貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

ラーツー2023秋

2023-11-07 08:08:08 | ER-6f
コロナ罹患で時間が空いてしまったが、10月の半ば過ぎにラーツーに行ったので残しておく。
山梨県南部町の“峠のラーメン”を目指したが、出発直前まで悩んだのは服装だった。予想最低気温を考えると冬装備だし、日中は暖かすぎて眠くなる。

富士山北回りの予定が、ふと思いついて南回りの箱根御殿場から富士山登山口をつなぐ県道で富士宮へ抜けた。
午前中に紅葉と思ったが時期尚早で、代わりに仙石原のススキが見応え十分だったので、まぁ良しとしておく。
富士宮から南部町へ抜けるR469は見事な酷道で意表を突かれたが、かつては国を跨ぐ間道だったような歴史でもあるのだろうか・・・

目的地到着は12:00頃。オッサン単車乗りが列をなしていたのは某掲示板の影響だったかも知れない。
素直に並んで待って出てきたのはこの一杯。
ラーショの様なこってり系で手打ちの縮れ麺が良く絡む。店主高齢とのことで、間に合って良かったというのが感想だ。

梅ヶ島林道を走りたいと思い続けているが、残念ながら静岡へ抜ける林道は軒並み通行止めで雨畑ダムと早川ダムを見に行ってみた。

雨畑ダムは日軽金が所有する発電専用ダムだが、堆砂率は90%を越え日本一とのこと。水が湛えられたダムのイメージは全く無く、見渡す限り土砂の広場だった。
滞積した土砂を取り出す工事が進められているが、これだけの土砂をどう処分するのか検討も付かない。
雨畑川沿いを通行止めの突き辺りまで走ると立派な滝が待っているが、私企業所有のダムで絶賛工事中だったせいか、のんびりくつろぐような雰囲気は無かった。

次は早川ダムへ向かったが、南アルプス街道と名付けられたK37がリニア工事の車両が行き交う綺麗な2車線道路で、ダンプのマナーも良く適切に譲ってくれて快走出来た。ガソリン残量が気になり始めた250kmを越えた辺りでようやく早川ダムへ到着。あまりダムらしくもないダムでダムカードの配布もないようだ。


帰路はフォッサマグナ露頭があるとのことで、そこへ立ち寄った。一見、何が何やら良く分からないが、立派な石碑があって理解は出来たが余りピンとはこない。

それより日が傾いて陰った谷奥からビュービューと風が吹き降ろしてきて、とっとと帰れと山の神に言われているようだ。


本栖湖へ抜けるR300は昔馴染みの峠だが改良が進んだものの頂上付近のヘアピンが連続する愉しい道は残されている。工事片側通行で車列の先頭に出たので、好き勝手に走れたのがラッキーだった。
本栖湖の湖畔から西日に映える富士山を見たいというのが南回りに変えた理由だが、肝心の富士山は既に残照に照らされた状態で遅刻だった。フォッサマグナの山の神はこうなることを見据えて早々の出発を促したのかも知れない。

本栖湖畔は外気温7度前後とかなり冷え込んでおり、ウインターグローブとダウンベストを着込んで帰路を急いだ。日が暮れたのも関わらず道志路はクルマが切れず、淡々と流れるだけの退屈な時間が過ぎる。宮ヶ瀬湖辺りでやや気温が上がってようやく一息つけた。

旅の仕上はさがみ野の“ささやん”というラーメン屋。
出汁感が強く旨みの強い塩ラーメンでスープも完飲し十分暖まった。コッテリ系はスープを完飲するのに罪悪感があって残してしまうが、ここのは躊躇無く飲めるのが有り難い。年々この手のあっさり系を欲する機会が増えている気がする。

走行距離:430km、燃費:24.4km/l
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相模の守就任

2023-06-06 08:08:08 | ER-6f
城巡りで神奈川県1周ツーリングをしてきた。
足柄、丹沢湖の3ヶ所、お馴染み秋山街道の1ヶ所を攻略すると相模の国制覇、都筑区の4ヶ所攻略で神奈川県制覇となる。ついでに多摩川以南で未攻略な2ヶ所がターゲットだ。
300km位のほど良い1周ルートで同じ横浜市の都筑区から回るつもりだったが、チャリのレースで宮ヶ瀬周辺が午前中通行止めで、時計回りで攻略する事にした。

