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Hanshin Tigers Series 2024

フォード激走!(20日・安芸)

2008-02-21 22:02:28 | Aki Camp
 今キャンプ「一番」の≪成長株≫として期待されて、紅白第1戦の先発、先陣を切った左腕・岩田稔。初回に1-OUT後、2番・坂克彦を変化球2球で「2-0」と追い込みながら、粘られ「2-3」にされ、最後は真っ直ぐ(140km)でボテボテのショートゴロに打ち取るが、これが内野安打になる。
 そして3番「新外国人」ルー・フォード(ミネソタ・ツインズ)は調整遅れが懸念(報道)され≪安全牌≫に思えたが、4球目の真っ直ぐ(134km)を叩かれ、3塁線を割られる。
 ここで4番「FA移籍」新井貴浩を迎え、力んだか、2球目をワイルドピッチ!! キャッチャーの狩野恵輔が後逸して、紅組に労せずして先制点! 新井も歩かせて、さらに1-OUT_1,3塁。
 2-OUT後、6番・関本賢太郎(旧・健太郎)をライトフライに打ち取るが、ライト(桜井広大)とセカンド(藤本敦士)が“お見合い”して、ライト線にポトンと落ちて、観衆(4,000人)の落胆を買って、「2対0」。岩田には不運な失点……

【3回表】練習試合(名護)で打ち込まれた渡辺亮が(白組の)2番手でマウンドに上がったが、先頭のフォードに高めに浮いた速球(136km)をセンター前に弾き返される。1-OUT後、5番・桧山進次郎が1,2塁間をキレイに抜いて、フォードが3塁へ激走!! しかし寸前でタッチOUT! (刺したのは桜井)この激走で右膝を痛めたか……
 6番・関本が(抜群の)選球眼の良さを発揮して歩いた後、7番「勝負師」野口寿浩が四球の後の初球を逃さず打って、レフト頭上を越すツーベース(2塁打)!! レフトは(コンヴァート)浅井良
 この後、キャッチャー狩野の2度(連続)のパスボール(捕逸)で3点目が入って、「5対0」。木戸克彦バッテリーコーチに怒られた理由だ。

【5回裏】紅組の4番手に(サイドハンドの)伊代野貴照。毎年、この紅白戦で打ち込まれて、オープン戦に登板のチャンスが貰えず、消えていくピッチャーだが、今年はどうか? 順調に2-OUTを取って、今年は違う、今年はチャンスが貰えそうだ、と思っていたら、途中出場の「若者」野原将志(2年目)にセンター前に痛打を浴びる。
 そして今年は地味ながら「絶好調」の3番・鳥谷敬を警戒する余り歩かせて、途中出場の「外国人テスト生」アーロム・ヴァルティリス(ニューヨーク・ヤンキース傘下AAトレントン)。このヴェネズエラ人選手にレフト線を割られ、2点を失う伊代野……今年もノーチャンスか? 

【6回表】白組の4番手には2年目の左腕・小嶋達也。先頭打者(坂)を得意のカーヴで空振り三振に斬って取って、上々の滑り出しに見えたが、途中出場の大和(3年目)にレフトスタンドに弾丸ライナーで叩き込まれる! こんなパワーがあったのか、前田大和? 逆にこんなに非力に見える打者に易々とオーヴァーフェンスを許してしまう小嶋。前途は険しいかも知れない…… 

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