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Hanshin Tigers Series 2024

福原、完投で10勝に到達!(5日・甲子園)

2006-09-07 13:23:05 | Koushien Stadium
 地上波で中継が無い、伝統の「阪神vs.巨人」戦。受け持ちは日本テレビのハズだが、日本テレビは「伊東家の食卓」を優先。読売ジャイアンツを見放したい気持ちは分かるが、タイガースの方は優勝争いの渦中にいる。当然、試合は中継すべきだ。CS【G+】では中継されていたが、全国で何人のCSを見られない野球ファンが泣いたことだろう? その“怨念”が翌6日の雨を降らせたのか? 

【4回表】に先制されたが、その裏すかさず反撃。先頭の金本知憲がライト線を破って、これをライトの矢野謙次がクッション(打球の処理)を誤って、金本は3塁へ。記録はスリーベース(3塁打)。ホントにスリーベースか? こういうミスを「首位」ドラゴンズはやってくれない。こういうミスに付け込むことができるのが、近年のタイガース。
 5番・浜中治も(ジャイアンツの先発)ジェイミー・パウエルの2球目(135㎞)を引っ張って、レフト線に落ちるツーベース(2塁打)!! これで同点! 1-OUT後、7番・矢野輝弘が三遊間を破って、勝ち越し!! 

【5回裏】には先頭の9番ピッチャーの福原忍がライト前ヒットで出塁して、1番・赤星憲広のサードゴロで2塁封殺。しかし、きっちりセカンドの足を刈るスライディングをして、ゲッツーを阻止。赤星の足なら、そこまでする必要もなかったのだが、福原の勝利への≪執念≫を感じた。この後、赤星の盗塁(27個目)の後、3番アンディー・シーツのセンター前に落ちるタイムリーで1点追加。
 その福原はスライディングの疲れが出たのか? 【6回表】に1失点したものの、その裏には先頭の浜中がフォアボール(四球)、6番・鳥谷敬が1,2塁間を抜いて作った、0-OUT2,3塁のチャンスに、7番・矢野が2点タイムリーを放って、「5対2」。これで打ち止め。

 先発の福原はそのまま【9回表】まで投げ切って、完投勝利。10勝目に到達して、タイガースはこれで怒涛の6連勝!! 昨日(6日)「首位」ドラゴンズが「2対6」で東京ヤクルトスワローズに敗れた為、ゲーム差は「5.5」に縮まった。これはいよいよ現実味を帯びて来た。“敵将”落合博満監督にも焦りの色が見えてきたようだ。タイガースには「追う者」の気楽さがある。一度は(5連敗で)死んだ身。そこから這い上がってきた集団の≪強さ≫を信じたい。

大逆転Vへ 福原10勝!虎6連勝 (デイリースポーツ)