丹沢湖の先に有る中山城は道の駅山北から攻略可能だが、R246は好きではないので小田厚の側道からK62で秦野に至る長閑なルートにした。今年に入ってヤビツ峠から帰るときに見つけたルートだが、R246より格段に走りやすい。ただ、秦野からR246は混まないだろうと思ったのが大きな間違いでK77で大井町まで行くべきだった。東名渋滞用の抜け道があると聞いてはいたが多分そのルートに違いない。

道の駅山北は新東名の立派な橋脚の下になっていた。城巡りと道巡りのスタンプをゲットし、山北駅まで左岸の県道を使って戻って酒匂川を越えた辺りで足柄町の狩野丸山城を攻略、更に道の駅足柄に立ち寄ってわずか4つしか無い神奈川県の道の駅を制覇した。

ならず者を楽しみながら上り詰めたところに足柄城跡公園は有る。一服していたらオスプレイがグルグル飛び回っていて初めて目撃できたが、自衛隊の演習があったようだ。峠を下る最中にも富士山をバックに悠然と編隊飛行するオスプレイを見たが、絵になる画像を残すことが出来なかったのがちょっと残念だ。

小山町の道の駅に立ち寄ったところ何故だか山中湖畔にある山中氏館が攻略できた。このアプリは攻略可能な範囲が広すぎたり、姫路城のように大手門から300m位まで近づかなければならなかったりと意味不明な挙動がある。どのみちルート的に攻略予定だったので立ち止まってスマホを出す手間が省けただけが、ちょっとしらけてしまう。
ならず者走行を堪能しながら明神峠を越え、山中湖パノラマ台から従順なならず者と化して道の駅道志まで移動した。道志路は車やバイクが多すぎて敬遠しているがスタンプは必要だし、初めて昼食ポイントに選んでみたのだ。

冷凍っぽいかき揚げはどん兵衛のかき揚げに通じる旨さがあって見た目ほど悪くなく、蕎麦は腰が強くてこれまた中々いけた。トータル悪くない。
食後の腹ごなしに道坂峠を堪能し、都留の谷村城と勝山城をまとめて攻略、更に道の駅都留へ立ち寄った際に大月の岩殿山城も攻略した。
都留の道の駅は新しく出来たはずで、今後は休憩ポイントとして活用するだろう。

相模の国最後になった奥牧野城は、お馴染み秋山街道でならず者走行を堪能したついでに上野原方面へ折れて開けたところで上野原城と共に攻略した。これで相模守を名乗ることが出来るようになり最初の目標は達成だ。

多摩川以南で未攻略だった2城は仕事で馴染みがある路線の近くだが、JRで攻略できなかった場所だ。
こういうときはナビ頼りだが、そんなものは無いのでiPhoneに表示したMAPS.MEを頼りに津久井湖からR16橋本、都道の柚木街道で柚木城、野猿街道の聖蹟桜ヶ丘で高幡城を攻略した。
残る4城は都筑区近辺だが土地感はないので遠回りではあるが川崎街道でならず者走法を駆使しながら溝の口まで移動し、R246で有馬城山、荏田城を落とし、歴博通りで茅ヶ崎城、山田城山も攻略した。
さすがに初見の街中走行はかなり疲れたし、時間も食って辺りは暗くなりつつあったが、神奈川県87ヶ所制覇を50日間で達成したので満足ではある。
安着ご祝儀のビールは今年一番の旨さになった。

今後の城巡りと道巡りはツーリング先の寄り道程度にするつもりだ。
近くの東京埼玉にも攻略ポイントは沢山有るが、市街地もまた多いので塗りつぶすほどの魅力は感じてない。
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お城巡りツー

2023-05-09 08:08:08 | ER-6f
GW中にお城巡りアプリのイベントで静岡を回ってきた。
概ね馴染みがある16ヶ所がスポットで、日帰りで制覇するのが目標だった。

