
行きつけの魚屋さんに昨日行ってきました。
毎週土曜日には必ず行くのですが、先週は帰らなかったので行けませんでした。
女将が「いつも土曜日に来る人が来ないと、曜日を間違えちゃったよ」と言って笑っていました。
「今日はアイナメの良いのが入ったよ、刺身、タタキ、煮付け最高だよ」と言って箱(当方は発布スチロールの箱を持って買い出しに行きます)に入れてくれました。
ここの女将の頭には当方の欲しい魚、数量がインプットされていて、何も言わなくてもトロ箱に魚が入って行きます。

鱗を落とします、アイナメの鱗は細かいので丁寧に落とします。

お飾りに使うので、頭を付けたまま3枚におろしました。
この出刃は家人の中出刃で、借りて使いました。

身を細かく切り、長ネギの微塵切りを用意します。

細かく叩いたアイナメの身の上に、長ネギの微塵切りを載せます。

混ぜながら粘りが出る程度まで、良く叩きます。

姿に盛ってできあがりです。
ねっとりとした舌触りに、すっきりとしたアイナメの味が広がり、ねぎが味を引き締めてくれます。冷酒に最高です。
味噌を少し入れた、味噌タタキも美味しいですが、私はネギだけの方がアイナメの繊細な味わいが楽しめて好きです。
アイナメは淡泊と思われますが、型の良い物はどうして結構脂がのっています。
九州ではアブラメと呼ぶそうです。

当地方では6月1日からホッキ貝(標準和名:ウバガイ)の漁が解禁になりました。
少し前にウニとアワビが解禁になったのですがちょっと・・・・・・。
その点ホッキ貝は1個100円程度と庶民の味方です。
以前の記事でカニのお造りをアップしましたが、そこに一緒に盛りつけられていたホッキ貝のお造りの方法を教えてとのメールがありました。
「ホッキの刺身を作ったが泥臭かった」とのことでした。
ホッキはそのままで刺身にすると泥臭い場合があります。
泥臭さを抜く方法はいくつかありますが今回はお湯を使った方法です。
ホッキはこの程度の大きさが美味しいようです。

水管の口からナイフを入れ殻を外し、紐を除きます。

身を半分に捌きます。

包丁の先を使ってワタを取り除きます。

生きていますので、身が動きます。貝は生きていないと生食出来ません。

身を笊に入れます。

熱湯にさっと潜られます。貝の先端がほんのり赤くなった程度で湯から上げます。

直ちに氷水に投入し、しっかり冷やします。

水を切って盛りつけます。
スーパーなどで、ホッキ貝として売られている、貝の足が赤い物はカナダ産の近縁の貝で、ホッキ貝とは別物です。
本物は海の香りが高い中に、甘みが感じられます。
泥臭さを抜くには酢を使う方法もありますが、後日にします。

洋なしの現在です、少しは形になってきたでしょうか?

リンゴです。
幼果はこんなり毛むくじゃらだったとは思いませんでした。
近くの果樹園にて。

高田梅です、今年は作柄があまり良くないとのことです。
高くなるのでしょうか?