貴の備忘録

気の向くまま、興味のあることを書いて置く場所。

モトイージー & ヘッドライトリレー自作 (HID ちらつき対策)

2012-06-11 08:07:23 | Dトラッカー
HID装着時の電圧不安定は想定の範囲内だった。
アレコレ遊べそうだからHID化に手を出したようなもので、最初からポン付けできるとは思ってない。

対策は昔から有る王道でバッテリー直結でライトを駆動出来るようにリレーを使うこと。ノーマル配線は、0.5sq程度の細い配線のまま何カ所かのスイッチを経由するので電圧降下しやすいのだ。

次にライトSWを入れて、IGオンではライトが点灯しないようにする。GPzの様な旧車と違って、21世紀生まれのDトラはライトの常時点灯義務化に伴って、ライトSWを安易に増設すると整備不良に問われてしまう。その対策?として、モトイージーなる商品が存在していて、SW無しでIG ON時のライト不点灯を実現可能だ。

さらに、モトイージー 自作でGoogle先生にお伺いを立てると、先人達の報告が一杯出てくるので片っ端から読んで真似ればよい。
883@鎌倉さん 勝手にリンクしたが、このブログが分かり易くて良かった。



電子部品屋で1A 100Vのダイオード、15Aのリレー、ユニバーサル基板など必要物を購入し、仮電源で実験してみた。画像のダイソー9Vの積層乾電池ではリレー駆動が限界で、単3x6本仕様でないと辛かった。基板を使った半田付けなど何10年ぶりかと・・・

ちなみに振動の多い単車では半田割れの断線トラブルがあるので、半田付けは滅多に使わない。今回も基板はダイオードと配線の位置決めのためで、接続は配線を捩っていて固定のために半田を使っただけである。



自作モトイージーを車体実装向けにまとめると上記になる。後は配線テープでぐるぐる巻きにして防水しておいた。この組み合わせなら1,000円も使ってないので、確かに格安に感じる。



バッ直用のリレーと組み合わせたところ。手っ取り早くエーモンのリレーを組み合わせて、ヒューズ付きの配線は何かの余り物だ。この辺りからコストは加速していく。エーモンリレーは入手性が良くて便利な反面、1個1,000円もするので安くはない。

工夫としては、モトイージーかバッ直リレーのどちらかだけをバイパス出来るようにギボシの雄雌を揃えた。
この手のリレーは壊れるイメージがあって、最初からバイパスしても使えるようにしておけばよい位に割り切っているのだ。シビエのヘッドライトリレーは3個位買ったが、数年くらい持てば良い程度で、みな壊れたしみたいな・・・

モトイージー&バッ直リレーはシート下に押し込んで、往復の増設配線6本をヘッドライト側へ配線した。



オリジナルの配線は上図の通り。ヘッドライトだけなら3本の配線でよいはずだが、ハイビームインジケータ用に4本が配線されている。断線警告を兼ねている様だ。



ノーマル配線を切って4Pカプラーを2個組み合わせて、モトイージー&バッ直リレーを割り込ませた。両方同時にバイパスすることも可能だ。

ちなみにここまでやると総費用は意外とかかった。
配線材(0.75sq黄色、ギボシ端子、二股端子、4Pカプラー2ヶ)で1,500円位、エーモンのリレーが@1000x2、その他の電子部品類が約1,000円だったので4,500円もかかったことになる。

まぁ、市販製品だとヘッドライトリレーハーネスが\6,090円、製品モトイージーも\5,800円もするので、安くできたはずだ。

もう一つ見逃せない効能としては、始動性アップがある。ライト点灯は電力を食うのでセルと点火の勢いも削ぐ。HIDとは無関係にお薦めの改造だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする