夏帰省は娘の高校受験によって息子と二人連れになった。
両親、義両親ともに問題を抱えて炸裂しないように祈る日々だが、今夏は小康状態で一安心だった。
小まめに様子を見に行かねばならないが、両方とも遠すぎる。
息子にとっては100名城の旅でも有るが、帰省の横浜~神戸~広島のルートから行きたい城跡を選んで貰った。
8/10 新東名厚木南~東名~新東名~伊勢湾岸~新名神~京滋~新名神~中国広島北
5時出発、18時到着の13時間。
新東名の通行止めで東名清水まで迂回を強いられたのと、新東名~伊勢湾岸と京滋の渋滞で2時間弱ロスした以外は概ね順調。
早朝出発勢が多かったようで、渋滞が解消方向の流れだったのが助かった。
8/11 中国道 萩城跡、津和野(三本松)城跡巡り
萩城跡は石垣などの縄張りが良く残されていた。維新で政庁が山口に移転したり、中州の先端に位置していて市街化の影響を余り受けていないのだろう。毛利氏260年の本拠地にしては意外と小じんまりという印象を受けた。
もちろん、この地の本命は松下村塾跡で観光客も少なく落ち着いて見られるが、資料館もなく少し寂しい。
津和野城跡も本命は城下町のたたずまいとSLなので、城跡を訪れる人はまばらだった。
リフトで登るThe 山城で城跡を巡るルートも鉄パイプなどで補強されるなど自然崩壊を食い止めつつ整備が少しずつ進められている様子だった。他の城跡では瓦が散乱して残されていることは余りなかったが、ここは至る所に割れ瓦がそのまま残されていてまるで砂利のように敷き詰められていたのが印象深かった。
帰る時間が丁度SLの発車時刻だったので良さげな場所で写真を撮ってみた。
8/12 山陽道 岡山城 経由 神戸
再建天守でエレベーターでいきなり屋上へ上がって展示物を見ながら降りていくという作り。
展示物は子供っぽい演出でパッとしない印象だった。ゲームの影響だろうが何でもかんでもアニメ調にすれば良いってモノでは無いのだが・・・
天守より現存する月見櫓の方が印象深い。
8/13 彦根城経由横浜 山陽神戸西~新名神~名神~新東名~東名~新東名厚木南
国宝の天守5棟はこれで全て制覇したが、犬山城は息子がまだなのでいずれ再訪するだろう。これが現存12天守となると高知城や松山城のようにツーリングの通りがかりに見ただけの城が多く先は長い。
天守内を見て回るのに行列が出来ていて城巡りブームは続いているのだと感じる。
安政の大獄と桜田門外の変で悪名高い井伊直弼がこの地では開国の祖として高く評価され、彼の遺物が数多く展示されていた。
刑死を命じた吉田松陰ですら彼を名君として認めていたという。萩に行ったとき松下村塾跡へ立ち寄っておけばと少し後悔した。
話変わって始めてSJ5Dで帰省したが、ACCの恩恵でABペダルを任せておけるので肉体的、精神的共にとても楽に移動出来た。前車RB-1イより疲れ無いので、ACCはこれから手放せない装備だと思う。
燃費は1割程度良いだけの13~14km/lで期待外れだが、ACC設定を114km(GPS 108km)から104km(GPS 98km)にするだけでかなり改善した。114km設定の新東名より104km設定の中国道の方が燃費が1kmほど上という結果だった。