出発は7時過ぎ。雨上がりのヒンヤリとした空気で箱根は肌寒かったが、峠を下ると日が差して絶好のツーリング日和になった。

最初は由比の本陣公園で東海道広重美術館がある。この日は休館で中に入れなかったが、興味は有るのでサクラエビとセットで再訪したい。

清見寺は良く分からないままスポット制覇。

このアプリは走行中の新幹線車内からでも攻略可能だが、イベントのスポット判定は厳しいのでなぜ見つけきれなかったのか不思議だ。

美保へ回って松原へ。学生時代を思い出しながら写真だけ撮って次を急ごうとしたら・・・

停止してないと難癖付けられ、かつ上げされてしまった。

続く久能山東照宮はバイトで散々通ったR150線沿いにあり参道を登るのは初めてだった。
麓ではスポット制覇にならずに登坂せざるを得なかったが、余りの急坂に一の門で攻略判定が出たので退散した。
テンション下げ下げで体力温存を優先させたが、、それでも足に力が入らず立ち転けしそうになったりして運動不足を痛感する羽目になった。
少なくとも歩きやすいブーツに買い替えないとこの手のツーリングは厳しい。

干物調達で一部に有名な用宗にあるスポットは持舟城跡だ。

腹が減って限界と言うことも有りここも登城せずに駐車場でUターンした。漁港で生じらす丼を食べるつもりだったが売り切れでネギトロしらす丼にした。
まぁ美味しかったし、今年は間が悪い年でここでしらすを食っただけで良しとしたい。

食後の第1弾は焼津神社。

GWらしく法定速度マンに大崩海岸の峠道を封鎖されたが、やんちゃする気力は失われていて淡々と走った。もう1台後ろに付いたホンダの6気筒?がぶち抜いていったが、既に面白い区間が終わっていてここで抜いてもな・・・と後に続いた。

田中城跡は学校になっていて、生徒が下校中だった。
同心円状に城下町が広がっていて地図上からも城が有った事は窺えるが、校門に単車を置いて散策する訳にも行かず先を急ぐ。
ダラダラ流れるR150で焼津市ってこんなに広かったっけ?と思ったが、市町村合併で市域が広がったのだろう。

能満寺は小山城跡公園として整備されていて、遠目から模擬天守が見えた。

ここで一休憩して先のルーティングを検討したが14:00過ぎと想定よりやや押した感じである。

相良城は江戸中期の田沼意次が築城したとのこと。失脚で破却されたため通り抜けできない街並みくらいしかそれらしい雰囲気を感じることができなかった。

諏訪原城跡へ移動したが、静岡空港向けに過剰整備感が有るR473でここで遅れを挽回した。
茶畑な牧ノ原台地に立派な道路を整備し、さらに閑散とした空港に新幹線を停めろとごねているリニア妨害知事の成果なのだろう。

目の前に製茶工場があって公開していたので見学させて貰った。ほぼ機械化されているとはいえ次工程に移したり選別などで人の介入は必至だ。

この時期は猫の手も借りたいとほど忙しいとは聞いているが、なにせ大変な作業である。
一服させて貰った新茶の甘さと香りは格別で、自宅用と実家用を買い求め次のスポットに向けて出発した。

丸子城跡がスポットでR1 BPで快走を目論んでいたらかなりの距離が渋滞していて疲れが溜まる移動だった。
良くこんな山頂に城を築くものだと思い、行けるところまで登ったらUターンも厳しいほどの上り坂の途中が行き止まりでUターンにやや苦労した。

静岡市内に戻って宝台院、小梳神社、駿府城の順に制覇。
繁華街中心部で歩くべきだが、単車ならまわれない訳では無いのでつまらぬ取り締まりを受けないよう地図と標識に気を配りながら慎重にまわった。

静岡市歴史博物館がスポットだが、残念ながら休館で制覇条件のQRコードは読めなかった。
平日とはいえGW期間中は明けても良いと思うが、役所のやることだ。

最後の浅間神社 大河ドラマ館も時間切れタイムアップでQRコード読み取りならず。まぁ16カ所制覇した事には変わらないので問題ない。

富士SAで桜海老かき揚げ天ぷらそばを食べて帰ってきたが、家に着く手前で通り雨に降られるなど最後にもケチが付いた。

仕上げのビールが今一だったのは気温のせいだけでは無いはずだ。
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大鍋越峠そして初転倒

2023-03-01 08:08:08 | ER-6f
大鍋越峠へ向かう県道115は那賀川沿いの集落をつなぐ道路ですぐに1車線+αの生活道路だ。清流で所々にある河津桜が綺麗だった。



