わえます。

  
  タラは雄の方が高いです。


  白子(精巣)があるからです。シャケとは反対です。

  
  



  こちらは底引き漁船の競り場です。


  手前の桶はヒイカのようです。 

  さっと茹でて、ショウガ醤油やマヨネーズで。ウマーです。

  その奥がカナガシラ、ホウボウなど。

  左はヒラメ、マコなどでしょうか。