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Hanshin Tigers Series 2024

影が薄いぞ、吉野誠(第1クール2日目)

2005-02-04 12:47:10 | Spring Camp
 このキャンプで気になったのは、フォームを変えた選手二人。ピッチャーでは、吉野誠。バッターでは、鳥谷敬。特に吉野はサイドハンドからスリークォーター気味に腕の出所を変更。果たして、これが「吉」と出るか、「凶」と出るか? 吉野は「復活」するのか? 昨年のこの時期はもう「ストッパーに転向するか?」という話が出るくらい、吉野には注目が集まっていた。優勝した「2003年」の日本シリーズで大活躍して、完全に一皮向けて、「大物」の風格を漂わせていたのだが……プロ野球は甘くない。

 吉野の「復活」に懸かっている。どうして、こんなに落ち込んでしまったのか、とも思うが、でも2003年のシーズン中でも(ナゴヤドームで)連続フォアボールを出したり、不安定さと「紙一重」。紙一重なら、また「元の」キレキレの吉野に戻るかもしれないし、あるいは、このまま落ち込んだまま戻れないかもしれないし、それも「紙一重」。ブルペンでのピッチングを見る限り、後者の可能性が高いような気もするが……不自然なピッチング・フォーム。まだ本人も「しっくり」いっていないのだろう。

 掛布雅之さんから、今年の「キー」に指名されている鳥谷は、中西太さん(臨時コーチ)の指導の賜物か、だいぶバッティング・フォームが「力強く」なっていた。(中日ドラゴンズの)福留孝介みたい。福留のように打ってくれるようになればいいのだが……新外国人のシェーン・スペンサーの活躍と共に、私もこの鳥谷の「進化」が優勝するには欠かせない、と思う。昨年までは相手ピッチャーから舐められていたから。ここに放っておけば、打ち取れるという「ツボ」を押さえられていた印象だったが、今年はどうか? 私的には、茶髪に変えたのは気に入らないが。