池代川に名前を変え、集落の限界を超えると道の荒れは酷くなり交通量の少なさを物語っていた。沢という沢にはわさび田が作られ、わさびと杉のための道である。



アスファルト舗装が途絶えコンクリート舗装の落石を交わしながらひたすら登っていくと、突然開けて大鍋越峠に出た。



工事中の池代林道と、崩落した林道の4方向に分かれていて、ここから河津への下りがダートになっている。



地図上は下りの方が距離が短く真新しいタイヤ痕も有って通り抜け出来そうだ。



上の方はヌタっている部分はあるモノの割と走りやすかったが、すぐにガレ場が続くなかなかハードな林道に姿を変えた。



対向車どころか人の気配も無かったが、途中でアメリカンとスクータの2台とすれ違う。挨拶がてら情報交換すると短いながら途中かなりハードなガレ場があるとのこと。
程なくコンクリート舗装に変わり、ようやく終わりとホッと気が抜けたところで再びダートに突入。これは思ったよりキツいと思った瞬間、ER-6fでの初転倒・・・
かれこれ20年ぶりくらいだろうか。



中央が水の通り道で浮き石ゴロゴロを避けるべく、左側の高い部分を狙ったらリヤが滑って引き起こそうとしたが叶わずに力尽きた感じだ。
足場が高く腰が入らないまま強引に持ち上げようとしたら1度目のトライで早くも腰が悲鳴を上げた。ギックリ癖がついているので急がないと動けなくなってしまう。



続けてざまのトライでは腰を庇いすぎて腕力の限界、何度やってもリヤが滑って力が抜けるし、腰を庇った膝立ちでは起こしきれない。
メットやジャケットを脱ぎ捨てて荷物も外し、息を整えながらそばにあった大きな石をリヤタイヤに当てて支えにしたら、ハンドルで強引に引き起こすことが出来た。
一息つく間もなくクルマが下ってきて、手伝って貰えた?という思いと決定的な瞬間は見られずに良かったという思いが交錯しながら、通り抜けできる場所へ移動して休憩した。



そっと寝かせた立ち転けで車体のダメージは殆ど無さそうなのが救いだったが、起こすのに四苦八苦した心のダメージは大きい。自分で取り回せない単車には乗らないと決めているが、これがGPz1100だったら一人では無理だったと思われ、筋力が衰えるがままの今の有り様ではGPz1100に乗る資格はもう無いのか?とまで考えてしまった。

ガレ場はまだ続いたがなんとかアスファルト舗装にたどり着き、後は安全安心な選択で家に帰るだけにした。
渋滞のR414、伊豆縦貫をすり抜けながら先を急いだが、北の進路前方はやたら分厚い雲に被われて暗く、西側の明るい夕焼けと対照的な夕景だった。東伊豆方面は稜線は見えるが、箱根は雲に被われて見えない。案の定、広域情報で箱根降雪、冬用タイヤの案内が出ている。



雨雲レーダーでは富士山東側から箱根に掛けて雨雲。裾野、箱根、御殿場辺りは本降り、熱函は微妙で宇佐見まで戻れば問題無さそうだ。降雪でもシャーベットだろうし通り抜ける自信はあったが、その自信で転倒したばかりである。ならば漢は黙ってノーカッパ!で、雨に打たれながら東名経由で家に戻ってきた。
凍結防止剤の散布渋滞が想定外で、冬装備は基本防水だし防水が切れているブーツの足先以外は電熱装備にものを言わせることができた。



幸いなことにぎっくり腰にはならず、翌日は上腕と腰の筋肉痛に耐えながら洗車とダメージ点検を行った。
アンダーカウルは凍結防止剤でコーティングされていて、車体全体も水と中性洗剤で洗い流す。



転倒ダメージは左アンダーカウルとジェネレータカバーに何度か引き起こしに失敗した線疵が残る程度。



リヤのインナーフェンダーも割れたが、これは転倒ではなく走行中に何か巻き込んだのだろう。
強引に取り付けたが汚れ防止に役立っていたので、何か考えなければならない。・



