野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

同級生と意見が一致(第2クール2日目)

2005-02-10 00:04:13 | Spring Camp
 その安藤優也。この日、打撃投手(バッティング・プラティクス)でマウンドに上がり、11日の練習試合に向け、着々と準備は進められているようだ。2番手には、3年目の江草仁貴。彼にもそろそろ出てきてもらわなければ……背番号「26」の左腕で名前に「江」。ピッチャーの「雰囲気」は持っているのだが。3番手は「問題の」吉野誠。この日のゲスト(CSスカイA)湯舟敏郎さんが「吉野が心配…」とコメント。私と同級生の湯舟さん。意見が一致したようだ。プロの見立てでは「右肩の開きが早い」らしい。

 3番手は(3年目の)左腕・中村泰広。吉野の調子が上がらないだけに、そうなると彼の成長、ブレイクに期待したいところだが……湯舟さんも指摘していたが、昨シーズンは(中継ぎに)吉野がいなかったから、あれだけ苦しんだ。今年もいないようだと、また苦しみそうだ。ジェフ・ウィリアムスに繋ぐまでのワンポイント、どうしても「左腕」が欲しい。このままの状態が続くと、トレードで他球団から左腕を獲って来ることも考えなければいけない事態になってくるかも……。

 4番手には、桟原将司。こうしてみると、タイガースには楽しみな「若手」が揃っている。彼らが総て芽が出れば、本当に「投手王国」になる。ブルペンでは、ルーキー能見篤史。このピッチャーも(同じ左腕の)湯舟さんが絶賛していた。自分がルーキーの時よりも「球の威力が違う」と舌を巻いてた。ルーキーイヤー(1991年)に5勝して、その後、左腕エースに登りつめた湯舟さん。その湯舟さんより「上」だと言うのだから「期待」が持てる。

 その湯舟さん。現役時代はマウンド上でニヤニヤ笑っているなどと、ファンからいろいろ言われて、その顔で随分、損をしただろうが、こうして現役を退いて、テレビの仕事を始めると、その「笑顔」がテレビ向きであることが判る。いいコメンテーターになれるだろう。あまりにもハマりすぎて、また再びユニフォームを着るチャンスを逃してしまうかもしれないが。タイガースの苦難の時代を支えた「左腕エース」。彼にもタイガースのユニフォームで「優勝」を味わってもらいたかったが……。

ダンカンで早送り(第2クール初日)

2005-02-08 11:41:36 | Spring Camp
 この日の「猛虎キャンプリポート」(CSスカイA)のゲスト、ダンカンが番組開始から20分で席を立ったので、(ハードディスクの)早送り作業を止め、番組を注視していたら、どうやら早送り中に投手陣のブルペンでのピッチング、しかも新外国人のジェイミー・ブラウンとダーウィン・クビアンの「初投げ」があったらしく、慌てて巻き戻して見た。タイガースファンは「タイガースファンが嫌い」の格言(?)通り、ダンカンは嫌い。でも、松村邦洋クンは「抵抗なく」好きなので、この違いは何なんだろう、って思う。

 さて、ブラウンとダーウィン。ダーウィンのだぶだぶのユニフォームの着こなしが気になるが。足が細いのだろう。ペドロ・マルティネス(ニューヨーク・メッツ)を尊敬しているのかもしれない。ブラウンはテークバックが小さくて、独特な投げ方。変化球ピッチャーのようだが、日本で通用するか? 松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)や松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)がメジャーリーグへ行って、変化する球に苦労しているのだから、そういう球を投げるピッチャーを連れてくればいいのに、と思うのだが。果たして、ブラウンはどういうタイプか?

