印刷博物館の『空海からのおくりもの』展で思わず釘づけになった
展示物は多いのですが、これはそのひとつ。
「紺紙金銀字一切経」です。「大丈夫論巻下」とあります。
装飾経というのだそうですが、まず、美しさに注目しました。
紺色に色付けされた料紙に銀色の罫線が引かれていて、その罫と罫の
間に1行17字詰めで、金と銀の文字が行ごとに交互に書写されていて
見るからに惹きこまれる華麗さです。
写真右側には釈迦如来を中央にした説法風景の版画がこれまた、見事
に表現されています。
この一切経には語り伝えられているストリーがあるそうです。もと
もと奥州平泉の中尊寺の経蔵にあったというのです。藤原初代の清衡
(きよひら1056~1128)が中尊寺建立のとき願いがかなうように納めた
もので、豊臣軍の奥州攻めのとき豊臣英次が持ち出して高野山に寄進し
たとされています。
もっとも、現在、中尊寺に15巻、高野山に4296館あるそうですが
「国宝」です。
展示物は多いのですが、これはそのひとつ。
「紺紙金銀字一切経」です。「大丈夫論巻下」とあります。
装飾経というのだそうですが、まず、美しさに注目しました。
紺色に色付けされた料紙に銀色の罫線が引かれていて、その罫と罫の
間に1行17字詰めで、金と銀の文字が行ごとに交互に書写されていて
見るからに惹きこまれる華麗さです。
写真右側には釈迦如来を中央にした説法風景の版画がこれまた、見事
に表現されています。
この一切経には語り伝えられているストリーがあるそうです。もと
もと奥州平泉の中尊寺の経蔵にあったというのです。藤原初代の清衡
(きよひら1056~1128)が中尊寺建立のとき願いがかなうように納めた
もので、豊臣軍の奥州攻めのとき豊臣英次が持ち出して高野山に寄進し
たとされています。
もっとも、現在、中尊寺に15巻、高野山に4296館あるそうですが
「国宝」です。