更にアンダーカウルのステーが内側に曲がり再組み付けが出来なかった。



上から除くと1cm位押されて曲がっていて下から覗いても同じである。カウルが割れなかったのが不幸中の幸い。



エンジンハンガーと一体化した分厚いステーだったが、プライヤーで簡単に曲げ直して修理完了。



もう若くないのだから、悪路は引き返す勇気を持とうという2023初ツーリングだった。
今夏は大弛峠のダートを下って長野県側に出る計画を立てていたが、もうダートはお腹一杯である。
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2023年初乗り

2023-02-27 08:08:08 | ER-6f
新年早々色々あり過ぎたがようやく初乗りに出かけた。
三寒の方の寒い日だったので電熱ベストにオバパンの厳冬期仕様で出たがこれが日中は暑いくらいで箱根へ上ってから電熱を切り、伊豆へ下ったらオバパンを脱ぐほどだった。
例年とは異なり函南から江間を抜けて静浦から海岸線を走る反時計回りのルート。
穏やかな海と早春の雰囲気で河津桜や菜の花があちらこちらに咲いているし、クルマも少ないのでこの時期の西伊豆は極上の冬期ツーリングルートである。

河津桜がまとまって咲いている場所があって立ち止まった。
人だかりがあって隠れ名所かなと思ったら、河津桜の中を無数のメジロがに飛び回っていて蜜を吸っている。

こんなの見たこと無かったが、こういうのは70Dの出番である。

動きがとても速く大人しくないが、置きピン気味に連写を生かしてなんとか3枚ほどフレームに納めることが出来た。



大瀬崎を抜けてなんとなく1枚。富士山が見えないのが残念だった。


今日の目的は戸田で深海魚を食すこと。
トウジン、この辺りではゲホウという奴が目的だった。見た目によらず美味いらしい。


google先生にお伺いを立てて店を選んで入ったところ、ゲホウは売り切れたとのことで代わりにクロムツを食べることにした。錦織圭で有名になったノドグロことアカムツに似ているが、別種の高級魚である。


ぱっと見の見た目は普通の煮付けである。上品な白身はほろほろと柔らかく、脂もほどよくのって大変美味。結構値は張るが、それにふさわしい煮付けだった。深海魚らしいのはこの顔つき。餌が少ない深海で口に入れたものは絶対逃がさないというシンプルな進化がよく分かる。


腹もふくれたので西伊豆スカイラインへ。
ほぼドライで風も無く、貸し切りか?と思うほど交通量が少なく今までで最高の西伊豆スカイラインだった。ここで調子に乗って松崎まで突き抜けたのが失敗の始まりだった。



R414は河津から天城峠が桜祭りの影響で渋滞するので風早峠から天城湯ヶ島へ下るつもりだったが、経験のある道より走ったことが無い県道115大鍋越峠を越えて河津から伊豆スカイラインを経由することにした。
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ER-6f レギュレター交換

2022-12-05 08:08:08 | ER-6f
去年から何となく充電系に違和感があった。グリヒの低電圧警告やETCが再起動したりする。
春先に電圧計をデイトナに交換し常時表示にしてツーリングの度にチェックしてると14.9~15.1Vが基本で結構ふらつく。更にタイミングが分からないが12Vを下回る時が有ってレギュレターが怪しいと結論付けた。

MF対応なので14.5V辺りが上限のはずで買ったときはそれくらいだったはずだ。バッテリーが急に劣化した感じがするのは過充電が原因だろう。

ER-6fのレギュレターはNinja250、400、W800シリーズと共用で新品だと10,000円弱だ。ググると水冷Z750以降のZ系も同じらしい。
ヤフオクで程度の良さそうな奴を送料込み4,000弱で手に入れて有ったので交換した。

苦労したのは錆び付いたボルトを狭いスペースで回す事と、固着して爪が開かないコネクタで簡単にアクセス出来る割に苦労した。

ボルト1本は諦めてねじ箱から探してきた同等品に交換し、ダイスを通してアンチシーズのグリースで錆止めをしておく。

サイレンサー、ECUなどをツーリング仕様に戻して15年目の車検整備は完了した。
テストランしてみたら14.7Vで回転を変えようが、ウインカーやブレーキランプを使おうが振れもせずに安定。グリヒを使うと0.3V低下の14.4Vで丁度良い感じだった。
これで修理完了だ。