 この日のメインゲストは、解説者の村上隆行さん。ブルペンの安藤優也のピッチングを見て、「バランスが悪い」と指摘されていた。これは気になる。11日の北海道日本ハム・ファイターズとの練習試合に先発するようだが……吉野誠ほどではないが、フォームを若干修正しているようだ。その分(素人目だが)上半身と下半身の連動がスムースじゃなく、バラバラ、という気がする。安藤には働いてもらわなければ。先発で「10」勝ってもらわないと「計算」が成り立たない。勿論「優勝」の計算、だ。

吉田義男さん、登場(第1クール最終日)

2005-02-06 11:48:18 | Spring Camp
 猛虎キャンプリポート(CSスカイA)この日の担当は、小縣裕介アナウンサー。あの関西のタイガースファンのマドンナ(?)武田和歌子アナウンサー(同僚)を娶った“憎っくき”男だ。色黒でイケメン。この男なら、仕方がない、とも思うが、しかし、この男、アナウンス能力はいまひとつ。冒頭からおぼつかない調子で、これならまだ(同期の)清水次郎アナウンサーの方が良い。初日に「スペンサー」と「ブラウン」の区別がつかなかったアナウンサーだが。

 この日のゲストは、吉田義男さん。昨日の2日目はゲスト不在で、そろそろ野球解説者による「解説」が欲しい、と思っていたところなので、こちらも視聴に「気合」が入る。OB会長の安藤統男さんも指摘されていたが、昨年とはムードが違うようだ。昨年はどうしても「優勝」の余韻を引きずっていて、妙に肩に力も入っていたようだ。今年は力も抜けて、自然体で臨めているようだ。

 吉田さんも「シェーン・スペンサー」には大注目。(昔の)「ジョージ・アルトマン」の名前が出ていた。そういえば、安藤さんは「マイク・ラインバック」の名前を出していた。随分懐かしい。スペンサーも歴史に名を残す助っ人になれるのか?

影が薄いぞ、吉野誠(第1クール2日目)

2005-02-04 12:47:10 | Spring Camp
 このキャンプで気になったのは、フォームを変えた選手二人。ピッチャーでは、吉野誠。バッターでは、鳥谷敬。特に吉野はサイドハンドからスリークォーター気味に腕の出所を変更。果たして、これが「吉」と出るか、「凶」と出るか? 吉野は「復活」するのか? 昨年のこの時期はもう「ストッパーに転向するか?」という話が出るくらい、吉野には注目が集まっていた。優勝した「2003年」の日本シリーズで大活躍して、完全に一皮向けて、「大物」の風格を漂わせていたのだが……プロ野球は甘くない。

 吉野の「復活」に懸かっている。どうして、こんなに落ち込んでしまったのか、とも思うが、でも2003年のシーズン中でも(ナゴヤドームで)連続フォアボールを出したり、不安定さと「紙一重」。紙一重なら、また「元の」キレキレの吉野に戻るかもしれないし、あるいは、このまま落ち込んだまま戻れないかもしれないし、それも「紙一重」。ブルペンでのピッチングを見る限り、後者の可能性が高いような気もするが……不自然なピッチング・フォーム。まだ本人も「しっくり」いっていないのだろう。

 掛布雅之さんから、今年の「キー」に指名されている鳥谷は、中西太さん(臨時コーチ)の指導の賜物か、だいぶバッティング・フォームが「力強く」なっていた。(中日ドラゴンズの)福留孝介みたい。福留のように打ってくれるようになればいいのだが……新外国人のシェーン・スペンサーの活躍と共に、私もこの鳥谷の「進化」が優勝するには欠かせない、と思う。昨年までは相手ピッチャーから舐められていたから。ここに放っておけば、打ち取れるという「ツボ」を押さえられていた印象だったが、今年はどうか? 私的には、茶髪に変えたのは気に入らないが。

一番乗りの男(宜野座・第1クール初日)

2005-02-03 12:02:59 | Spring Camp
 一番乗りは、井川慶。自費参加だから、皆と一緒のバスには乗れないのだろう。「別行動」。続いて「別行動」でグラウンド入りしたのは、新外国人選手3人。付き添いで、トム・オマリー臨時コーチもいる。ダーウィン(クビアン)に続いて、シェーン・スペンサーを「ブラウン」と紹介したアナウンサー(CSスカイA)。錯乱している。区別がつかない。無理もないが。ジェイミー・ブラウンに向かって、「これがスペンサー?」。少しは勉強しろ。後から(カープから移籍した)アンディ・シーツとジェフ・ウィリアムスも続いた。

