鳥谷敬のホームランを皮切りに、相手のエラーに乗じて、【4回表】に一挙「8点」を挙げたタイガース。「8対3」【4回裏】から、ルーキー能見篤史が待望の初登板。5番・古木への初球はストレートがワンバウンド。冷静なルーキーも、さすがに「プロ第1球」、力が入ったか? 2球目はカーヴ。アウトコース低めに決まるが、「ボール」の判定。すかさず、3塁側ベンチから野次が飛ぶ。随分、大きな声だと思ったら、3塁側ベンチ前で岡田彰布監督が、福本豊氏からテレビ(CSスカイA)のインタヴューを受けていた。そのマイクが、ベンチの声をフル・ヴォリュームで拾っていた。ベンチからはこんな大きな声が飛んでいるんだな、と感嘆させられる。なかなかテレビで見ているだけでは、分からないことだ。
マウンド上の能見、軽く首を捻りながら、3球目はストレートを打たせて、ファウル。これも低めに来ている。3塁側ベンチからは「OK!」「頑張れ、能見!」その「直截な」声援に感動すら覚える。ベンチ前のインタヴューでは、核心の「スペンサー」の話になっていた。4球目もストレート、これを打たせて、ファーストゴロ。1アウト。
6番・吉村への初球は低く外れて、2球目はスライダーで空振り。3球目もスライダーで空振り。いずれも低めに球が集まっている。4球目のカーヴを打って、ショートフライ。ベンチから「風あるぞ!」ショート鳥谷が難なく捕って、2アウト。順調すぎる立ち上がり。
初球大きなカーヴでストライク。バッターは7番・小池。2球目はストレートがワンバウンド。力んでいるか? 3球目は小さなカーヴでストライク。アウトコース低めに。4球目はインコースを突いて、ボール。キャッチャー野口は頷く。「2-2」から、5球目のスライダーで空振り三振! 3アウト。抜群の安定感、高い球が1球もなかった。素晴らしい!
【5回裏】からキャッチャーは、岡崎太一に代わる。ルーキー・バッテリー、だ。ドラフト「自由獲得枠」の二人。思えば、迷走を続けた昨年のタイガースのドラフト戦線だったが、この「二人」で「良かった」。この「二人」が、タイガースの未来を切り開いてくれる、と信じる。8番・代打、小田嶋正邦への初球カーヴでストライク。2球目はスライダー、3球目はストレートで「ボール2」。4球目のカーヴで難なく「ストライク」を取り、5球目のスライダーでハーフスウィング、空振り三振!
9番・田中への初球はストレートが低く外れ、2球目のストレートを打って、ライトフライ。早くも2アウトかと思われたが、前進した的場寛一が落球! 「信じられない」プレーだ。「急造」外野手3年目。本来は内野手、ショート・ストップの守りを買われて、ドラフト1位(1999年)だったのだが、当時の岡田2軍監督の方針で、外野手に転向させられた。果たして、それは正しかったのか? 1アウト、ランナー、二塁。一転、ピンチの状況になる。
1番・野中に初球スライダーが低く外れる。2球目ストレートでストライク。これも左バッターのアウトコース低めに来ている。3球目、大きなカーヴでストライク。4球目、スライダーを引っ掛けて、ピッチャーの頭上、能見がジャンプして捕球して、飛び出した2塁ランナーを牽制。走り寄って、追い込んで、侠殺プレーで確実にアウトを取った。フィールデイングも巧い! バッターランナー(打者走者)も一塁に釘付けだ。
2番の代打、福本誠。「名前がいいですね」と放送席。初球スライダーでストライク。2球目、同じ球で空振り。3球目、4球目のスライダーが低く外れて、5球目のカーヴを狙われて、レフト前ヒット! 7年目の28歳、法政大学出身。背番号「45」。今シーズンこそ打撃開眼か? 「東京六大学」出身の内野手は時間がかかるのか?
3番・内川の初球スライダーが低く外れて、キャッチャー岡崎が頷く。二塁への牽制を一つ挟んで、2球目のカーヴを捉えた内川、しかしショート正面へのゴロ。鳥谷が捌いて、この回、エラーとヒットのランナーを許したものの、冷静なマウンド捌きで、無失点で切り抜けた、能見。とてもルーキーには見えない。タイガースの若手投手陣の中で「頭一つ」抜きん出ている。開幕から「使えそう」だ。
【6回裏】4番・村田への初球はスライダーが低く外れ、2球目のカーヴは叩かれ、レフト線に強い打球のファウル。ファウルゾーンでUP中の背番号「00」秀太がワンバウンドでキャッチ。巧みなグラブ捌き。それフィールド内で見せてくれヨ!! 3球目のストレート、4球目のカーヴでファウルを打たせ、5球目「宝刀」スライダーで空振り三振! お見事! 初回に2ランの村田にまるでバッティングを「させない」。
5番・古木には初球大きなカーヴで空振り奪取。2球目ストレートで目を慣らせ、3球目のスライダーで空振り。ルーキーバッテリーの思う壺に嵌る7年目、24歳の若き大砲「候補」。最後もスライダー。下半身が崩され、バッティングの呈を為していない。空振り三振! 2アウト。能見の快進撃が続く。
6番・吉村への初球ストレート。ヤマを張られていたか? フルスイングされて、打球は強烈なライナー、三遊間へ! しかし、サード関本健太郎が横っ飛びでキャッチして、一塁へ送球。アウト! 3アウトチェンジ。能見を救った。このキャンプでは、セカンドの練習をさせられ、こういう練習試合になると、サードを守らされる。昨シーズン「3割」を打ちながら、レギュラーを保証されていない。この状況を打ち破るには、守って、打って、アピールするしかない。
試合はその後、【8回表】に町田公二郎の代打3ランが出て、「11対3」とタイガースが大量リード。左腕・中村泰広、吉野誠と繋いで、【9回裏】はストッパー久保田智之。5番・古木にセンター前ヒットを許したが、後続を遮断して、最後は空振り三振でゲームを締めた。こういう展開がシーズン中も毎回見られるようになるか。4番手の吉野に「復活」の兆しが見られるのも「心強い」。
マウンド上の能見、軽く首を捻りながら、3球目はストレートを打たせて、ファウル。これも低めに来ている。3塁側ベンチからは「OK!」「頑張れ、能見!」その「直截な」声援に感動すら覚える。ベンチ前のインタヴューでは、核心の「スペンサー」の話になっていた。4球目もストレート、これを打たせて、ファーストゴロ。1アウト。
6番・吉村への初球は低く外れて、2球目はスライダーで空振り。3球目もスライダーで空振り。いずれも低めに球が集まっている。4球目のカーヴを打って、ショートフライ。ベンチから「風あるぞ!」ショート鳥谷が難なく捕って、2アウト。順調すぎる立ち上がり。
初球大きなカーヴでストライク。バッターは7番・小池。2球目はストレートがワンバウンド。力んでいるか? 3球目は小さなカーヴでストライク。アウトコース低めに。4球目はインコースを突いて、ボール。キャッチャー野口は頷く。「2-2」から、5球目のスライダーで空振り三振! 3アウト。抜群の安定感、高い球が1球もなかった。素晴らしい!