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ER-6f 2度目のユーザー車検

2022-11-29 08:08:08 | ER-6f
出張延長からようやく戻れた次の月曜が有効期限満了日、この日しか無いというタイミングに2回目のユーザー車検を通してきた。
それより残念なのが、行きたかった集まりに参加が叶わなかった事だ。
元を質せばコロナ渦のサプライチェーンの乱れが原因で、しゃぁないとはいえ心残りではある。

予約が取れたのは4ラウンド目の14:30だが前日にぎっくり腰を発症して身体がままならず、出張前に済ませていた車検整備を信じて早めに出発した。
単車に乗ってしまえば痛みは無いが押し引きは辛くER-6fの軽量に助けられた感じではある。

何時もの通り予備検屋さんで光軸を合わせて貰い、検査手続きを済ませたのが13:40頃。14:00前には新しい車検証を手に入れていた。
せっかくなので少し寄り道でもと思ったが、ぎっくり腰には勝てる気がしないので真っ直ぐ家に帰り養生ポジションで固まることにした。

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福島ツーリング

2022-10-24 08:08:08 | ER-6f
バタバタしてブログを書く暇が無い今日この頃で、1ヶ月近く前の出来事。

ビーナスライン再訪を考えていた出発前夜、どうせならほぼ行ったことが無い福島だろうと思いついた。
遠いのでルートは極力シンプルに茨城の大洗まで高速、そこから浜通りで浪江町まで北上し、中通りで栃木まで戻ったら高速で戻る事にした。福島県内は一般道縛りである。
準備不足のため出発が8:00頃、大洗から東海村へ到着したのは11時前。

今回は否が応でも原発を避けて通れないが、原子力科学館は酷く寂れた感じで周辺図の文字も読み取れなくなっている。

ここから30分くらいで福島県だろうと安易に考えていたら、茨城の長いこと・・・ 筑波山を横目に過ぎて関東平野の雰囲気が無くなってもひたすら茨城県が続く。手強い競合他社の本拠地を拝めたのは一興だったが、淡々と時間が過ぎていく。
取りあえずこれで関東の沿岸部は全て走破し、ツーリング目標が少し進捗したので良しとしよう。

午前中には福島入りの目論見だったが、30分ほど遅れて福島県境を越えたところの勿来町の食堂で天ざる蕎麦を頂いた。
天ぷらが美味しく、多すぎると感じたがあっさり完食した。

小名浜のアクアマリンふくしまに立ち寄りたかったが、先を急ぐのでパス。R6は勿来から急にグレードアップして上下4車線の高規格な国道に整備され太平洋の展望が望めないのが残念だが、遅れを取り戻すには丁度良くペースを上げて北上した。当然の様に白バイ覆面の狩り場で、何台も捕まっているのを目撃したのでスチャラカ走る訳には行かない。

1時間ほど走ったところで無給油300kmに到達。警告灯は点いてないので360km以上は走れる事になる。今回の省燃費は予想していたが、想定以上の結果と喜んでいたら唐突にこんな看板が・・・

直前の楢葉町までは被災地というより復興している景色がメインだったが、ここから北は原子力災害が今も続く地域だ。程なく富岡町に入ると静かに朽ちていく街並みに変貌し、快晴の穏やかな景色にも関わらず気分は陰鬱になってくる。R6から左右に分かれる生活道路はいずれも帰還困難地域で立ち入れなくされていた。

給油しようとGoogleさんに聞いたら、常磐線夜ノ森駅の近くにスタンドがあるとのこと。夜ノ森駅方面は問題無く立ち入れたが、周辺は区画整理された新興の住宅地のようで新しめの建て売りやアパートが建っているが、人気は全く無いゴーストタウンだった。除染作業員か何かの工事関係者くらいしか見当たらず、スタンドも関係者用に設けてあるらしい。復興の証として駅は再建されているが、ここに乗客が行き交う時は何時になるのだろうか・・・

広島で育ったが復興した街並みしか知らない訳で、被爆地を感じさせるものは保存されたものだけだ。河原や工事で掘削すると原爆瓦が出てくるとかの話は有るが、空襲から復興した他の都市でも同じようなことはあるだろう。実験台となった広島やその後の知見がこの地の復興を妨げているとすれば、知らずに復興した広島は恵まれていたのだ。

