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Hanshin Tigers Series 2024

俊介、炎上!(21日・安芸)

2008-02-23 19:19:14 | Aki Camp
 初回を3人で抑えた白組先発のライアン・ヴォーゲルソング。【2回表】は先頭の今岡誠に「0-2」から甘く入ったストレート(136km)を快打され、レフトフェンスに達するツーベース(2塁打)!! その後2-OUTを取るが、6番「仕事人」高橋光信に「2-1」と追い込みながら、決め球のスライダーをライト前に運ばれ、先制点を許す。
「残留」=2年目のヴォーゲルソングだが、この辺り「不安」を残す。背番号「4」“川藤幸三を背負う男”には先発ローテーションの一角を(確り)担ってもらいたいのだが……

 白組の3番手には左腕・江草仁貴が上がったが、これが≪炎上≫。【5回表】1-OUT後、1番・浅井良にセンター前に運ばれ、2-OUT後、3番「絶好調」鳥谷敬をストレートの四球で歩かせ、途中出場の(2年目)野原将志に3塁線を破られる! さすがは「ドラ1」(2006年)大器の片鱗を覗かせている。
 ここで5番「絶好調」葛城育郎にもセンター前に弾き返され、3点を失う江草……希望する先発ローテ入りは今シーズンも無理か? 中継ぎでも、このようなピッチングをしていては「失格」。
 
 最終回の【7回表/裏】には今年のルーキー(大学・社会人)が其々登板。【7回表】を受け持った黒田祐輔(シャンソン化粧品)は、先頭打者(坂克彦)を初球=145kmの速球で詰まらせ、レフトフライ。この時期にいきなり「145km」を投げるルーキー! 速球派だ。続く打者(前田忠節)も146kmで詰まらせて、ライトフライに打ち取り、これは楽しみなピッチャーが入ってきた。
 しかし、ここからが「プロ」の≪洗礼≫。またしても、2年目の野原が147kmの速球を打ち返して、右中間にツーベース!! 黒田の“野望”を挫く……そして「絶好調」葛城が143kmの速球を捉えて、ライトスタンド(ネット)に軽々と打ち込む≪洗礼≫弾! 
 だが、間違いなく将来のクローザー候補、「ポスト藤川球児」に名乗りを挙げるだろう。そういう「逸材」。早ければ、今年の夏にも(北京五輪で)藤川「不在」のチームを救う“救世主”になるかもしれない。

【7回裏】には石川俊介(上武大学)。期待のドラフト3巡目だったが、先頭の関本賢太郎(旧・健太郎)にセンター前に運ばれる。1-OUT後、「外国人テスト生」アーロム・ヴァルディリスに痛烈なライン・ドライヴで3塁線を破られ、2,3塁。この「テスト生」は使える! (獲得決定)
 2-OUT後、≪安全牌≫(?)の岡崎太一(4年目)を歩かせて、満塁にして、(途中出場)大城祐二(2年目)にセンター前に弾き返され、続く大和、藤原通にも連打を浴びて、5失点……大場翔太(東洋大学~福岡ソフトバンクホークス)と投げ合った男には≪苦い≫初登板になった。

ルーキー・清原、無失点デビュー (デイリースポーツ)

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