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Hanshin Tigers Series 2024

金本3ランで勝ち越し!(9日・甲子園)

2006-09-10 13:50:17 | Koushien Stadium
 先発の下柳剛が初回、いきなり先頭の石井琢朗にレフト・オーヴァーを浴びて、不安な立ち上がり。4番・村田修一のセンター前ヒットで早くもベイスターズに先制点を許す。さらに5番「新人王候補」吉村裕基に(詰まりながらも)レフト線に落とされ、2-OUT2,3塁。このピンチは何とか脱して見せたが、1塁側ダッグアウトに還る際、観客から野次られたのだろう。顔を上げて、反論する下柳。人の程度に差はあれ、「この試合、負けられない」という点では一致を見る。

 同点に追いついたのは【3回裏】2-OUTから1番・赤星憲広が三遊間を破って、2番・関本健太郎がライト線を破って、「1対1」!! すっかり「2番サード」に定着した感のある関本。今岡誠が戻ってきたら、どうなるのだろう? 再び(8番)藤本敦士との「セカンド」戦争(併用)が始まるのだろうか? 

 勝ち越したのは【5回裏】先頭の下柳が(打つ気のない素振りから)初球を狙って、1,2塁間を抜いて、1番・赤星もキレイに三遊間を抜く。この時期になって打撃開眼したか、赤星? 2番・関本、3番アンディー・シーツが倒れて、2-OUTになった後、4番・金本知憲が久々に頼もしい「4番」の仕事! レフトスタンドに流し打ちの(第18号)3ランホームラン!! 

【6回表】に1点を返された後、【7回裏】には好投の下柳の代打・林威助。林がストレートに滅法強いことは他球団も承知している。ベイスターズの3番手、牛田茂樹も初球からフォークを振らせて、林を打ち取りに掛かったが、林はそのフォークを狙っていた。「2-1」と追い込まれながら、フォークの落ち際を叩いて、ライトスタンドに(第4号)ソロホームランで「5対2」!

【8回表】から(9日ぶりの)藤川球児。ストレートが139㎞しか計測せず、不安にさせたが、148㎞、149㎞と徐々に球速を上げていき、最後は150㎞で(5番・吉村から)空振り三振! 6番・内川聖一にはフォークを織り交ぜ、最後は149㎞で空振り三振! 7番・種田仁には初球のカーヴを打たせて、ショートゴロ。“省エネ”ピッチングで、これが現在の藤川の≪精一杯≫なのかもしれない。

【9回表】はジェフ・ウィリアムス。3点差はあるが、ウィリアムスで大丈夫か? と思ったが、簡単に2-OUT。これで安心しかけたが、「左対左」の1番・石井にセンター前ヒットを浴び、2番・小池正晃にも「2-2」に追い込んで、後1球に迫りながら、レフト線沿いを破られて、2点差。嫌な予感が漂い、3番・金城龍彦の打球も左中間へ! 1点差を覚悟したが、レフト金本がランニングキャッチして、試合終了! 「5対3」で逃げ切り。(ヒヤヒヤ……)

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