ガソリン補給を済ませ鉄腕ダッシュでお馴染みの浪江町の道の駅に向かった。今回は福島にお金を落とすべく、食事もお土産も給油も福島県内に限るという縛りを設けたので、ここでお土産ゲットが目論見だ。
道の駅周辺は幾分賑わいがあって前に進んでいる事が分かるが、周りは立ち入り禁止が続いていてダッシュ村の再興は当分無いと思われる。

浪江町からR459で福島に向かう予定だったが、二輪は線量が高く通行止めのためK35で双葉町まで戻ってR288で郡山へ向かうことにした。途中の枝道は監視員かバリケードで封鎖されていてR6とK35で南北の行き来が確保されているだけだ。ただ、K35とR288の田村市までは今回のツーリングで唯一と言って良いワインディングで、被災地から離れ一山越えた頃にツーリングの気分が戻ってきた。

郡山からはR4で白河を目指した。お目当ては白河ラーメンで、出てきたのがコレ。

サッポロ一番醤油とニチレイの本格炒飯の方が・・・ 
白河ラーメンを食べたことにはしないでおく。

日が暮れてグッと気温が下がったが、革ジャケだったのでむしろ快適で、那須塩原から東北道、首都高を使って戻ってきた。
バイク小屋に仕舞ったのは23:00時頃。
走行距離720kmで下道、高速半々、燃費は24.5km/l、久し振りのロングになった。
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夏ツーリング2022

2022-08-16 08:08:08 | ER-6f
GPzセッションで右も左も分からずひたすら追走した道を辿ってみた。
あの時、修理してすぐに再訪するつもりがあっという間に10年を越え、GPz1100も今では隠居の身になった。
特に今秋は仕事で予定がたたず、今年最後のロングになるかも?という状況も有って避暑を兼ねて夏休みに行くことにした。



まずは圏央、関越で沼田を目指した。全く同じじゃ芸が無いので逆走する。
厚木PA 7時過ぎの段階で既にうんざりするほど暑く、通勤も重なって関越に入って暫く走るまでは我慢の時間帯が続く。
上里SAで水分補給し、沼田到着は想定通りの9時過ぎだった。ここまで来ると日差しはキツいが日陰に入ればそうでもない。


昭和の夏はこれくらいだったなと思いながら、まずは最初の目的地の金精峠を目指した。

峠のトンネル付近は所々記憶が残っているが、落ち着けそうになかったので休憩場所を求めながら下りきってしまった。


湯の湖で休憩。湖越にさっき通った金精峠と金精山が見えて木陰が心地よい。

お盆前の平日にも関わらずフライに興ずる人が沢山いた。どうせ釣れないだろうと思ってたら目の前でヒットしてちょっとビックリ!
釣り好き少年に育っていくに違いない。

山王林道はセッションで何回か通った記憶より荒れが進んだ気がした。ここで胸部プロテクターの重要性を教えられたが、コロナ禍で装着不可になったのが悔やまれるところ。

記念写真のついでにスマホをチェックしたが、相変わらず圏外表記だった。
鬼怒川まで降りたが、当時の宿はここからさらに山奥で少し遡ってみたが全く覚えていないので諦めた。行けば思い出すだろうと下調べ無しは甘かった。

昼食は舞茸の天ざるそば。手打ちで乱切りだったのも素朴でよい。
季節前ながら舞茸の天ぷら、美味しゅうございました。


期待したより気温が高く日向にいると汗が出てくる程暑いのは誤算だった。この辺りで立ち寄り温泉でもと思っていたが、この暑さじゃバテるだけである。
霧降高原で涼むべく鬼怒川沿いを下ったが、あの当時は漆黒の闇夜でHID+マルチリフレクターという当時最新装備で武装した750を頼りに追走したが、よくこんな道をあの勢いで走ったものだと改めて思う。
かなり改良が進んでいるがダメなところはダメ路面な訳で、あの夜は何度も滑ってヒヤッとさせられたのは当然だった。

霧降高原へ登るにつれ気温が下がって快適になったが、今度は名前の通り霧が出て眺望も失われた。

あの時の満天の星空は忘れがたいものだが、目の前が見えずに追走するのに必死、今回はここだけガスって景色は半減ながら、気持ちの良く走れる山岳ハイウエイと中々思い通りには行かないという結果だった。