 そのブラウン。UPで走っているのを見たが「腹が出ていた」。スペンサーもやや太め。この時期だから仕方がないのだろうが、一気に「不安」になった。特にブラウンには先発ローテに入ってもらって、10勝は挙げてもらわないと困る。若手の杉山直久や江草仁貴、筒井和也や三東洋もいるから、若手(が成長できなかったとき)の「保険」という意味合いも有るのだろうが、「あんな腹」で大丈夫なのだろうか、本当に? その心構えからして日本を舐めているとしたら、「使えない」。

 この日のハイライト(!)は何と言っても、掛布雅之氏の登場。ダッグアウトに戻ってきた岡田彰布監督とガッチリ握手。しかし、その握手の仕方が何とも微妙で二人の「関係」を物語る。歳が違えど、二人はライヴァル。監督は帽子は取ったものの、立ち止まらず歩きながら片手で握手。それが二人の「関係」。依然としてライヴァルであり、あの「1985年の」“戦友”なのだろう。「あのとき」の“戦友”で(ほぼ)固めたコーチング・スタッフ。掛布さんも一緒に戦っている「気概」なのだろう。

シェーン・スペンサーを見た!

2005-02-01 23:08:38 | Tigers DEN β
 スカパー!のMLBアンコール(1月14日)「メッツvsヤンキース」(7月2日・シェイスタジアム)を観ていたら、6番センター、スペンサー。これはチェックしておくべき、と思い、じっくり観たら、ニューヨーク・メッツ【1回裏】の攻撃、4番クリフ・フロイド、5番リチャード・ヒダルゴの連続ツーベースで2点を先制し、なお2アウト二塁で打席に、シェーン・スペンサー。お誂え向きの展開だったが、初球のファストボール(88マイル)を強振してファウル。2球目のアウトサイド(88マイル)は見送って、2ストライク。そして、3球目。ニューヨーク・ヤンキースのスターター(先発)マイク・ムッシーナの「代名詞」ナックル・カーヴ(84マイル)に手を出して(止めたバットに当たって)、セカンドゴロ。あえなく倒れた。

【2回裏】にメッツが、松井稼頭央の3ラン(!)で「5対0」として迎えた【3回裏】の第2打席。この回の最初の打者だったが、初球を打って、サードゴロ。これもナックル・カーヴに手を出した。徹底的に俯(うつむ)いて、ダッグアウトに下がる、スペンサー。大丈夫か? アウトサイドの変化球に弱点があるのでは? 嫌な予感がする。日本でも、ここを集中的に攻められるかもしれない。

 第3打席は【5回裏】。この回、5番ヒダルゴに2ランが飛び出して、メッツが「7対0」。王者ヤンキースを一方的にリード。1アウト、ランナーなしで6番スペンサー。初球のナックル・カーヴを今度は見送って、ストライク。2球目の同じ球はファウル。3球目はインサイドのファストボールをファウル。そして、4球目のナックル・カーヴにはついていけず、空振り三振。大丈夫か? 嫌な試合を見てしまった。

 第4打席は【7回裏】。試合は「9対2」。2アウト、ランナーなし。ヤンキースのピッチャーは2番手、若手のブラッド・プリンツに代わっている。初球93マイルを見送って、ボール。2球目(93マイル)を打ち上げてファウル。3球目(87マイル)に詰まって、これがショートとレフトの間に落ちて、ヒットになる。1塁ベース上で軽く首を振るスペンサー。それでも、少しホッとしているか? その顎鬚(あごひげ)は「童顔」を偽装する為のギミック、か。

 そして7番タイ・ウィギントンが右中間を破り、一塁から俊足を飛ばして、長躯ホームイン! 足は意外に速そうだ。最後に「いいもの」を見せてもらった、感じ。せめてもの慰め。足は遅くない。センターの守備も無難にこなしていた。やはり問題はバッティング。日本のピッチャーの変化球攻めに苦労しそうな気がする。この試合を観る限り。真っ直ぐには滅法(めっぽう)強そうだが……大丈夫だろうか?