【5回裏】からキャッチャーは、岡崎太一に代わる。ルーキー・バッテリー、だ。ドラフト「自由獲得枠」の二人。思えば、迷走を続けた昨年のタイガースのドラフト戦線だったが、この「二人」で「良かった」。この「二人」が、タイガースの未来を切り開いてくれる、と信じる。8番・代打、小田嶋正邦への初球カーヴでストライク。2球目はスライダー、3球目はストレートで「ボール2」。4球目のカーヴで難なく「ストライク」を取り、5球目のスライダーでハーフスウィング、空振り三振!
9番・田中への初球はストレートが低く外れ、2球目のストレートを打って、ライトフライ。早くも2アウトかと思われたが、前進した的場寛一が落球! 「信じられない」プレーだ。「急造」外野手3年目。本来は内野手、ショート・ストップの守りを買われて、ドラフト1位(1999年)だったのだが、当時の岡田2軍監督の方針で、外野手に転向させられた。果たして、それは正しかったのか? 1アウト、ランナー、二塁。一転、ピンチの状況になる。
1番・野中に初球スライダーが低く外れる。2球目ストレートでストライク。これも左バッターのアウトコース低めに来ている。3球目、大きなカーヴでストライク。4球目、スライダーを引っ掛けて、ピッチャーの頭上、能見がジャンプして捕球して、飛び出した2塁ランナーを牽制。走り寄って、追い込んで、侠殺プレーで確実にアウトを取った。フィールデイングも巧い! バッターランナー(打者走者)も一塁に釘付けだ。
2番の代打、福本誠。「名前がいいですね」と放送席。初球スライダーでストライク。2球目、同じ球で空振り。3球目、4球目のスライダーが低く外れて、5球目のカーヴを狙われて、レフト前ヒット! 7年目の28歳、法政大学出身。背番号「45」。今シーズンこそ打撃開眼か? 「東京六大学」出身の内野手は時間がかかるのか?
3番・内川の初球スライダーが低く外れて、キャッチャー岡崎が頷く。二塁への牽制を一つ挟んで、2球目のカーヴを捉えた内川、しかしショート正面へのゴロ。鳥谷が捌いて、この回、エラーとヒットのランナーを許したものの、冷静なマウンド捌きで、無失点で切り抜けた、能見。とてもルーキーには見えない。タイガースの若手投手陣の中で「頭一つ」抜きん出ている。開幕から「使えそう」だ。
【6回裏】4番・村田への初球はスライダーが低く外れ、2球目のカーヴは叩かれ、レフト線に強い打球のファウル。ファウルゾーンでUP中の背番号「00」秀太がワンバウンドでキャッチ。巧みなグラブ捌き。それフィールド内で見せてくれヨ!! 3球目のストレート、4球目のカーヴでファウルを打たせ、5球目「宝刀」スライダーで空振り三振! お見事! 初回に2ランの村田にまるでバッティングを「させない」。
5番・古木には初球大きなカーヴで空振り奪取。2球目ストレートで目を慣らせ、3球目のスライダーで空振り。ルーキーバッテリーの思う壺に嵌る7年目、24歳の若き大砲「候補」。最後もスライダー。下半身が崩され、バッティングの呈を為していない。空振り三振! 2アウト。能見の快進撃が続く。
6番・吉村への初球ストレート。ヤマを張られていたか? フルスイングされて、打球は強烈なライナー、三遊間へ! しかし、サード関本健太郎が横っ飛びでキャッチして、一塁へ送球。アウト! 3アウトチェンジ。能見を救った。このキャンプでは、セカンドの練習をさせられ、こういう練習試合になると、サードを守らされる。昨シーズン「3割」を打ちながら、レギュラーを保証されていない。この状況を打ち破るには、守って、打って、アピールするしかない。
試合はその後、【8回表】に町田公二郎の代打3ランが出て、「11対3」とタイガースが大量リード。左腕・中村泰広、吉野誠と繋いで、【9回裏】はストッパー久保田智之。5番・古木にセンター前ヒットを許したが、後続を遮断して、最後は空振り三振でゲームを締めた。こういう展開がシーズン中も毎回見られるようになるか。4番手の吉野に「復活」の兆しが見られるのも「心強い」。