時間調整も兼ねてキスゲ高原平園地で大休憩しようとしたがなんと場内禁煙とのこと。

それでもソフトクリームを買い込んで長居しようと思ったが、景色もパッとしないし煙草は吸いたくなるしと何か落ち着けないので早々に出発した。

次の目的地はGPzセッションから離れて足尾銅山だ。市街地に降るにつれ気温が上がり、国道でクルマも多めなのでダラダラ走ってたら、コレは?という建物を発見してUターンして記念撮影。

路肩が狭くダンプに抜かれるのが恐怖だった日足トンネルも記憶に残っていて、今更このルートを走ったのだと気づいた。

足尾銅山は山奥にあって登っていくと勝手に思い込んでいたが、渡良瀬川の川岸に有って街の中心地から降っていくと坑道には入れる。当時のトロッコ電車で坑道に入っていく趣向になっているが、坑道は天然クーラーが絶賛フル稼働していて涼しすぎるほど快適な空間だった。

狭くて暗い坑道のアチコチに採掘の様子を再現しているが、まるでお化け屋敷のような雰囲気になっていてちと残念。
それでも説明文などを見ながら涼しさを満喫することが出来た。

ここからはセッションルートを外れて栃木市へ向かったが、この険道15号が最後の締めにベストなルート選択だった。
山王林道より手強そうな粕尾峠をクリアすると今度は思川沿いの路面が良く穏やかなワインディングが淡々と続く。交通量も極少で気持ちよく走れた。

栃木市内に到着したのは予定より1時間以上早い17時頃。又計画したいと思うツーリングになった。
首都高の渋滞を回避すべくお茶したり、佐野SAでのんびりラーメン食ったりして出発を遅らせ21時頃に帰宅。
締めのビールはきんきんに冷えたプレモル。今度はグラスも凍らせてみよう。

550km、25.5km/l
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美味しいビール

2022-07-20 08:08:08 | ER-6f
戻り梅雨の中休み、久し振りに単車に乗った。
起きたときに雨が降り始めて一旦は諦めたものの、すぐに止んで晴れてきたので10時過ぎの遅い出発になり、遠出も諦めて奥多摩周遊をぶらっと回るルートにした。

乗り出してすぐに耳元で風切り音が鳴り響き、何事かと思ったらシールドに穴が空いていた。
ピンロックのポストが壊れていたが、それが抜け落ちたようだ。

コンビニでセロテープを買って穴を塞いで処置完了。そろそろシールドも買い換えの時期ではある。


止まっていると暑いが60kmほどで心地よさに変わる気温だったが、何故か40km以下で走るクルマが多く、暑いわ、だるいわで渋滞の頭である事すら気づいてない様子。
後ろを見ずに我が物顔で走る人が増えた結果、煽り屋に遭遇しやすくなったんじゃないかとまで思った。
宮ヶ瀬を過ぎてからが本番で、交通量の少ない県道を愉しみ、上野原で前回気になったラーメン屋で冷やし中華を食べた。



見た目は濃いが、やけに細い麺とそれに絡むスープはサッパリしていて旨し。そろそろこのルート上で定番のそば屋でも見つけようと思う。
小菅までのK18は快調そのもの。前は荒れた路面に手こずった記憶があるが、タイヤも新しいしサスも動くようになったお陰だ。



小菅の道の駅で一服して土産を調達。天候不順のせいかバイクは少なめに感じたが、コロナ感染者激増にも関わらず人手はほほ回復している。
奥多摩周遊は珍しくほぼ全線をマイペースで走れたが、フラフラしながら頑なに譲らないバイクに遭遇した。新しそうなバイクで落ち着きも無かったので、余裕が無かったのだろう。
こういうのをサクッと交わすのが650を選んだ目的だったりする。



甲武トンネル越えでは4台のマスツーリング勢が前になったが、こちらは程よいペースで先導して貰った。複視のせいでなるべく他のバイクの後ろを走りたくないが、久し振りに後ろを付いていくのも楽しいと思える状況になった。
ところが、途中で1台また1台と別の道に別れていき、なんとソロが集団になっただけだったwww
後は宮ヶ瀬経由で帰宅するだけ。240km弱で、奥多摩がチョイノリの定番になりつつある。



帰宅して呑んだビールの旨いこと。30分ほど我慢して冷凍庫でキンキンに冷やすという作戦が大成功だった。
これは定番にしよう。
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